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300.僕のビジョン、あなたのビジョン

「ビジョンは?」と聞かれてあなたは即答できますか?

夢や、人生の目的や、目標とは若干ニュアンスの違う「ビジョン」。

ビジョンとは将来の「あるべき」、「ありたい」姿を言葉にしたもの。ビジョンは国家や企業などの将来像を描いたものから、一個人のありたい姿を描いたものまで、様々である。
リクルートマネジメントソリューションズ

将来像という意味合いが日本語として近いでしょうか。

何を達成し、何を成し遂げ、そのときのあなたは「どうありたい」か、そして、「どんな姿」なのか、それをビジョンと呼ぶのであれば、僕はここ数年でそれを少しずつ少しずつ明確にしてきました。

自由という言葉の裏側を探る

自由、という言葉はとても好きな言葉です。

今よりも自由になりたい、という思いは、抽象的であれど誰もが抱く願望の一つではないでしょうか。

僕がビジョンを考え始めたときにまず頭に浮かんだ言葉です。

自由とは何でしょう。
自由になるとは、どんな状態を指すのでしょう。

自由にしたい、ではなく自由になりたい。
自由でありたい。

その状態を考えてみます。

まるで休日のような日々が毎日になれば、それは自由な状態といえるでしょうか?
まあ嬉しいかもしれませんが、理想ではありませんでした。
単に時間があればいい、というわけではないようです。

それは時間が自由というより、やらないといけないことの全てから解放されている状態ですね。

もっと自由な生き方がしたい、とそれを考えたときに思いました。
強制されたことをやり続けるのではなく、自分のやりたい仕事、趣味、挑戦を本気で取り組みたい。

人生で最も充実していた時期はいつ?と聞かれて今まで大学時代だと答えていました。
そのときは決して楽な日々ではなく、何かに一生懸命打ち込んで、全力で生きていました。

時間割も自分で決め、研究と、硬式野球部の活動と、帰ってからのバイトと、趣味で本を読み、書き、アニメを観る。
全部を調整してやりきっていたからあのときは充実していたと言える。

その感覚を社会人でも掴むには、と考えます。

なりたい状態は、「時間が欲しい」というよりは「時間を管理下に置きたい」という状態でした。

それは果たして、雇われの仕事で成り立つでしょうか。
もちろんできなくはない。土日は休みだし、仕事終わりもアニメ観るぐらいはできます。

ただ、最大限ではない。

自由に時間を管理できる状態ではない。

ここで、選択肢を見直します。

働き方を変えよう、と。

クワドラントという区分けがある

世界的に有名な本『金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント』をご存知の方も多いと思います。
世界の発行部数が累計4000万部を突破した『金持ち父さん 貧乏父さん』のシリーズです。

ここに、クワドラントという概念が書かれています。

  • E:Employee(労働者)

  • S:Self employee(自営業者)

  • B:Business owner(ビジネスオーナー)

  • I:Investor(投資家)

この四つに働き方は分けられます。
自分の現在地は「E」のクワドラント。

上記の自由さを求めるのであれば、「B」にまずなってそのあと「I」に移る、という旨の内容が書かれていました。

ビジネスをしたいわけでも、起業がしたいわけでもありません。
一部の天才が成し得ることだと思っていました。

ただ、ビジネスオーナーという世界は知りたい。
そこに自由が存在していることは、本が示しています。そしてそれを生きる人達が示しています。

ということでクワドラントを変える努力をし始めたのが数年前です。
そこから、陽炎のような曖昧すぎたビジョンが徐々に形を帯びてきました。

正解はない。
どのクワドラントでもすごい人はすごいし、学びも生きがいもあると思います。

ここでふと、こうした選択肢が一般的でないのはなぜだろうと思いました。
これだけ本が売れているのに、なぜもっと選択する人が世の中にいないのだろう、と。

一部の天才しか、と僕も思っていたように、自分の話ではない、といつの間にかシャットアウトしているのです。
元々はEクワドラントからBクワドラントに移った人、EからSになった人なんて山ほどいます。
それで人生新たに一変させる人もたくさんいます。

生き方に正解はないですが、その選択肢は自由であっていい、と思いました。

特別な人だけが夢を見られる世界ではないことを、証明したいなと思いました。

自由な生き方の選択肢を提供する

努力は必要です。
人生変えるなら相応の覚悟と行動が必要です。
そのうえで、僕はこう変わってきたよ、と伝えたい。

何を選ぶかは自由ですが、何を選ぶかで人生は創られる。
その選ぶ人生の選択肢を、少しでも広げていきたい。

つい最近までは、転職するというだけで不安視する価値観も蔓延っていました。
しかし今となってはキャリアアップに必須ですし、転職しない人のほうが少ないかもしれません。

それは転職する人が世の中に増えたことと、そうせざるを得ない世の中になってきている証拠、なのかもしれません。

それはクワドラントでいうとEからEへの移動なので、大きくは変わらない可能性もあります。

ただ転職と同じぐらい、クワドラントを選ぶ自由さが世の中の当たり前になればいいなとは思います。

「起業はリスキーだ」という、一昔前の転職とどこか似ている価値観は、やがて変革していくはずです。

その波に乗ずる方法を、世の中に広まった後になって知るのはもったいない。
なぜなら生き方がクワドラントによって全く違うからです。

人生あっという間に終わるのだとしたら。

「悪くない」と「最高」は違うのですから。

その「最高」を叶える選択肢のバリエーションぐらいは、もっと多くてもいいように思います。

理想の社会は、就活で「どこに就職する?」という会社を選ぶ世界から、「どう生きる?」と生き方、働き方を選ぶぐらいの世界にしたい。

起業やビジネスを持つことが当たり前での世界。
大成するかどうかはその人次第ですが、そんなことは会社員でも同じです。

そうして自由な生き方の選択肢が増えた先に、本当はこの人生これを成し遂げたい、こういう人生にしたい、本当はこういう姿でありたい、という人のビジョンを形にすることにつながればいい。

だから、僕がまず形にする。
できるんだということを証明する。

その姿で、人の意識を起業する。

そうして僕の周りに動き出す人が増えれば、きっと今よりも大きなことに挑戦できそうな気がします。

さて、「ビジョンは?」と聞かれてあなたはどう答えるでしょう。

わからなくてもいい。思いつかなくてもいい。

考える。
そして、わからなくても動き出してみる。

家に座っていて急にビジョンは降ってきませんから。

行動の先に、明確にし続けましょう。

僕もまだまだ大きく描き、無限に望み、目標が更新され続ける人生を創ります。

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