晴光

不妊で悩み、病気の恐怖で悩む日々です。自分の胸の内を吐き出す場にさせてもらっています。…

晴光

不妊で悩み、病気の恐怖で悩む日々です。自分の胸の内を吐き出す場にさせてもらっています。 更新ゆったりですが、読んでくれる人の暇つぶしにでもなれば幸いです。

最近の記事

胸中穏やかでない

こんにちは晴光です。夏の暑さとオリンピックに気持ちが持っていかれて中々話の続きを書く気分になれませんでした・・・毎日記事を書いている人ってすごいです。 前回は離婚を切り出したが、結局奥さんと一緒にいたいという気持ちが溢れてしまった話を記事にしました。今回はその後の話です。 結論から言うと現在僕たちは離婚しておらず、表面上は良好な関係であるといえます。周りからは「仲良しだねー」なんて言われるほどです。ただ僕の胸中は穏やかではありません・・・ 2回目のプロポーズから1か月ほ

    • 2回目のプロポーズ

      こんにちは晴光です。冴えない天気が続きますね。天気が悪いと洗濯物が溜まってしまってちょっと困ります。でも外に行かない分、家の掃除や読書が捗るので、悪いことばかりでもないですね。 前回は離婚を切り出した時の話を記事にしました。話をする時、多くを語らず奥さんのことを思って身を引く硬派な男(笑)のイメージで話始めたのですが、結局ボロボロ泣いてしまい、全然硬派な感じになりませんでした。 ↓↓↓↓↓前回の話↓↓↓↓↓ 今回はその話の続きです。 奥さんとの別れが現実に起こり得ると

      • わからない

        こんにちは!晴光です。梅雨入りして湿った感じがなんとなく憂鬱な気持ちになりますね。コロナ禍でうつになってしまう人が約2倍に増えたそうです。梅雨が拍車をかけなければいいのですが・・ 前回は奥さんがAIDを受けたくない理由について書きました。理由を聞いた後僕は離婚という選択肢を意識しました。今回は離婚の話を切り出した時の話です。 ↓↓↓↓↓前回の話↓↓↓↓↓ AIDを受けたくないという話を聞いてから1週間ほどたち、いつものように二人で散歩している時、奥さんに離婚の話を切り出

        • キラキラしていた頃

          まだ僕が無精子症と分かる前に奥さんとよく近所を散歩しました。散歩の時には道に咲いてる花がきれいだとか、空気が変わったとか通りすぎた犬がかわいいとか他愛のない話ばかり。時々子どもの話も話題になりました。 二人の子どもが生まれたら、髪の毛の色は僕に似たほうが良いね。目の形は奥さんの方が良いよ。頭は奥さんの方が良いからそっちに似てほしいな。運動神経はどちらも悪くはないな。子どもの名前はどうしよう・・・ 男の子でも女の子でもきっとすごいかわいい子になると思っていたし、そんな話を二

        胸中穏やかでない

          結局自分のことばかり

          こんにちは晴光です。前回書いたときからかなり間があいてしまいました。書くモチベーションを保つのって難しいですね。 前回はAIDを受けるために必要なことについてを記事にしました。いざAIDの実施になる時に病院と手続きの行き違いになり、奥さんは僕にAIDを受けたくないと伝えてきました。今回は奥さんがAIDを受けたくない理由についての話になります。 ↓↓↓↓↓前回の話↓↓↓↓↓ 奥さんがAIDを受けたくないと僕に伝えてくれた後、話を聞きました。 まずなぜこのタイミングでAI

          結局自分のことばかり

          一回きりの通院とどんでん返し

          こんにちは晴光です。GWに入りましたがコロナ禍のせいで出かけていいのか悪いのか分からず今一つテンションがあがりません。でも朝ゆっくり過ごせるのはうれしいです。前回はAIDを受けるために、手術のキャンセルをしたり、紹介状を書いてもらったりした話を書きました。 今回はAIDを受ける病院での出来事を記事にしました。結果この病院には一度しか行かなかったのですが、AIDを実施している病院は数少なくなっているので今後も続けて欲しいです。 AIDを受けるために必要なこと僕たちが紹介され

          一回きりの通院とどんでん返し

          怒る先生と受け入れる先生

          こんにちは晴光です。今の季節暖かくなったと思ったら寒くなって天気も心もそわそわしますね。前回はAID(非配偶者間人工授精)について書きました。子どもにAIDのことを告知することも子どもに告知しないことも覚悟がいるとことだと思います。結局のところ何が正解かわからないのですが、僕は大好きな奥さんと一緒に考えて信頼し合える家族を作りたいなと思います。 今回はAIDを受けるにあたり、予定していた手術を中止した時の話です。病院も大変ですが、対応一つで気持ちが救われることもあるなぁと思

          怒る先生と受け入れる先生

          AID(非配偶者間人工授精)について

          こんにちは!晴光です。この前散歩にいったら桜が満開でした。青空と桜の薄いピンクのコントラストってきれいですよね。春って新しい何かが始まる気がしてワクワクします。こういう感覚って四季がある国ならではなんですかね。 前回は僕の精子は使わないという決断をした話を記事にしました。今回は決断をした後僕たち夫婦の不妊問題をどう解決していくかを話し合った時の話です。 ↓↓前回の記事↓↓ 3つの道子どもと自分との血のつながりをあきらめたあとの選択肢として3つの候補がでました。①AID(

          AID(非配偶者間人工授精)について

          僕の精子は使わないという決断

          こんにちは!春になり妙にテンションが上がってきた晴光です。苦しい状況ではありますが、気分が良いときは素直に良いと思った方が自分のためだと思う今日この頃です。前回は僕の母が若年性アルツハイマーで亡くなったということを父から聞き、僕は子どもと自分の血の繫がりをあきらめたことを書きました。読み返してみると最後の方で「そんなこんなであきらめることにした。」でかなり無理やり終わらせてしまっていたので、もう少し心境を書くことにしました。 今回から常体ではなく敬体で文章を書こうと思います

          僕の精子は使わないという決断

          母さんが亡くなった原因を知ったら、不妊治療以外にも悩みが増えた②

          こんにちは晴光です。前回は僕が若年性の認知症になるかもしれないということが分かった時のことを記事にしました。今回はその話を受けて色々考えた話です。 若年性の認知症は65歳以下で発症する認知症のことで、初めはちょっとした物忘れから始まり、だんだん日常生活に支障をきたし、最終的には死に至る病気だ。何年か前の「大恋愛」というドラマの奥さんがなっていた病気である。 父親に母の死因が若年性の認知症であると聞いたあと思い出したのだが、僕の母は何人か兄妹がいて母以外にも若年性の認知症で

          母さんが亡くなった原因を知ったら、不妊治療以外にも悩みが増えた②

          母さんが亡くなった原因を知ったら、不妊治療以外にも悩みが増えた①

          こんにちは晴光です。前回は不妊治療のセミナーに行き、顕微授精という治療法があることを知った話を記事にしました。今回はセミナー後に気になっていたことを確かめたら、自分の人生観が変わる新たな問題が出たときの話です。 母さんが亡くなった原因不妊治療のセミナー中に引っかかった「もし自分の子どもが無精子症を引き継いでしまったらどうしよう」という不安は帰宅後にも消えなかった。子どもは健康に悩みなく育って欲しい。ましてや自分と同じ苦労は味わって欲しくない。でも必ずしも無精子症を引き継ぐわ

          母さんが亡くなった原因を知ったら、不妊治療以外にも悩みが増えた①

          通院と顕微授精について

          こんにちは!晴光です!前回は僕が閉塞性無精子症だということが分かり、TESE(※精巣内精子採取術の略称)を受けようと決めた時話を記事にしました。今回はTESEのために通院したこと不妊治療のセミナーに行った時の話です。 泌尿器科への通院TESEは精巣を開いて精巣内を探す手術なので外科手術に分類される。奥さんが通っているのはあくまでもレディースクリニックなので上記の手術を行う設備はない。そこで僕は先生に紹介状を書いてもらい、TESEができる病院に通うことになった。 新しく通う

          通院と顕微授精について

          検査の結果非閉塞性無精子症だと分かった

          こんにちは晴光です。前回は初めて僕がクリニックに通院した時の話を記事にしました。 今回はその後の結果です。僕の無精子症は非閉塞性無精子症という種類のものです。無精子症患者の80%がこの非閉塞性無精子症ということなのですが、じゃあこの非閉塞性無精子症だと一体何なんだということが今回の記事のテーマです。 検査の結果前回の通院から2週間後、血液検査の結果がでた。ほとんどの項目で異常は無かったが、FSH(卵胞刺激ホルモン)の値が高かった。精子が正常に作られていないと、精子を作るた

          検査の結果非閉塞性無精子症だと分かった

          無精子症患者として初めて通院した

          こんにちは晴光です。前回は無精子症が発覚した時の話を書きました。今回はその後無精子症患者として通院した時の話です。 3月3日衝撃的で眠れない夜だったが、朝日が昇ってきたくらいに少し眠気がやってきた。1時間ほど仮眠をとり、仕事に行った。最悪な気分での仕事だったが、幸い大きなミスはなかった。 どんな風に仕事をこなしたのかは覚えていないが、この日はちょうど3月3日。ひな祭りだった。職場の人たちが自分の家のひな祭りの話をしているのがすごく嫌で泣きそうになったのを覚えている。 僕

          無精子症患者として初めて通院した

          無精子症が発覚した(後編)

          こんにちは晴光です。前回は精液検査の結果、僕が無精子症だということが発覚した話でした。 今回は無精子症が発覚した日の出来事(後編)です。この日の夜は人生で一番長く辛い夜でした。暗い内容の話ですが、暇つぶしに読んでいただいたり、僕のような経験をされた方の気持ちを考えるときの参考にしたりなどこの記事が何かしらの役にたってくれれば幸いです。 動転のち、検索精子数が0というあまりにショッキングな事実に頭と心がパニックになり、10分ほどオタオタした後、めまいを起こしてソファーに倒れ

          無精子症が発覚した(後編)

          無精子症が発覚した(前編)

          こんにちは晴光です。前回は僕たち夫婦が不妊治療を始めた時の話でした。 奥さんはストレスを感じながらもクリニックで通院し、様々な検査を進めていきました。徐々に奥さんには問題がないことが分かってきて、私の方も検査してみようという流れになりました。 この検査で僕の精巣には精子が無いこといわゆる無精子症が発覚します。今回はそんな日の話です。無精子症の発覚は自分の人生の中でも一番衝撃的な出来事で、この日を境に僕の人生観が変わった人生の岐路的な出来事です。 無精子症についてはネット

          無精子症が発覚した(前編)