コミヤマ・エジソン

徳島県の阿波市で芸人をやっています。

コミヤマ・エジソン

徳島県の阿波市で芸人をやっています。

最近の記事

#11 価値や評価に取り憑かれても「面白い」が救ってくれる

俺は「面白い」に救われたことが何度もある。 とかくこの世は 「誰かにとって役に立つか」 「誰かの言う通りに動けるか」 が最重要だと思い込んで生きてきた。 特別なスキルがあったり、 良質な人間関係を築くことが出来る人材が 評価され、求められる社会。 (それは世界の一側面に過ぎないよなーと  今は頭でわかっちゃいるけど、  完全に呪いが解けたわけでもない。) そうなってくると、 自分のやりたいことが分かりません、 勉強やる気がありません、 友達が出来ません、みたいな、 こんな

    • #10 今日ぼんやり考えたこと・未来と今について

      友人が大切に育てていた野菜が、 今朝見てみるとしおれていた。 「仕方ないけど、寂しいね」 友人はそう言っていた。 未来など、どうなるか分からない。 野菜も自分の人生も。 自分以外の誰かを幸せにしようなんて、 もっと難しい。 今目の前にあるものは、 明日どうなっているのか分からないのだ。 「そんなこと言ってたってしょうがないだろ」 「先のことを考えて計画的に生きてくんだ」 「成長したい。豊かな人生を送りたい。みんなそうだろ?」 豊かな人生ってなんなんだろう。 学びのない一

      • #9 人見知りだった俺が「他人が好きだ!」と思えた話

        2か月ぶりに書くので今日はさらっと。 今俺は徳島県で、友人と2人暮らしをしている。 元々友人達と妻と、計5人で住む予定だった家から だんだんと人が離れていって、 今はたまたま2人になっている、という訳だ。 (妻は実家でお休み中) (近いうちにまた人数が増える予定) この家で2人暮らしを始めてから、 俺はなんとなく寂しい…みたいな感情を ずっと抱え込んでいた。 こんなに穏やかに 自分のゆとりを大事に暮らしているはずなのに、 モヤモヤした寂しさがずーっとあって、 放っておくと

        • #8 天才より、あなたの友達でありたい

          子供の頃から「自分は天才だ」と信じたかった。 天才でなければ困る、とすら思っていたし、 自分以外の人間すべてを 天才と凡人に分けて見ていた。 「天才か凡人か」という価値観は 呪いのように俺の脳を支配していて、 ここ最近は特に呪いで苦しむ日々が続いていた。 そんな呪いがついさっき、終わりを迎えた。 (たぶん!) うぉんうぉん泣いていたので今すごく眠いのだが、 この気持ちを忘れないうちに記しておく。 1. 天才でなければ心が持たなかった過去 そもそもなぜ俺は、自分を天才だ

        #11 価値や評価に取り憑かれても「面白い」が救ってくれる

          #7 極論、好きな人が喜んでくれれば仕事内容は何でもいいのかもしれない

          現在28歳の俺は、何がしたいか確定しきれないまま 月収5万円でのほほんと暮らしている。 さすがにこのままでいいとも思っていないので やりたい仕事についても考えるのだが、 求人サイトを眺めていてもいまいちピンと来ない。 そこで、今までやってきたお仕事(アルバイト含む)を 楽しかったもの・そうでなかったものに分けてみた。 すると、その差は仕事内容ではなく 好きな人から感謝されたかどうかだと分かったのだ。 人生で一番楽しかったアルバイトは去年の夏。 農家さんのお手伝いで トウモ

          #7 極論、好きな人が喜んでくれれば仕事内容は何でもいいのかもしれない

          #6 エレカシ宮本さんのライブに行って『生きてる人間の凄み』を感じた話

          つい1週間ほど前、 エレファントカシマシの宮本浩次さんが インスタグラムでこんなことを言っていた。 「振替公演のチケットが余っています。  ぜひ来てください、よろしくお願いします!」 それは短い動画だったが、 俺は宮本さんから直接呼びかけられている気がしてドキッとした。 今から5年以上も前、 音楽で食っていくぜ!と東京でもがいていた頃に エレファントカシマシを聞いていた。 結局上手くいかなくて自信を全部失った時、 ちょうど「Easy Go」という曲が出て 何度ボロッボロ

          #6 エレカシ宮本さんのライブに行って『生きてる人間の凄み』を感じた話

          #5 余裕がないと心がうまく動かない

          ※突然ですが、なんかうまいこと書けないので  今回から敬語やめます! 最近、「余裕がない!」と思うことが増えた。 昔っから余裕なんかなかったんだけど、 ようやっと余裕がないことを自覚し始めた。 学生時代も会社員時代も 誰かに言われたやらなきゃいけないことが山盛りで、 それをこなすことで一生懸命だった。 出来ないのは自分のせい、 余裕がないのは自分の能力が劣っているせいだと 心を無視して働いていたように思う。 そうやって培われた真面目?というか 完璧主義的ながんじがらめな

          #5 余裕がないと心がうまく動かない

          #4 なんだかんだ、「勉強しといてよかった」と思った

          自慢じゃないですが、 俺は小・中・高校生までの12年間、 毎日母親から「勉強しなさい」と言われ続けてきました。 俺にとって勉強とは、たぶん多くの人もそうだった通り、 大嫌いなのにやらなくてはいけない、忌むべきものでした。 しかし残念ながら俺には 「勉強以外にやりたいことがある!」と言い張れるものもなければ、 家出する勇気もなかったため、 ブーブー文句を垂れながら勉強するしかありませんでした。 何より嫌だったのは、親に成績表を見られる時でした。 親も先生も絶対に!そんな気は

          #4 なんだかんだ、「勉強しといてよかった」と思った

          #3 「あの店での接客」が苦手だっただけみたい

          昔中古のCDショップでバイトしてた時期がありまして。 2年くらい働いてクビになっちゃったんですよね。 なんでクビになったかっていうと、あまりに接客が向いてなかったから。 レジ打ちも間違えるし、お店が混むとパニックを起こすし、 あらゆる動作が遅い。 「なんでこんなことも出来ないの?」 「もうちょっと頑張れないの?」 社員さんや先輩からいろいろなお言葉を頂き、 辞める頃にはボロッボロになっていました。 それ以来、「自分は接客に向いていない」と自覚し、 なるべく接客以外の仕事を

          #3 「あの店での接客」が苦手だっただけみたい

          #2 何がしたいか分からないけど、あなたの笑顔は見たいんだ!

          「やりたいことを見つけなさい」 尊敬している父親の言葉。 繰り返し繰り返し言われました。 将来の夢や目標、やりたい仕事を見つけなさいと。 それを見つけて真摯に努力し続けることが、 おそらく父にとっての素晴らしい人間像だったのだと思います。 現在、俺28歳。 未だに何の仕事がやりたいのか分かりません!! これには本当に困っていてですね… 子どものころは、 「一生涯これをやり続けてれば人生充実だぜ!」 みたいなものが見つかるとは思えなくて、 「大人になったら自然と見つかるの

          #2 何がしたいか分からないけど、あなたの笑顔は見たいんだ!

          #1 嫌いで仕方がなかった掃除・片付けがちょっと好きになれた話。

          昔っから本当に掃除・片付けが嫌いでした。 出来ることならやりたくない。 おもちゃも本も脱いだ服も、誰かが全部片づけてくれたらいいのに。 そんなことを思っていると母から怒られます。 「どうしてこんなに散らかすの!ほら片付けて!」 掃除にしても片付けにしても、 俺にとってはやらざるを得なくなってから 渋々やるものでした。 結婚後も妻に言われてから、 初めて部屋に掃除機かけ、窓を開けて換気します。 一通り終わった後、妻が俺に言います。 「ほら、気分よくない?」 あのですね… 散

          #1 嫌いで仕方がなかった掃除・片付けがちょっと好きになれた話。

          はるき1年目、始めます。

          はるき1年目を始めます。 私は昔から、「ちゃんとしなきゃ!」と思い込んできた。 学生としても、アルバイト店員としても、会社員としても。 自分に対して「ちゃんとしなきゃダメだよ!」と言い続けてきた。 ちゃんとしていないと、 他人から必要とされないんじゃないかって、怖かったから。 昨年12月に勤めていた会社を辞めて、 初めて肩書のない、ただの「はるき」でずっといる暮らしがスタート。 そこで初めて、 ただの「はるき」としての身の振り方が分からないことに気づいた。 どんな話し方だ

          はるき1年目、始めます。