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ギャップイヤーという選択をした私の話:その1

実は1年と2か月ほど、何の肩書きもない人生を歩んできました。

「大学を卒業して、それからどうしているんですか?」
そう聞かれると私は、
「ええとですね、今ギャップイヤーというものを勝手にしていてですね……」と、しどろもどろ、少々長い説明をするのでした。

「ギャップイヤーね!」ってそれで分かってくれる方もいれば、
「つまりニート?」という方もいて、言葉の違い一つでこうもニュアンスが変わるものかと、言葉の奥深さに思いを馳せたりしていました。

実は、もうそろそろギャップイヤーが終わろうとしていて、一区切りつきそうな今、自己紹介も兼ねて、ちょっとまとめてみようかと思っています。

これからの話は、ほんの一個人の体験談をつらつら書くにすぎません。

「ギャップイヤーはこうするべし!」とか「留学サクセスストーリー!」とか、そういうマッチョな話ではないので悪しからず。
(読み手によっては、マッチョ!!って捉えられてしまうかもしれないけれど)

コーヒー片手に、よければお読みくださいませ。

ギャップイヤー、私なりの定義

そもそもギャップイヤーとはなにかというお話ですが、
私は「肩書のない期間」だと思っています。
(これはちょっと受け売りなのだけど、それはまた別のお話......)

大学進学や就職前の猶予期間などと説明されることが多いと思います。
詳しくはグーグル様へお聞きください。

でもきっと、10人いれば10通りの「ギャップイヤー」があって、どれが正解、なんてものではないと思います。

好きなことを突き詰めるのも良し、好きなことを探すも良し、何もしないのも良し。

私という人間について

ここで少しだけ、最近の私の話を。

大学在学中から、私の一つの目標は海外の大学院に進学することでした。
今回のメインテーマではないので、あまり詳しくは書きませんが、日本の外で学ぶことを目指していたのでした。

ただ、二つの選択肢で迷っていました。
それは「大学卒業後すぐに進学」するか、
「一旦就職をしてから進学」を目指すのか、ということ。

どちらも一長一短、そんなこんな悩んでいるうちに、時代はコロナ禍へ、、

そこからは以前noteにも書いた通り、メンタルの不調に陥り、呼吸するので精一杯に…

なので、大学四年生の時の私は、大学院進学どころか、先のことなんて考えることすらできませんでした。

その上現実的にも新型コロナの影響で、先が読めない状況。

大学卒業後は進学就職かしか道がないと思っていた私は、大いに焦りました。

しかし、そのような状況の中で現れた第三の選択肢、
それが「ギャップイヤー」でした。

知っているか、知らないかで、

ギャップイヤーという存在をなぜ、どこで、私は知ったのか。

それは、進路選択が二択しかないと思っていた時に、
知り合いの方が、その娘さんを紹介してくれたからなのでした。

彼女はイギリスの大学院に進学をしていたのですが、
大学卒業後に二年間のギャップイヤーを取りアルバイトをする中で、
さらに勉強したいと思ったから進学をしたと言うのです。

「えっ、そんなゆるくでいいんですか?!」と驚く私に対し、
「いつでもいいんだよ、大学院は逃げないから」と言ってくれたことが、今でも私の心に残っています。

このような人と出会えたことは、この日本という国で
生活をする上で、非常に幸運なことだったと思います。

でも、同時に非常にモヤモヤもします。

ギャップイヤーを選択するにしても、しないにしても、
そもそも知らないことには選択の権利すらない。

以前の私のように焦ったり、無力感に襲われている人がまだまだいるのかもしれない。

noteの端っこで、時たま更新するだけのアカウントに、影響力はあまりないと思うけれど、それでも「こんな選択肢を取っている人がいるんだ」って、
誰かの心が少しでも安心してくれたら、と思います。

次回は実際にギャップイヤーを始めてみて、思ったこと、新しい日常について書いてみようかと思っています。

その2はこちらから



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