#2 何がしたいか分からないけど、あなたの笑顔は見たいんだ!

「やりたいことを見つけなさい」

尊敬している父親の言葉。
繰り返し繰り返し言われました。
将来の夢や目標、やりたい仕事を見つけなさいと。
それを見つけて真摯に努力し続けることが、
おそらく父にとっての素晴らしい人間像だったのだと思います。


現在、俺28歳。
未だに何の仕事がやりたいのか分かりません!!

これには本当に困っていてですね…
子どものころは、
「一生涯これをやり続けてれば人生充実だぜ!」
みたいなものが見つかるとは思えなくて、
「大人になったら自然と見つかるのかなあ…」
と考えていました。
しかし大人になってもやりたいことはなく、
SNSで仕事について投稿する同級生たちが
きらきらと輝いて見えてくるばかりです。


しばらく1人で悶々とし続け、
ようやく悩んでも仕方ないと気づいた俺は、
友達に電話することにしました。
「やりたいことがなくて困ってるんだけど…」
「あー、ぶっちゃけ俺もわからん」

…あれ?そうなの?
確認のため、後日別の友人にも聞いてみました。
「やりたい仕事をしているわけじゃないかなー」
なるほど!ありがとう!
別に大人がみんなやりたくてたまらないことを
仕事にしてるわけじゃなかったのか!
これでずいぶんと心が軽くなりました。


「焦ってやりたいことを見つける必要もない」
ことが分かったからこそ、
自分が本当にやりたい仕事をやりたい!
と思えるようになりました。
ノートを開き、自分がやりたい仕事の条件を書き込んでいきます。

・自分がワクワクできる
・目の前で人が喜んでいる姿を見れる
・自分が得意なことを活かせる
・仕事に追われる日もあるけど、
 良い仲間と一緒だし人に貢献できている感もあって楽しい


ペンがすらすらと進みます。
今から自分の未来を自由に選べるんだ!と思うと
ワクワクしてきました。
ただ、書き進めているうちに気づきました。
これ何の仕事だか分かんないな??

条件があまりにふわっとしているし、
俺自身その仕事をしている時の「気分」は想像できても、
自分がその仕事をしている「姿」はぼんやりとしか
イメージできていなかったのです。


妻に相談したところ、
「『喜んでいる姿が見たい』ってところは確かだと思うから、
 人に喜んでもらえることを色々やってみたら?」
と言われました。
それから、
「『人の喜んでいる姿が見たい』って、素敵な望みだね」
と笑ってくれました。
それが本当に嬉しくて、ちょっと泣きそうになりました。

さあ、こっから頑張りますよ!
誰かの笑顔のために!おりゃあーー!

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