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パニック障害とお昼ご飯

私は鬱・パニック障害・広場恐怖・難聴・自律神経失調症・不眠症などを抱えている。

薬がないと、脳がギシギシ鳴るのだ、まるでアルミホイルを丸めて擦り合わせたみたいに。


“逃げ”=“負け”ではない 『後編』⬇️

https://note.com/haru2_6/n/nb946449bfc13


それを患ってから、私は、夕食しか食べられない。

1日1食。

もう10数年以上。

気心の知れた友達の家や、知り合いのお店で隣の席が視界に入らない個室などでは何とか大丈夫だが。



それは、心を病み、拒食症になり、食べ物の匂いを嗅ぐだけで吐き気がする、そのようになってしまった時の名残が10数年経った今でも続いている。


当時、拒食症が落ち着いて食欲が少しずつ戻って来た時。

お腹空いたなぁ

目玉焼きくらい食べておくか

目玉焼きを作る

目玉焼きを目の前に、パニック発作が起きた時の事が蘇る。

“仕事中に発作が出たら、胃にモノを入れておくと吐くのが辛い、空なら胃液だけだ”

そのフラッシュバックのせいで、何度目玉焼きを捨てた事か…


未だに私は、固形物は自宅か私が安全だと思える場、発作が出ても理解してもらえる場、でしか食べられない。

長年その生活だから、お腹が鳴る状態には慣れている。

空腹が私の“いつも通り”だから。


ただ1つ、辛い事がある。

私が昼食を摂らない事に気付いた人との会話。

「お昼ご飯食べないの?」

「うん、いつも食べないから」

「じゃ、朝キッチリ食べる派⁈」

「青汁だけだよ」

「うわぁ、ストイック‼︎すごい‼︎」


ストイックでもなんでもない、私だってお昼ご飯を食べる事を“いつも通り”にしたいんだ。

周りを気にせず、フラッシュバックから逃れ、好きなモノを好きなように食べたいだけなんだ。


そんな日は来るんだろうか…

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