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摂食障害の長い長いトンネルを抜けて~元摂食障害当事者からのメッセージ~373


「人と比べるから出来ないことや足りないことばかりが気になって、余計に自分が『全然ダメ』に思えてきちゃうのかもしれませんね。先生のおっしゃるように、摂食障害が酷かった時に比べればお店でパフェを食べることが出来たり、この前みたいに人と会って一緒に食べることが出来るようになったんですものね。それだけでも自分の中では凄いことだし、一つ一つの積み重ねが大切なのですよね。諦めないで続けていれば、いつかきっとなりたい自分に近づいていきますよね」

おっしゃる通りです。今出来ることを一つ一つ積み重ねる。諦めないで続ける。それが大切なことで、それが全てで、おそらくそれしかないと思いますよ。

「そうですね。それが大切なことで、それが全てで、おそらくそれしかないのかもしれませんね」

摂食障害は、ある意味では自分自身との戦いといいますか、孤独で、誰にも相談出来ずに一人で悩み、苦しむことが多い病気です。しかし、いやだからこそ『人との繋がり』が大切で、ターニングポイントにもなり得るのです。あなたは、この2週間で妹さんやお友達に会って、話をしたり同じものを食べたりすることでいろいろなことを考えたり、たくさんのことに気付かれたりしたと思います。その中で話された会話、というか『言葉』の数々はあなたの心に深く刻み込まれたのではないでしょうか。ですから、今日もかなり細かいところまで会話を再現されていたのだと思います。私だけではなく、妹さんやお友達、あるいは摂食障害のことを余り良く知らない人とも繋がることで、いろいろな考え方や価値観に触れることが出来ます。これからは、出来ればそういう機会をほんの少しずつでも増やしていくこともお考えになってはいかがでしょうか。

「そうですね。妹とは何回か会っていますけれど、友達とは摂食障害が酷くなってからは初めて会ったので、これからはもう少し連絡を取ってみようと思います」


今日もありがとうございます。

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