217.「読書マラソン」という大学生協の取り組み
大学生の頃、小説ばかり読んでいました。
大学の本屋にも、授業の合間によく行っていました。
結構、あの空間が好きでした。
同じような大学生しかいなくて、大学生向けの本がずらりと並んでいて、ポップもあって。
広くはないけれど、掘り出し物が見つかるかもしれない。
そういった期待感と、単純に本屋が好きで足を運ぶことが多かったです。
さて、皆さんの大学には「生協」というのはありましたでしょうか?
購買のイメージを持っている人もいるかもしれません。
本屋も、生協が関わっていました。
そして、ふと立ち寄った同志社大学の京田辺キャンパスの本屋で、とあるポップを見つけます。
「読書マラソン」と書かれていました。
在学中に100冊読破を目標に!
大学生協では、読書マラソンという試みを通して読書の数を増やそうという施策が行われていました。
ポップの下には感想を書く小さなカードがあって、200字ぐらいの短い文章が書けるようになっています。
それを書いて、本屋の店員さん(生協の人?)に渡します。
そうすると、それを全国で集計してホームページなどで発信するのです。
読書が加速する興味深い試みだと思い、僕もやってみることにしました。
探したら当時の写真がありました。
残ってたんだ、びっくり。
こんな感じで、読んでは書いて、投稿していました。
別に何になるわけでもないのに、と思いながら続けていましたが、継続していると情報が入ってきます。チャンスが巡ってきます。
年間大賞の応募が始まりました。
年間の読書マラソンコメント大賞に挑戦!
昨年度もあったようですね。
このように、全国の大学生協に加盟している大学、高校からコメントを集めて大賞を決める催しです。
という受賞内容です。
当時大学三年生の頃、第9回の大賞に応募しました。
そして、ナイスランナー賞を受賞しました。
図書カード1,000円分をゲットしました。
当時の総数は、5,871通だったそうです。
金賞銀賞銅賞を除き、そのうちの上位200名がナイスランナー賞。
さらにナイスランナー賞からは、ランダムで3名Webに載っていました。
懐かしい。
人生で一番好きな小説でこの賞を獲れて、Webにも載ったのは嬉しかったです。
ちなみに第10回の大賞でも、同様にナイスランナー賞を受賞しました。
Webには載りませんでしたが、図書カード1,000円分はいただきました。
そのときに感想を書いた小説は、朝井リョウさんの当時の新刊、『星やどりの声』でした。
何を書いたかはもう覚えていませんが、心を込めて、動いた心について書いたと思います。
こうして、文章に書き記す、思いを文字に起こすということは、大学生の頃からいろんな形で取り組んでいたのです。
今noteという形で、小説を執筆する以外に文章を書く機会があってありがたいですね。
日々の経験から感じた思いを、読んだ本で動いた心を、これからも綴り続けます。
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