【詩のようなもの】なんかごめん
この頃疲れている母
疲れていると言っても
年々歳はとる
疲れて見えるのも当然かもしれない
50歳も過ぎると
元気でも
疲れたという回数も増える
笑い皺も増えた気もするし
髪にも白いものが目立つようになる
元々きれいだと言われた母
未だに自慢の母だけど
数年前の母と比べるとキラキラとした
母の鮮やかさは失われつつある
母もそれを感じている
母はいつも私たちのことを考えてくれ
自分はいつも後回し
母は年をとっても私の大事な母
下を向いてなんか欲しくない
いつも清潔にしていても
おしゃれには興味がない
お母さん
たまにはメイクもして
髪の毛もきれいにして
一緒にでかけようよ
にっこり笑う母
まずは髪の毛をきれいに整える
白髪が目立つ髪の毛を
丁寧にカラーリングする
流行りのアッシュで色は薄ピンク
若返る母の姿が見える
時間を置いて髪の毛を洗う
なぜか
母はお風呂場で叫んでいた
ゆうちゃん
たいへんよ たいへん
お母さん変わっちゃった
母を見ると
パンクな母が完成していた
とんがりすぎな母がそこにいた
ヘドパンしそうな母
あああぁ
若返ったけど
ちょっと想像と違うかも
お母さんじゃないみたい
ゆうちゃん
こ これもいいけど
ずいぶん若い気もする
染め直して出かけたのはいうまでもない
あのままでも若いかもしれないが
たぶん方向性は間違っている
激変で皆がびっくりするのは
容易に想像できた
人間性まで心配される
買う時はしっかり確認しないとだめだ自分
なんかごめん
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