見出し画像

自信が持てない自分から秒で抜け出して明るく生きるには? 頑張らなくても意外と死なないからざっくり生きてこ [ カマたく ]

「日本人は自己肯定感が低い」とよく言われますよね。本屋にもセルフコンパッション(自己受容)や、子どもの自己肯定感を高める......などの本がよく並んでいます。「まず自分に自信をつけて、子どもも自分を好きになるような教育をしなくちゃいけない...」ともがいている人も多いのではないでしょうか。

この本は、オカマバーの店長によるエッセイ。ブラック企業での会社員での経験もある彼は、壮絶な経歴をものともせず、ポジティブとかそういう次元を突破して、独自の哲学を展開してくれています。

例えば、メンタルについて彼の持論は以下の通り(原文ママ)。

1."世の中には、ジャマな概念がいっぱいある。特にいらねぇなと思うのは「自分に自信がある」「メンタルが強い」「自己肯定感」あたりね。自分に自信が「ある」「ない」なんて考えたこともない。自分が強いとか弱いとか、知らない。"

"そんな概念捨てちまえ。無駄に悩むだけよ"と一蹴。ごちゃごちゃ悩んでいたのが馬鹿らしくなるくらい、スカッとしません?笑

2."好かれたいなら嫌われる人になること。嫌われたくないと思ってたらあんまり好かれないまま人生を終える。いてもいなくてもいいのよ、そんな人。"

また、なにか新しいことをしようとしたりすると、他人からの評価をどうしても気にしてしまう...という悩みを持つ人にも、このようにバッサリ。

"ちなみにあなたを「嫌い」って判断する人、「好き」の2倍くらいいると思っといたほうがいいわ。"とも。こんな誰からも好かれそうな人が発信しているんだから、吹っ切れますよね。

3."やみくもに頑張るのは効率が悪すぎるから自分の強みで戦える場所に行く。私の強みは「オカマ」と「風俗」。"

中1で父親に売春を強要されて以来、16年間ゲイ風俗で働き続けた自身の経験も、ネガティブやトラウマとして捉えるのでなく、強みに変えてしまっています。

”だって終わったじゃん。何年も引きずったら、クソ親のせいで何年も無駄な時間を過ごすわけでしょ。時間もったいな!”と。

Twitterもやられていて、短い動画を頻繁に更新してくれているので、そちらもぜひ見てみてくださいね。

ゲイバーで悩み相談をよく受けているからか、「もっと稼ぐにはどうしたら良いか」みたいな前向きな質問よりも「いじめられている」「無職で恥ずかしい」「ホストに貢いでしまう」など、親近感のある例が多くて楽しいですよ。

頑張らなくても意外と死なないからざっくり生きてこ [ カマたく ]

Amazon

https://amzn.to/39TBmgf

楽天

https://a.r10.to/hVLCQJ


この記事が参加している募集

#買ってよかったもの

58,972件

サポートいただけると嬉しいです。皆さんが元気になるような文章を書くための活動費に充当いたします。