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摂食障害の長い長いトンネルを抜けて~元摂食障害当事者からのメッセージ~361


「友達が

私もね、自分の出来ないところとか、気にならない訳じゃないし、むしろ気になって仕方がないの。でもね、気にしたって出来ないものは出来ないし……そんな時は、こう考えることにしてるの。『どんだけ自分が出来る人間だと思ってるの!どんだけ自分に期待してるの!そんなに期待したって、私はどこにでもいる「普通の」「普通にもなれない」人間なんだから仕方がないよ。出来た時に「出来たじゃん!」って褒めてあげよう』って。そう思って、悔しい思いをやり過ごすことにしてるの。


って言ったんです。私、今まで『自分に期待してる』なんて考えたこともなかったから、その言葉がすごく心に沁みた、っていうか、ハッとさせられたんです」

なるほど。出来ない自分を責めたり、落ち込んだり、自分にイライラすることを『自分に期待してる』とか『自分が出来る人間だと思っている』という言葉で表現されたのですね。そう言われると『そんなことないんだけど……』ということになってきますしね。

「そうなんです!何かそう言われちゃうと、自分が何でも出来る人間だと思っていたり、心のどこかで、そんな過剰な『思い込み』があったのかも、って気にもなったんですよね」

そうですね。同じ状態だとしても言い方や考え方によっては別の捉え方が出来るかもしれませんね。

「本当にそうなんです!友達も、先生と同じようなことを言っていたんです。例えばこんなことも言っていました」

私ね、物事って、全て『考え方次第』なんじゃないかなぁ……って思うんだよね。出来る出来ないもそうだけど、人と比べてどうのこうのとか、あの人は何で○○なんだろうとか、自分の中で納得出来ないこととか、腑に落ちないこととかって、誰でもあると思うの。でもね、考え方を変えてみたり、物事の『見方』を変えてみたりすることで『まあ仕方がないか』とか『そういうこともあるよね』って思えたりすることも結構あると思うんだ。物事の『結果』とか『他人』を変えることって、すぐには出来ないし、すごくエネルギーを必要とするから、そうじゃなくて『捉え方』っていうか『解釈』みたいなものを変えることで、あんまりそのことに執着しないで、さぁ~と流しちゃう、みたいな?

『考え方次第』ですか。


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