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これは私の夢のはなし

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初めて小説もどきを書いてみました。 主人公のわたしが夢のはなしの中で何かを考えて誰かに会うそんな小説を書いてみたいと思いながら書きました。 #001 ~#010までをまとめてみまし…
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#001

小説 これは私の夢のはなし

小説 これは私の夢のはなし

🐑#008 月と砂漠と見知らぬ占い師「暗い。ここはどこ?」

真っ暗な場所にわたしはいる。
わたしはまた夢の中にいた。

「あら、お客さんかしら。」

声の主のほうを見た。
目の前に四角いテーブルがある。
黒いベールに顔を隠している少し大柄の人がいた。

「あなたは誰?」

わたしは驚いてちょっと大声になる。

「ワタシはこの砂漠の占い師。
ワタシがあなたを占って差し上げましょう。」

見知らね

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小説   これは私の夢のはなし

小説 これは私の夢のはなし

🐑#001「手紙泥棒」「手紙泥棒がでたぞ。」
誰かがそう叫んでいる。
わたしは今夢の中にいる。
何故か図書館の本棚にぐるりと囲まれている。

「また夢でお会いしましたね。」と彼が言う。

彼はいつも夢に出てくる少しハスキーな声の人。
わたしは彼を夢の人と呼んでいる。

「今、手紙泥棒って?」とわたし
「此処で手紙を書くと取られてしまうんです。」と夢の人が言う。
「どうして取られてしまうのでしょう

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