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「痩せたい」や「食べたい」気持ちを諦めなくても、摂食障害は克服できますか?

みなさん、こんばんは。今日は、「痩せたい」や「食べたい」という気持ちを持ち続けても、摂食障害を克服できるのか、みたいなことについて書きたいと思います。

みなさんは、

摂食障害を克服する、っていうことは、「痩せたい」願望は諦めなければならない。

あるいは、

「食べたい」気持ちが収まってこなければ、摂食障害は克服できない。

というようなことを思っているかもしれません。

確かに、極端な「痩せ」・・・例えば、身長164センチで体重39キロ(以前の最痩せ時の私)の維持、とか。

過食嘔吐の時に食べる量や、食べてるもの(甘い物、揚げ物オンリー)を、「普通の」食事とする、とか。

そのようなことを続けながら、摂食障害を克服する、って・・・

それってまさしく「摂食障害」なので、さすがにそれはないとは思いますが。

かといって、「痩せたい」を全面的に諦めることはない、と思いますし、「食べたい」だって、叶えられると思っています。

ここからは、私の経験上の話になりますが・・・

1 「痩せたい」気持ち

今の私は、以前のように「昨日より痩せたい」とは思っていませんし、そう思う必要性も感じていません。

ですが、いずれ「健康的に痩せる」みたいな情報も発信できたら・・・という思いがあり、自分の体重などを把握するため、2か月半前に体重計を買って、毎日測っています。(それまでは、もう何年も、年1回の健康診断の時しか、測ってなかった)

すると・・・1日で1キロくらい増えたり、減ったりしてるんですね!知らなかった。でも、基本53キロ前後であれば、二十歳のころとそう変わっていないので、全然許容範囲です。

ただ、1つ気になるのは「体脂肪率」。完全自己流ですが、一応毎日腕立てとスクワットをやっている割には、ちょっと高めかなぁ・・・

ですので、「痩せたい」って言えないかもしれませんが、体脂肪率はもう少し、下げたいなぁ、と毎日思っています。

理想は、体重が1~2キロ下がって、体脂肪率がもう数%下がる、ですかね。この「気持ち」自体は、決して諦めていません。じゃないと、「健康的に痩せる」情報にならないので。

ただ、以前のような「必死さ」というは、「悲壮感」みたいなものは全くありません。

なので、「痩せたい」のハードルが下がった、というか「程度」の問題であり、かつ「インターバル」が延びた・・・要するに、以前のように「1日完結」思考ではなく、「そのうち」だったり、「情報発信するまでに」のように、自分の中で「期限の延長」が可能になった、ということだと思います。

だって、もしかしたら、自分にとって生命維持のための(おそらく)最低値である39キロを、日々の誤差すら完全に無視して、毎日更新なんて、今考えると、はっきり言って無理がありすぎです。だからこそ身体も持たず、精神の破綻をきたし、挙句の果ては自殺未遂・・・となってしまったのだと思います。

ですから、「痩せたい」気持ちを完全に捨て去る必要はありません。痩せたくたって、摂食障害の克服に向かうことは可能だと思います。ただし、極端な「痩せ」願望については、じっくりと向き合って、見つめ直す必要はあるかもしれません。その先に、ハードルが下がったり、「インターバル」が延びたり、ということがあるのです。

2 「食べたい」気持ち

今の私は、特別食べたい物は特にありませんが、「食べる量」で言ったら「食べたい」気持ちは割とあります。

それから、摂取カロリーで言ったら「脂質」を積極的に摂るようになったので、結構高いと思います。

『脂質』を摂取するようにしてみた ⇩

なので、「食べたい」気持ちもありますし、実際食べてます。

そして、今となってはごくたまにですが、無性に食べたくなる時もあります。そんな時は、大抵夜遅く、家族がみんな寝てしまってから、バナナチップスを延々と食べたりしてます。ただ、吐くことはせず、「もういいか・・・」ってとこでやめて、歯を磨いて寝ます。

「そんな日もあるよなぁ・・・そんな日もあってもいいよなぁ・・・そんな日があってもいいし、そんな日が、今の私には必要なんだ」って、思うようにしています。

ですから、以前の過食嘔吐並みの食べっぷりではありませんが、「食べたい」気持ちが収まっている訳ではないと思います。

ただ、嘔吐が前提の食べ方はしなくなった、ということです。それは、「食べる」ことを、コミュニケーションツールとして考えた時に、「人と食事をするために、吐かずに食べたい」と思ったことがきっかけではありますが、

『・・・普通に、食べたい・・・』 ⇩

「食べる」ことを諦めている訳ではありません。「食べたい」気持ちは、持ち合わせています。ただ、吐かずに食べるには、どうしたらいいのか・・・ということについては、時間をかけて、試行錯誤を繰り返して、いろいろと考えました。

「食べたい」時は、摂食障害と縁のない人でも、普通にあります。ただ、吐かない前提で食べている、ということです。

「吐くこと前提」と、「吐かない前提」。ここには、決定的な違いがあります。だからこそ、自分として、そのこととどう向き合うか。

あるいは、3回に1回は「吐くこと前提」という選択肢も、当然あります。「吐かない」と決めたら、「一生吐かない」って訳ではありませんから。

前にも記事に書いたかもしれませんが、人間はそんな「割り切れる」生き物ではありません。自動販売機のように、同じインプット(ボタン)に対して、常に同じアウトプット(商品)が出るとは限らないのです。そういう、「あいまいさ」と、常に隣り合わせで生きている、ということを、頭の片隅に留めていただけると、ほんの少しでも「がんじがらめ」状態から一歩引いて考える余裕が生まれると思います。


今日もありがとうございました。

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