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【梅雨の養生】胃腸にやさしく!鶏肉の薬味おろしポン酢

◎おすすめレシピあります!

今年の関西の梅雨入りは例年に比べて1ヵ月程早く始まりましたが、今は中休み(?)で、しばらくすると2回目の梅雨が来るとか。梅雨入りは早くなっても、梅雨明けはほとんど同じ時期になるとのこと。今年は長い梅雨になりそうですね。

梅雨の時期は、ジメジメのせいで体がだるい、食欲がわかない、むくみがち、気分ものらない、ということはありませんか?

それは「湿邪」のせいかもしれません。
湿邪とは、東洋医学で体に害をもたらす湿気のことです。体内に余分な水がたまってしまつって、不調がおこりやすくなってしまいます。

そんな梅雨の時期の食養生をまとめたいと思います。

梅雨のからだ

梅雨は雨がよく降るので、もちろん湿度も高くなります。その影響で体が重だるくなったり、胃腸に不調が出たり、水分代謝がわるくなったりしやすい時期なのです。

この時期には、薬膳でいう「脾」をいたわる食材がおすすめです。

「脾」とは消化吸収をつかさどるとされています。ざっくり胃腸のことだと考えるといいかなと思います。「脾(胃腸)」では、気(エネルギー)や血を造りだす役割があると同時に、水分代謝も行っています。

「脾(胃腸)」は湿気を嫌うと言われていて、梅雨で湿気が多くなると胃腸が弱ってしまうためにさまざまな不調が出てしまうのです。

つまり!この時期は胃腸に優しく、気の巡りを良くしてくれる食材がおすすめです。

おすすめ食材① 胃腸の働きを促すもの

胃腸を温めて、元気にしてくれる食材がおすすめです。

うるち米、もち米、豆類、いも類、きのこ類、鶏肉、魚、なつめ
など


おすすめ食材② 利尿作用のある食材

溜まっている水分の排出を助けてくれる食材がおすすめです。

ハトムギ、小豆、大豆、黒豆、冬瓜、とうもろこし、鱧、あさり、昆布
など


おすすめ食材③ 香りのある食材

香りのある食材には、気の巡りを良くして食欲を増進させたり、余分な水分を取りのぞく働きがあるものが多いのでおすすめです。

しょうが、ねぎ、大葉、三つ葉、みょうが、香菜、ジャスミン
など


控えたい食材

からだを冷やす冷たい食べ物や、生もの、甘いものはできるだけ控えた方がいいです。
蒸し暑くなって、ついついアイスクリームが食べたくなったり、ジュースを飲みたくなったりしますが、避けた方が胃腸の負担は少なくなります。


梅雨のおすすめレシピ 
~鶏肉の薬味おろしポン酢~

消化が良くてエネルギーを補ってくれる鶏肉を揚げ焼きにして、胃腸の調子を高める大根おろしとポン酢でさっぱりと。香りのある青じそやみょうがと一緒に摂ることで、水の巡りも良くしてくれます。


《材料》 2人分
鶏もも肉 1枚
みょうが 1個
大葉 2枚

大根おろし 適量
ぽん酢 お好みで

しょうゆ、酒 各大さじ1
片栗粉 適量

揚げ油 お鍋に1cmぐらい


《作り方》
①鶏肉を半分に切り、酒・醤油を揉みこみ、下味をつける。

②①に片栗粉をしっかりとまぶす。

③フライパンで両面きつね色になるように②を皮目から揚げ焼きにする。

④揚げ焼きしている間に、青じそとみょうがを細切りにし、大根おろしを準備する。

⑤鶏肉に中までしっかり火が通ったら、油をきり、食べやすい大きさにカットする。

⑥お皿に鶏肉を盛り付け、大根おろし、大葉、みょうがをのせ、お好みでぽん酢をかけてお召し上がりください。

今回のレシピは揚げ焼きにしてるので、そこまで胃腸にやさしくないかもしれませんが…
そこはあまり深く考えず!
是非いつもの食卓に+αおすすめ食材を取り入れてみてくださいね。

少しの工夫で梅雨もHappyに乗りきりましょう!
あなたの作るごはんで家族もHappyに♡

みんなが笑顔で過ごせますように。


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