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短歌。詩。読書日記。

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短歌創作。好きな詩人や歌人、読んだ本のことなど。
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2022年5月の記事一覧

もう5月だけど②梶井基次郎「櫻の樹の下には」

もう5月だけど②梶井基次郎「櫻の樹の下には」

こんにちは。暑い!
夏か、夏なのか。いや、まだ初夏にもなっていない5月のはず。
まだまだ毛布は健在です(朝寒い・・・)

さて桜シリーズ。前回は坂口安吾「桜の森の満開の下」のことを書きました。

今回は、梶井基次郎「櫻の樹の下には」です。

「桜の樹の下には屍体が埋まっている!」という衝撃的な言葉で始まる短編です。

物騒やな!と思いつつなんだかカッコイイなぁなんて。

読み始めると、男の妄想で気

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もう5月だけど①坂口安吾「桜の森の満開の下」

もう5月だけど①坂口安吾「桜の森の満開の下」

こんにちは。
気づけばもう5月・・・

4月は忙しかったので桜を愛でていません(*T^T)

ということで、4月書きたかったけど書けなかったことを書きます!(3回書く言うた笑)

私の好きな、桜小説。それは・・・

坂口安吾「桜の森の満開の下」

梶井基次郎「櫻の樹の下には」

小泉八雲「乳母ざくら」「十六ざくら」

です。どれも昔の小説です。
大正~昭和初期あたりの文学が好きなのです。多少時代は

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まだ人ね見てられニャいわいつの日か猫になるんだメタモルフォーゼ

まだ人ね見てられニャいわいつの日か猫になるんだメタモルフォーゼ

短歌。猫と暮らしている時、本気で猫が羨ましく猫になりたかった。
私がドッタンバッタン足掻いていると猫は心配そうに、でもたぶん半ば呆れて、見守っていてくれた。

猫、に限らずとも
動物は目の前のことだけを見ている。
それがとっても眩しい。