261.できるかわからない挑戦を、今までも、これからも
先の記事でも書きましたが、よりたくさんの人が共有できる世界を広げるために3,000フォロワーを目標に設定しました。
今372フォロワー(昨日から20フォロワーUP)なので、正直できるかわからないというか、このままの延長線上では届かない目標設定になっています。
できないかもしれないな、という思いが正直もちろんありますが、思い返せば初めての試みでもなんでもなく、今までもできるかわからない挑戦をやってきたなと、改めて振り返るのです。
そんな挑戦の基準について、今一度考えてみようと思います。
中学受験の志望校ができるかわからないレベルの初挑戦
人生で初めての、今の自分の能力を超えた挑戦は中学受験でした。
そもそも受験という世界があることすら、小学五年生の頃は知らなかったのです。
本気で勉強に向き合って、人生で唯一勉強が楽しいと思えた貴重な時期を過ごしました。
毎週日曜日は10時間。
そんな時代の話はこちらに書いています。
志望校への合格率は決して高くはありませんでした。
ただ、同じぐらいのレベルの二校だけ受験して、落ちたら公立の中学校へ行く、という選択を取りました。
その先にどんな生活が待っているか、京都の私立中学へ進学した後のことなんて全くわかりませんし、想像もしていませんでした。
ただ、当時の自分が挑戦できる一番高いレベルの学校へ受験したことは記憶にあります。
合格通知をの封筒を開く瞬間は、今でも覚えています。
人生で一番バットを振る一週間にしようという謎の挑戦
野球での挑戦はいくつかあります。
まず、右打ちから左打ちに変えたこと。
中学の先輩に、お前足の速さ活かせよ、と言われて左打ちに変えました。
監督にもコーチにも、誰にも相談せず勝手に決めた奇行を受け入れてもらって、小学二年生から中学二年生の途中までの右打ち生活は終わり、左打者としての野球人生が始まります。
左打者としての最初の練習試合、全くコツも何もわからないまま振って二塁打になったのは鮮明に蘇ります。あれは今でもなぜ打てたのかは謎です。
そして、高校野球になると付け焼き刃の左打ちでは通用しません。
人生で一番バットを振り込む時期が始まります。
一年生の夏を終え新チームになり、一時期、一週間の素振りの数がベンチに貼り出されていたことがありました。
一つ学年が上のキャプテンの素振り数になんとしても勝ちたくて、僕は同学年の周りの誰よりもバットを振ります。
しかし、そのキャプテンには勝てませんでした。努力とストイックさの化身のような人でした。
ただ、僕はその頃には常に素振り数はチームの二位でした。
高校時代は、結局左打ちの感覚はマスターしきれませんでしたが、誰でもバットを振る数である程度の投手はだいたい打てるようになる確信を手に入れました。
そんな素振りの数にめちゃくちゃこだわっていた頃、毎日平日はだいたい500~800回ぐらいでしたが、年末年始の休みを使ってあることを思いつきます。
「一週間でどれだけバットを振れるだろう?」
バカですよね。
誰も見ていないのに、素振りは一日中休みの年末年始が一番できると思って、自分の中での挑戦を始めました。
当時の最高記録は、一日2,000スイング超えです。
一週間の記録は結局忘れました。
我ながら、人間は一日2,000回もバット振れるんだ、という記憶は残っています。
学生コーチという全く新しい野球への関わりの挑戦
野球を始めて12年目の春。
選手から学生コーチへの転身を打診されたところから、僕の野球人生はいよいよ佳境を迎えます。
選手の頃と学生コーチの頃の話は、この記事に書き記しています。
一度もやったことないノックの練習。
甲子園に出場していた選手たちに向けて練習の手伝いをする。
めちゃくちゃ注目を浴びる試合の、グラウンドの中で52番の背番号を背負って立つ。
緊張します。責任も感じます。
自分にそんな大役が務まるか不安でした。
ただ、その分楽しかった。
新しい自分を、たくさん発見できました。
僕の野球人生の集大成と共に、長年続けている分野でもさらなる挑戦に足を踏み入れた、今までの人生で一番の挑戦です。
人生を大成させるための健全な負荷への挑戦
今ももちろん、できるかわからない挑戦をし続けています。
人生を変えようとすると、求めているものに負荷をかけていきます。
筋肉を肥大化させるには筋肉に負荷をかけるように、時間が欲しければ時間に、お金が欲しければお金に、メンタルを強くしたいならメンタルに、健全かつ大胆な挑戦を仕掛けていくのです。
できるからやる、という選択を取らないようになってきました。
できるからやる、を続けて今の人生があるのです。
もっと変えたい。豊かにできるし、自由になれる。
そのためには、できるかどうかは重要ではなく、やると決めること、決めたらやること、その価値観の方が大切だということを、日々学んできました。
本当はどうなりたいかという人生を思い描いて、リセットもできなければ一度きりしかないのですから、達成するために挑戦を続ける。
世界が、広がります。
できるかわからない挑戦こそが、自分の想像を超える世界へと誘う
今までも、生きてきた世界でそれぞれ挑戦をしてきました。
今は一日2,000スイングもできませんし、10時間も勉強できるかわかりません。
ただ、別の世界で挑戦を続けています。
そして、今できる想像以上の挑戦をまたやっていくのでしょう。
安心安全の人生を送りたいわけではありません。
思いっきり挑戦して、自分の限界を試してみて、まるで綱渡りのような、ただ周りにはたくさんの仲間が支えてくれている、そんな安定しているのか不安定なのかわからないような世界で生きていきたい。
そのための自分への投資だと思って、今はとある基準の挑戦を選択しています。
この挑戦も、将来ちっぽけに感じられるように。
この挑戦が、自分の想像を遥か超えた世界へとつながる扉だと信じて。
できるかわからない挑戦を、今までも、そしてこれからも。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?