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ハーモニーアダルト文庫

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唐突ですが、「アダルト文庫」です。 平和(たいらなごみ)さんの小説を紹介します。 ハーモニー発のちょっぴり大人のハードボイルドお楽しみください。 どうしてアダルトかって? そりゃ…
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#小説

ハーモニーアダルト文庫『ロングツーリング』

作: 平 和 (たいら なごみ)   五月晴れの夕暮れ。  西の空がオレンジ色に染まってい…

ハーモニーアダルト文庫『文化の日』

作 : 平 和 (たいらなごみ)  9月のある日の事だった。  智の恋人は、まだ高校生。そ…

ハーモニーアダルト文庫『枕営業』

作: 平 和 (たいら なごみ) 「ねぇ、田尾君」 「香川だってば。何」 「あっ。そうだっ…

ハーモニーアダルト文庫『宴』

作:平 和 (たいらなごみ)  ある日、マサシから会社に電話があった。  たまたま俊は留…

ハーモニーアダルト文庫『本命』

作:平 和 (たいら なごみ) 「今年のバレンタインも手作りチョコ?」 「勿論です!」  …

ハーモニーアダルト文庫『芸能部』

作:平 和 (たいら なごみ) 「えっ?!」 「今日付けね。よろよろ」 「ボス! 否っオーナ…

コロ休みアダルト文庫『紅蓮』

作: 平 和 (たいら なごみ) 「美姫が生きていたって本当っ?!」 「ああ」 「軽々に言うな」 「しかし、これはどう見ても。母上に生き写しじゃないかっ!?」 「どれ」 「どれどれ」 「おおっ」 「これわっ」 「母様だわっ」 「クソッ! 日本人がっ!」 「日本に居るのか?!」 「場所が判っていながら何故、迎えに行かないの?!」 「美姫は我々の可愛い末弟だ」 「父上が動かんのなら俺が!」 「待て!」 「何故止める!」 「父上!」 「李家の恐ろしさは、ゆっくりとな」  いつもの

コロ休みアダルト文庫『指輪』

作:平 和 (たいら なごみ) 「涼一! 書斎に来い!」  クレジットカードの明細を見て…

コロ休みアダルト文庫 『紅い翼』

作:平 和 (たいら なごみ)  八尋智(ヤヒロサトシ)は先を急いでいた。お仕事の時でさえ録画し…

コロ休みアダルト文庫『建前』

作:平 和(たいら なごみ) 「美味しかった♡」 「ふん。行くか?」 「はい」  俊が席を…

コロ休みアダルト文庫『仕事人』

作:平 和 (たいら なごみ) 「ふむ。結構、美味しかった。今度たかちゃんを誘おう♡」 …

コロ休みアダルト文庫『好機』

作:平 和 (たいら なごみ)  今朝は匠の運転だった。  と言うのも、昨夜張り切り過ぎ…

コロ休みアダルト文庫『狸と狐』

作:平 和 (たいら なごみ) 「良いの? 婚約発表パーティー終わるなりこんな事して。く…

コロ休みアダルト文庫『狩り』

作:平 和 (たいら なごみ) 「どれにしよう」  交通の便が無茶苦茶悪い田口邸から出社している2人の秘書は、それぞれマイカー通勤。勿論、フルチューンされた特別仕様車で、でも外見は普通乗用車。  その、田口部長の秘書君・林聖(ハヤシタカシ)は、いつもなら地下駐車場に車を止めてまんまで52階の仕事部屋に直行するのだが、何となく気が向いて、自販機で飲み物を買おうと思い立った。  時間は7時30分。部長は重役待遇なので、仕事が多い。残業したくないから早く出社しているのだが、余り関