ともくんは、平成25年生まれ。障害名はついていません。いわゆるグレーゾーン。普通学級に1年通い、勉強も頑張りました。2年生からは、障害クラスに入り、お母さんもともくんものびのびたのしく生活できるように少しづつなってきました。
いきものが好きで、カマキリを飼ったり、抜け殻を収集したり、遺跡を掘りに行くのが好き。いろんないきものにとても興味があり、調べるのも得意。おともだちからは、いきもの博士と呼ばれることも。
ともくん 20231225「特別な日」
終了後の経過について 親御さんから
写真記録
前回を踏まえた検証と考察
じっくり話しながらともくんと向き合うことができた。
ミイラは、人の手によって、新しい命を宿し、生まれ変わることは伝えられた。
印象記録
ともくんの好きな大振りな花たちで生けた花たちは個性が強いものばかりだったので、当然調和とバランスは難しくなる。
頭に浮かぶ果てしないイメージや想像を、現実にあるもので具現化するとき、空想の世界とリアルな世界のギャップを感じて悩む。
また、想像を現実化する際、想像通りに表現するにはどうしたらよいか考えるときは、自分の器の範疇を超えるチャンスでもある。
悩むことは子供にとってとても大切で、どうするか、を親に聞かずにひとりきりで悩むからこそ、アイデアや創造力が身に付いてゆく。
ともくんはその体験をひとつできたので、このままたまに悩みながらいけてほしい。聞かれたらだけ応え、見守ろう。
悩むということは、直観や感覚だけでなく、感情(好き嫌い)だけでなく、
頭(理性)を使い始めたということなので、
大きな進歩を感じていた。
現場から
誰かにできたね、と言ってもらうというよりは、自分で考え、自分なりにできた。
今までの自分よりも今日の自分はできた、と実感している様子だった。
それが自分に積み重なること以外に、当然自分を信じることはできないので、
自信を自分の力でつけていっている最中と、感じている。このままいってほしいが、続けることは最も難しく、機会でもない限り、人間にコンスタントはほぼないので、見守りながら待つしかないと思う。
素晴らしい成長。
だが、一万人以上花育で見てきて思うことは、成長にきれいな45度のグラフのような右肩上がりは、ない。
次回考察
最初から教えずに、彼が困った様子になるときを待って、
力を養うきっかけを作ってみることにする。
―to be continued