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242.本から見る自分史の最初は、たくさんの児童書ファンタジー

最近、本について触れることが増えてきました。
読み返している本もあれば、ふと昔読んだ本の一節を思い出してnoteのネタにしてみたり、Twitterでは読書垢をフォローして読書欲が高まったりと、目に入る機会が増えてきました。

これは、記事内にもありますが『ドラゴンラージャ』という小学生から中学生にかけて読んできたファンタジー世界のシリーズものの、とある文章から思いを巡らせて書きました。

小説の話ばかりしますが、最初から文庫本片手にずっと読書に耽っていたわけではありません。

文庫本を読み始めたのは、実は大学二年生の頃です。
『あのとき始まったことのすべて』という、今でも人生で最も好きな小説に出会ってから、僕の文庫本生活が始まりました。

その頃は大学生協の取り組みも相まって、通学時間の片道1時間半の時間でよく読んでいました。

ちなみにそれまで読んできたのは、いわゆる「児童書」という本。
これはどこにも記録には残っていないので、記憶で記していこうと思います。覚えているかなぁ。

すべての始まり『デルトラ・クエスト』

長男には本を読ませようと思っていた、という母親から、ある日急に渡されたのが『デルトラ・クエスト』という一冊の本でした。
児童書好きなら知っている人も多い、結果的に長期にわたりシリーズ化した名作です。

漫画もろくに読んだことのなかった小学三年生ぐらいの頃だったと思います。
当時の僕の個人的な感想では、半分まで全然面白くなかったのですが、半分超えた辺りからめちゃくちゃ面白くなってきて、こんな楽しみがあるんだと衝撃を受けたのを覚えています。

ここから、僕の中で「本を読む」ということは楽しいことだという認識が生まれます。

すべての始まりはこの一冊。
『デルトラ・クエスト』はシリーズ12冊、このあと第二シリーズが3冊、第三シリーズが4冊と長編のストーリーが展開されますが、そんなことなど当然当時は知らず、その後中学生にかけて没頭していました。

ちなみに、それ以降家族で本を常時読んでいるのは僕だけでした。
みんなどうした。

『ダレン・シャン』を皮切りに加速する児童書ブーム

小学生に読みまくったシリーズの中で代表的なのは、『ダレン・シャン』シリーズ。
これも知っている人は多いのではないでしょうか。

ヴァンパイアになった主人公がヴァンパイアの世界に飛び込み奮闘する、世界を代表するダークファンタジーです。
この作者ダレン・シャン氏の続編『デモナータ』シリーズもめちゃくちゃハマりました。

こちらは知っている人は減るかもしれませんが、ダレン・シャンの世界観が好きな人はどストライクだと思います。
ファンタジーの様々な要素がふんだんに詰め込まれた、超絶ダークファンタジーです。

他には前述した『ドラゴンラージャ』や『バーティミアス』、映画化もされていた『ライラの冒険』、『マーリン』『サークル・オブ・マジック』『アルテミス・ファウル』など中学校の図書館の児童書コーナーはほぼ読破した記憶があります。

特に『バーティミアス』は3部作で世界的にも有名で、軽妙な語り口と子ども心をくすぐる設定や展開がめちゃくちゃ面白くて、移動中に分厚い本を持ってよく読み歩きするようになりました。

今思うとよくこんな本を歩きながら読んだり、電車で読んだりしていたものです。
あと親もよくこんな高い本買ってくれたなと思います。感謝。

こうして児童書を読み漁っていた中学生くらいの頃。

高校に入ると、図書館に児童書は置いていなくて、別の選択肢に手を伸ばしていくことになります。

ステファニー・メイヤー著『トワイライト』シリーズ。

映画化したり、文庫本化されたりとその後様々なメディアに露出することになります。

当時高校生の頃に図書館でたまたま見つけて、高校時代最もハマった物語でした。

本の出会いの変遷は、凝縮された自分史のよう

大学生になって、文庫本と出会います。
社会人になって、社会人としての本や営業の本に出会います。

そして、仕事だけでなく、ただ社会人としてだけでもなく、人生観や価値観、生き方を左右するような本を手に取るようになっていきます。

こうした本との出会いの変遷は、まるで僕の人生を凝縮した歴史のようです。

たくさんの本や物語に影響を受けた僕自身が、拙くも物語を紡ぎ始めて、早15年が経ちました。

やがては自分の物語が、自分の言葉や想いが、多くの人の心を動かせるように。

出版に関しては今は電子書籍一冊だけですが、紙でも出したいし、地元の近くでも買えるぐらいになりたい。

それに相応しい人間になるべく、今はじっと力を蓄え、経験を積み、チャレンジして人生ごと変えるタイミングというわけです。

これからも読んだ本と、その影響を受けてこう変化したという自分史が増えていきます。

10年後の自分史はどんなものになっているでしょうか。

本から見る自分史を見てみるのも、その今後に思いを馳せるのも、面白いかもしれませんね。

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