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Bravo

「ブラボー!」と人生で何度言ったことがあるか…多分ない(笑)でもそれはブラボーという言葉を使っていないだけで、人生最高ー!は何度かあったなと。

というわけで、今回観た映画は「人生、ブラボー!」だ。

若い頃に行った精子提供により533人の子が誕生し、その中の142人から身元開示の裁判を起こされた42歳独身男性のダヴィッドが主人公で、そんな彼が身元を隠して“実子”たちを訪問していくストーリー。

自分の子どもが533人…まず想像ができない(笑)というか、ダヴィッドとこの子どもたちは果たして親子なのだろうか…それは是非この作品を観て考えてほしい。

そもそも親子とは、単純に血の繋がりだけではないと思っている。小さい頃に親から橋の下で拾ってきたと言われたこともあったが(笑)、もし仮にそうだったとしても私にとって2人はどこまでいってもどうなっても私の親である。

親子である、家族であるということは血の繋がりだけでなく、どういう関係性を作ってこれたかだと思う。なので、家族はこうだと定義することは難しい。

その一方でこの国では夫婦の定義というものがある。一部の例外を除き基本的にはどちらかの姓(名字)に合わせなければ結婚はできない。つまりは、姓が一緒にならなければ法律上の夫婦としては認められないのだ。

※想田和弘さん・柏木規与子さんの裁判のことも合わせて知ってほしい
https://maga9.jp/210512-7/?fbclid=IwAR3ccFv3yX15ALbszvDV8j_zSW2Qd1-BoThgPBTKbJ_2JRgDgzgGSGsKAdA

前段で書いたように“家族”というものを定義することは難しく、それは“夫婦”を定義することの難しさも含んでいるだろう。それならばもう少し法律上の夫婦の幅を広くすることも必要なのではないだろうか。

その一つとして選択的夫婦別姓がある。

結婚と共に同じ姓にしたい人はこれまで通りにしつつ、それぞれの姓のまま結婚したい人も認めるというものだ。

これならこれまで認められてきたものに新しいものも加わるので、夫婦というものの幅は広くなり、多様性を認める社会の実現へと繋がっていくだろう。

この世界には様々な人がいる…これは私が改めて声高に言うことではないのだが、残念ながらまだまだこの国では多様性が受け入れられていないのが現状だ。

是非この作品も含めて映画を観て、多様性を感じ考え日々の言動に活かしていってほしい。

こんな風に自分の考えをnoteに書ける今日もまた…人生ブラボー!

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