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「男らしさ、女らしさ」意識を減らすのに最強なのは学校なのか?

 「男らしさとか、女らしさとかって、無いんだってー」と、ある日突然小1の娘が話してくれました。
 それで思い出したのが、保育園の時、どれだけ男女で色は決まってないよと伝えても、「でも◯◯ちゃんは、女の子はピンクって言ってた!」と言われたこと。
 家庭教育>学校教育>社会通念 なのかなあ〜と思わず思ってしまったので、これまでの経緯をまとめてみました。

子どもの意思が芽生える前

 私自身、自分が子どもの頃から「女の子らしさ」に違和感を感じていたこともあり、子どもが産まれてからなるべく「女の子らしさ」を植え付けないように気を付けていました。

 例えば、本人が「これがいい!」と言い始めるまでの時期は、服の色や模様は多様な色を選んでいたり、おもちゃ選びやアニメなども女の子だからというセレクトをしないようにするなど。

子どもの意思が芽生えてから(3歳頃〜)

 3歳頃から徐々に子ども自身の好みや意思がハッキリしてきました。
 すると……「ピンクがいい!」「リボンがついてるのがいい!」「かわいいやつ!」のリクエストのオンパレード……。
 もちろん好きなキャラクターはプリキュア、プリンセスと、コテコテの「女の子っぽい」好みに、いつの間にか育っていて驚きました。

 好きならわざわざ否定するものでもなしなあ〜としばらく静観していましたが、5歳頃、「女の子はピンクで、男の子は青なんでしょ!」と言い始めました。
 その時は、「へ〜そうなんだ。でも、うちはお父さんピンク好きでピンクのズボン履くじゃん?私は青とか緑が好きだからよく着てるでしょ〜」と伝えたものの、「でも、◯◯ちゃんは、女の子はピンクって言ってた!」と冒頭の答えが返ってきました。

 その後も何度かそういう会話があるたびに、「否定はせず自分の例や他の人の例を見せる」というスタンスで話してましたが、しっくりはきてなさそうな終わり方をしてました。

小学校に入ってから

 年長の頃には、好きな色はピンクから水色、紫へと変遷してきました。いわゆる、ゆめかわ系のパステルカラーです。
 小学校入学にあたって、選んだランドセルの色はこげ茶+紫の縁取り、筆箱は紫、ピアニカは水色、縄跳びも水色でした。

 すると、入学早々、「ピアニカ、男子が、なんで女子なのに青なの?って言ってくる……水色なのに……」ということが……。
 その時は、「そっか水色が好きなのに、それは男の子の色って言われて悲しかったんだねえ」と能動的な聞き方をしつつ、本人はいまいち納得できないまま消化不良で終わってしまいました。

今回のできごと

 今回は、学校の授業で、Eテレの「u&i」のこちらを見たようでした。

 どうやらとても刺さったようで、帰宅してから詳しく話をしてくれました。

 その中で、結論として、「男らしさとか、女らしさとかって、無いんだってー」と腑落ちしたようでした。
 うーん、家庭でどれだけ話しても、「学校で先生が言うこと」の方が強いのかな〜と少ししょんぼりしつつも、それだけ影響の大きい学校教育でしっかりと話してくれることで、今の子ども達からその次の世代へと移るときにはそう言った意識が減っていくといいなあと思いました。

 この話題が出たついでに、「お母さんが子どもの時は、出席番号は男子が先だったんだよ」とか、「男子は”くん”、女子は”さん”だったよ(うちの子の学校は全員苗字+"さん" 」とか、「昔はランドセルの色は選べなかったんだよ」といった変化も話し、この数十年でも着々と変わってはきてるんだよなあ〜としみじみ。

 今回は主に「色」にまつわるジェンダーの話でしたが、子どもの成長に合わせて性別役割分業意識の話など、微力ながらもまずは家庭の中で実践&話していきたいなあ〜と思っています。

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