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エッセイ

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平日映画チャレンジをしてみた

平日映画チャレンジをしてみた

先日、学生の頃以来にすごく久しぶりに、平日に映画を見てみた。
遅い時間の上映やレイトショーの存在はもちろん知っていたが、そもそも仕事帰りの状態で映画を見る、という発想がなかったのだ。
私は自他ともに認める出不精なので、用事がなければ常にまっすぐ家に帰るのが基本である。
しかしどうしても先日、「この日まで見ないといけない映画」というのが出てきた。タイトルを記すのは一応控えておくが、週ごとに来場特典が

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私はたぶん、カルピスの本当の美味しさをまだ知らない。

私はたぶん、カルピスの本当の美味しさをまだ知らない。

気温が一気に上がり、暑い日が続いている。こんな暑い日はコーヒーよりジュースだと、仕事から帰宅後、冷蔵庫へ直行し、家族の作った梅シロップをコップに入れて水を注いで氷を浮かべる。自家製梅ジュースだ。
数口ぐびぐびと飲んでみて、美味しいけど少し濃いなと思って、また水を足す。
もう一口。まだ濃い。何度か繰り返すうちに喉の渇きはおさまったが、まだ納得のいく濃度にならない。慎重だった手つきを思い切って、少し水

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人生一周目日記を始めてみます

人生一周目日記を始めてみます

気づけば昨年の10月を最後にnoteがまた停滞していた。
高尚なものを書こうとして、筆が遠のいて、期間が空いた分、それに見合うものをと勝手に自分の中のハードルを上げて、記事を作れずに足掻いていた。
年始から、そんな自分に辟易している。

一時、noteを「後ろ向き日記」と名付けてみたのだが、これがあまり良くなかった。
「後ろ向きでもいいじゃないか」と自分自身のスタイルを肯定しようと思ったのだが、気

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そらジローの観察日記

そらジローの観察日記

2年くらい前から、家にいる時間の都合の関係で、テレビの天気予報のコーナーに出ている着ぐるみそらジローの姿を見ることが多くなった。
私が見始めた2年前くらいから数ヶ月前までは、上半身をゆっくりと傾けて、ゆっくりと手を挙げる。そんなのんびりとした動きが主だった。

これが私の中でのそらジローのファーストインパクトだったので、そらジローはのんびりとしたキャラなのかなぁと思っていた。
夏休みの時期や改編期

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孤独を、感情を自覚する

孤独を、感情を自覚する

7月の後半は、家族ともどもコロナに罹り伏せっていた。
幸い家族も自分も重症化はせず、後遺症じみた倦怠感は残っているもの、無事療養期間は終了した。
療養中、徐々にしっかりした物が食べられるようになり、起きていられる時間が長くなるにつれ、心に猛烈に、ぽっかり穴の空いたような感覚が出てきたことに気づいた。

何かしたい、でも、動く元気はない。
誰かと話したい、でも、部屋の外には出られない。

うっすら自

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好きの力はすごい

好きの力はすごい

「好き」という感情が持つエネルギーはすごいなと思う。

オタクはよく最初の「好き」から派生して、どんどん別の沼にも手を広げていくという現象があるが、昔から思う。
つくづく「好き」の力はすごいと。

私はとあるアニメがきっかけである声優さんのファンになり、中学生の頃からもう20年近く追いかけている。
その声優さんがきっかけで新たな作品を見て、そのうちの一つがきっかけで二次創作に興味を持つようになり、

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生産性という名の呪いについて

生産性という名の呪いについて

少し前まで、「何もしないで過ごす」ということに、私はものすごく罪悪感を抱いていた。
体力に余力があるならば、何かしなければならないと、何か身になるような、為になるような、生産的なことをしなければならないと、そう思っていた。

大好きなゲームでもそうだ。どうせやるならば同じゲームではなく、なるべく新しいものを。
あつ森でもなるべく新しい家具をゲットできるように。それが難しいなら、持っている家具をリメ

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「終わりの気配」というもの

「終わりの気配」というもの

「終わりの気配」に、私は敏感な方だ。

と言うのも、今現在進行形ではまっているアイナナ(アイドリッシュセブン)というコンテンツが、今年で終わりそうな気配があるのだ。
正確には、終わりというか、一つの区切りを迎えるのではないかと考えている。

アイナナの根拠は、いくつかある。

*以下、アイドリッシュセブンのアプリ本編のネタバレが含まれます。
現行ストーリーのネタバレも含むので、まだ読んでいない方、

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この先もきっとずっと、最遊記が好きだろうなと思った昨日と今日

この先もきっとずっと、最遊記が好きだろうなと思った昨日と今日

1月にnoteを再開してから密かに続けてきた週一更新が、ついに先週達成できなかったので悔しい。(体調が最悪だったのと仕事が多忙すぎた)

それはそれとして、ついに最遊記RELOAD ZEROINの放送が終わった。
このご時世によくオアシス編のようなセンシティブな話を放送できたと思うし、ヘイゼル編という原作の中でも大きな比重を占める大事なエピソードを映像化してくれたなぁと思う。
色んな人の努力の結果

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「手の中の永遠」を信じたい

「手の中の永遠」を信じたい

世の中の流れに憤りながらも、何か為すには小さな我が身。
無力さばかりが募るけれど、せめて、手に届く範囲の世界を守れたらと思う。
家族とか、友人とか。
心がささくれ立ってしまうこんな時だからこそ、人とのつながりを大事にしたい。

自分にできることは少ないけれど、今している仕事も世の中に必要なことであるはず。
だからそれを丁寧にすることも、何かのためになると信じて、今は過ごすようにしている。
……偽善

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ポケモンのニックネームを考える①

ポケモンのニックネームを考える①

1月の発売日から、かれこれもうすぐ二ヶ月。例に漏れずアルセウスにハマっている。

ヒスイ地方で乱獲をくり返し続け、そろそろ生態系が心配になるレベルだが、まだまだやりこんでいる。

最近冒険の区切りがついたこともあって、一緒にいるスタメンのポケモンたちのニックネームを考えているが、なかなかこれぞ!というのが思いつかない。

以前は特にこだわりもなく、種族名のままか、ポケスペなどにあやかった名前(ピカ

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今日のゲームBGM・星のカービィwii「雲の夢」

今日のゲームBGM・星のカービィwii「雲の夢」

突然だが、私の好きなゲームの一つは「星のカービィ」シリーズだ。
今月末には、いよいよswitchで最新作「星のカービィディスカバリー」も発売する。

カービィシリーズで特筆すべきことの一つに、良質な「音楽」がある。これはゲーム音楽好きの間では割と有名というか、常識レベルでもあるのだが、このシリーズの音楽はどれもクオリティが高い。

その中でおすすめの曲はもう数え切れないほど、それこそ山ほどあるのだ

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最遊記FESTAに野見山正貴さんが出ると聞いて。

最遊記FESTAに野見山正貴さんが出ると聞いて。

タイトル通り、4月にある最遊記のイベントに野見山さんが出るということで。
まさかこの人選があるとは思わず、心の底から驚いています。

今回のプロジェクト、六芒星館殺人事件もそうだけどとにかく驚くことばかりだ。

現在の主題歌を担当されている仲村宗悟さんらだけでなく、長年最遊記の楽曲に携わっていたこの方を呼ばれることに、イベント運営元の本気を感じる。

野見山正貴さんは幻想魔伝の時代から、最遊記のイ

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オタクの中のマイノリティとして生きること

オタクの中のマイノリティとして生きること

noteを先月から始めて(というか再開して)ちょうど一ヶ月くらいになる。
「好きなものを好きな時に書く」をテーマにしているが、けれどなんというか、暗中模索気味だ。
私は趣味でネットの片隅で小説を書いているのだが、小説の場合は、話を考えた時点で割と完成形というか、答えが見えている状態なので、少しでも近づけようとすることができる。表現に迷いつつも、目指すゴールに迷いはあまりない。

でもこういうエッセ

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