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24時間テレビ〜ドラマ雑感


勢いに任せてただ感想を綴った文です。自分用に記録した雑感でまとまっていません。

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県立槙尾高校を舞台にした話。生活するだけで精一杯で未来に夢を抱くこともできない「底辺」の世界で生きる子供たちと、その子供たちを内側から支えようとした学校の先生たちとの物語。

最後「よかった」と言える終わり方をしていたけれど、本当は全然そうやって終われる問題じゃない。地域ごとそうだったから、学校の生徒殆どがそうだったから取り組む対象になり得たかも知れないけれど、実際多いか少ないかは別として「困った生徒」というレッテルの影で「困っている生徒」「誰にも相談できずに問題に巻き込まれている生徒」が声を上げることもなく切り捨てられていってるのだと思うから。

先生は学校全体と自分自身が大事。

大人は…親は本当の自分の願いなんてわかっていない。迷惑になるからって死んでくれて喜ぶ子どもなんて、それで本当にスッキリ気分晴れ晴れと生きれる子供なんているわけないのに。自分を責めてしまう子だっているのに。

親の気持ちもわかるからドラマを見ていて複雑だった。子どもを責めているように見えて、本当は自分自身を責めているに違いないから。

お母さん自身も単純に加害者ではなくて助けが必要な人なのに、そこに差し伸べられる手は社会の構造の中には見えない。どこかに相談しようにも切り捨てられるか責められる未来しか思い描けない。きっとドラマの中のお母さんはそうだったろう。

清々しく終わったけれど、深い悲しみとやるせなさが残った。

全ての子どもに、できるなら高校でなくもっと早い段階で温かい眼差しとサポートが届けられたなら。

先生たちが無力感をしばしば感じているシーンがあった。そう思う人たちが集まって、ドラマのように知恵とアイデアを寄せ合えたら、「自分は無力だ」と思っているわたしのような人間でも社会の仕組みとして諦めているたった1人と手を繋げる仕組みができるかも知れない。

そうなって欲しい。そう、したい。

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写真はだいすーけさんからお借りしました。ありがとうございます。雑草ってそう呼ぶのが失礼だといつも思うのですが、その美しい瞬間を切り取って下さっています。

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