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ありがちな経営者の悩みや相談事の共通点




エグゼクティブの方達と複数話をしていく中で

面白い事に似通った悩みや共通点を抱く事は少なくありません。


というよりも、わたし自身自分会社を明け渡すまで事業を営んでいた為、苦悩に感しても他人事には思える事の方が少ない。


これは会社の規模、従業員の規模問わず似通ってくるケースが後を経たずその根本には「人間性」

という普遍の問題があります。


どれだけ経営者として卓越していても人は人です。肩書きが増えたり変わる前に1人の人間なのです。


では、そういったエグゼクティブという肩書きを持つ人間に共通する事の多い悩みとは何でしょうか?



悩み①対等に話が出来る人間がいない



一つ目は当たり前といいますか本当によくある悩みです。


エグゼクティブとは言わば社会的な立ち位置が上になる存在です。

故に意思決定から責任まで全て自分に降りそそぎます。選択した事に対する結果から社員や提携先との関係性まで全て自分にのしかかってくるのです。

社員や従業員からは経営層として下手に出られ、プライベートや家庭内では話も合わずそもそも理解すらされない

故に、対等に話せる人間がいなく寂しい。欲している。一緒に考えて欲しい考えたいフラットな他人の意見を聞き入れたい

という方は珍しい話ではありません。

歳を取ると叱ってくれる方は少なくなるとはよくいった話ですが

自分を叱責してくれる方と指摘してくれる方も居ない場合が殆どなので

何が正しくて何が悪いか分からないのです。

読んでいて、歳を重ねている方ほどうんうん。と頭を縦に振っているのではないでしょうか。


自分を対等に見てくれる。1人の人間として聞き入れ意見を述べてくれる「存在」がいる事は

お金をいくら払おうが決して解決出来ない満足がしにくい問題でもあるのです。


だからこそ性的娯楽や飲食といった一時の快楽に身を委ねる経営者は本当に多いです。

ですがそこでいくら大金を払おうが満たされず

振り返った時に虚しさが残ったまま、だらだらと時間だけが過ぎ去っていきます。


悩み②経営が向いてない


これはエグゼクティブ以外の読み手の皆さんにとってはかなり驚く内容ではないでしょうか。


経営が出来ない或いは下手だと悩むエグゼクティブは本当に多いです。

しかし、中々そんな話は聴いたことないですよね?

当然です。男性はただでさえ自分の弱身を見せようとしない傾向性にある為どれだけ仲が良い隣人や家庭にあっても言いにくい悩みなのです。


...その割に、自分の弱身を受け入れて欲しい。受け止めて欲しい。という非常に矛盾した感情も持ち合わせているのが男性。というより男性の恋愛感情とでも言うべきでしょう。


女性の経営層は全く話が異なるのですけどね。

とまぁ恋愛カウンセラーの様な話はまた別の機会に話すとして


会社とは事業とは株式会社とは当たり前ですが

根源的に、会社と株主に利益を追求する事が1番の目的です。


そしてその為に人心掌握やコミュニケーション、経営指南等あるゆるタスクが必要不可欠な訳ですが

学生時代どれだけ勉学に勤しんだとしても偏差値が高かろうが

「会社の経営の仕方」は学ぶ事は出来ません。

経済学をいくら専攻しようがあくまでも知識止まりであり「知恵」ではない。


だからこそ事、経営においても学問の偏差値と同様に経営リテラシー、経営手腕という名の「偏差値」が求められるのです。

これに関しては自己の人間性や価値観が非常に色濃く左右されます。

話を少し横に広げますがわたし自身経営していた頃から日本人のマーケティング能力の低さについては非常に懐疑的でした。

とりわけ地方に行けば行くほどマーケティング能力の乏しさが後を経たずその様なエグゼクティブが指揮する会社が無数に蔓延っています。


マーケティング能力と経営力は半ば相関関係にあるといえます。

何故ならばその両者共に「人を見る目がなければ他者の目線に沿えなければ成立しないから」


だからこそ経営層ほどこのスキルを求められるが自分自身が養っていないので分からない

経営が出来ないい=辛い苦しい

になるのですね。


マーケティング能力も経営力も「人を活かす」為のものでありそれらは後天的に養う事は容易です。

ただ、こう言った話を対等な立場で出来る方が居ないから悩みが打ち明けられないからいつまでも燻ったまま歳だけを重ねていく。


自分自身の人間性と真摯に向き合い、長所と短所を自覚し何が足りないのかを理解する事で


経営に対する向き合い方そのものが変わり、

業績や会社の気概が見違える様に変貌を遂げるのです。(遂げてきたのです)







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