頼み事を聞いてもらう「ドア・イン・ザ・フェイス」とは?
仕事の依頼やデートの誘いなど、自分の頼みを相手に聞いてほしいことがよくあると思います。
しかし、相手にも都合や考えがあり、受け入れてもらえるかどうかはわかりませんよね。
そこで今回は、自分の頼みを相手に引き受けてもらいやすくなる方法を紹介します。
今回紹介するのは、ドア・イン・ザ・フェイスという方法を紹介します。
この名前は、営業マンが断られることを前提にとりあえずドアから顔を覗かせることから来ています。
ドア・イン・ザ・フェイスは、誰でも簡単に使えます。その方法は、
①断られそうなハードルの高い要求をする→相手は断る
②最初よりもハードルを下げた、本来の要求をする
以上です。
「それだけ?」って思うかもしれませんが、それだけです。
①では、自分の本来の要求よりも少しハードルの高い要求をします。
当然相手は断ったり、しぶる素振りをみせますが、それでいいのです。
ここで相手は、断ったことに少なからず罪悪感を覚えます。
次に、最初よりもハードルを下げた要求(これが本来の要求)をします。
すると、相手は初めのハードルの高い要求との対比で、本来の要求のハードルが下がってみえます。
また、相手が条件を譲ってくれたんだから自分も相手に何かをしなければという心理が働きます。
そして極めつけは、一度断ってしまったという罪悪感です。
こうして、相手にこちらの頼みを聞き入れてもらいやすくなるのです。
例えば、相手に1週間後までに書類を完成させてほしい場合は、
「この書類を明日までに仕上げてくれませんか」
とお願いします。
「ちょっと明日までは...」と言われたら、
「では1週間後まででどうでしょうか」といった感じです。
注意すべき点としては、最初の要求で相手を不快にさせないことです。
相手の気持ちや気持ちを無視した無理難題を押し付けることは、相手に不快感や警戒感を与えます。自分の本来の予定より少し高いぐらいの要求をしてください。もしこれでOKをもらえたらラッキーぐらいで行きましょう。
また、ハードルが高い要求をした後にすぐ次の要求をすることです。これをしないと、罪悪感が薄れてしまい効果がありません。
最後に、あまり使いすぎないことです。何度もこの方法を使っていると、相手が断ることに慣れてしまいます。
「この人の頼みは断ってもいい」という印象を持たれてしまいますので、手当たり次第に使うのはやめましょう。
いかがでしたか?ぜひ使ってみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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