Liko

鑑賞の記録。アートの記録。音楽の記録。踊りの記録。 何だこれは・・・!?という感じの作…

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鑑賞の記録。アートの記録。音楽の記録。踊りの記録。 何だこれは・・・!?という感じの作品にもっともっと出会いたい。

最近の記事

夢がかなった日

村上JAM vol.3 熱く優しいフュージョンナイト昨日は全然実感わかなかったけど、 今日「あ~本当に夢がかなったんだああああぁぁぁ……」と、 時間がたつにつれて実感してきた!!! 大学の時、サークルで一人半頁くらいに、自分のプロフィールを書いた冊子が作られていたけれど、その中の「人生で一度はかなえたいこと」欄があって、わたしは「好きな作家に会う」とか書いてた笑笑。ほかの人は「結婚」とか書いてて、うん、普通こういうこと書くよな…私の夢現実的じゃないな…と思ったけど、まさかの

    • ちいさな死神くんとあの木の上のお星さま

      6/21(☀️夏至☀️)19:00- 調布市せんがわ劇場 二つの悲しみを観た気がした。 ひとつは死神くんのいつも独りぼっちで悲しい。ということ。 もうひとつは娘がいったん死んだように見えたときの、ママの悲しみ。 もう、この絵本を読んだとき、号泣だった。 死後の世界なのに、死神くんがエルスヴィースと出会って、「こんなに『生きている』ってきもちになったのは はじめて」だった。というところが、とくに。仕事があっても独りぼっちじゃリアルが感じられないよねぇ、、、。死神くんはヲタ

      • 「かがみよかがみ」に書いたエッセイについて

        18歳〜29歳の女性が投稿するエッセイサイト「かがみよかがみ」に、ダンスについてのエッセイを書くことができて、良かったです。書くのは3回目です(一度目は違うペンネームでした)。 なぜか良かったかというと、 特に何の専門家でもないわたしにとってダンスとは(と語るのもおこがましいですが💦)、現在のところ、 女性的なものの象徴であるのかなと思っているからです。 こないだ恩田陸さんの最新長編バレエ小説『Spring』を読みました。主人公の萬 春は、男のダンサーであり振付家で、

        • https://www.amazon.co.jp/-/en/Marco-Merenda/dp/B07DGS33WY/ref=sr_1_1?crid=1CH71FOPO 永久保存版だ! かっこよすぎる。「ボレロ」に「椿姫」etc作品豪華すぎる。 コケティッシュな中に伸びやかなシンメトリーのポーズ、感情表現 そして屋外劇場最高!

        夢がかなった日

        • ちいさな死神くんとあの木の上のお星さま

        • 「かがみよかがみ」に書いたエッセイについて

        • https://www.amazon.co.jp/-/en/Marco-Merenda/dp/B07DGS33WY/ref=sr_1_1?crid=1CH71FOPO 永久保存版だ! かっこよすぎる。「ボレロ」に「椿姫」etc作品豪華すぎる。 コケティッシュな中に伸びやかなシンメトリーのポーズ、感情表現 そして屋外劇場最高!

          ここは退屈だから迎えにきてと思うと同時に東京ドリームは初めから無い自分はならばアメリカンドリームがあるかもしれないが夢を叶える前に地方での生活を経た後で東京でやらなきゃいけないことがあると気がついたのであった。 と島々。

          ここは退屈だから迎えにきてと思うと同時に東京ドリームは初めから無い自分はならばアメリカンドリームがあるかもしれないが夢を叶える前に地方での生活を経た後で東京でやらなきゃいけないことがあると気がついたのであった。 と島々。

          ガザの美容室・その他

           昨日は朝から『ガザの美容室』を観て、昼間に『ジョン・レノン 失われた週末』観た。以前、アマプラでジョン・レノンとオノ・ヨーコの別のドキュメンタリーを観たけど、同じ期間が描かれているはずなのにジョン・レノンの過ごし方が全然違う気がした。どっちが真相なんだろう。  そのあと、「黒いミルク」というインスタレーション作品を観た。作品を間近で観れて没入感があった。自分がこの黒いミルクに覆われた不穏な世界で踊り続けているということを体感した。そんな世界で自分にできることはまず『ガザの美

          ガザの美容室・その他

          アフリカから茶の都・静岡へ

          ふじのくに⇆せかい演劇祭2024 「マミ・ワタと大きな瓢箪」  アフリカ、伝統舞踊、バレエ、そしてコンテンポラリー・ダンス……  5月5日・こどもの日に静岡県コンベンションアーツセンター(グランシップ)の交流ホールで上演された「マミ・ワタと大きな瓢箪」は、たった40分間で根本的な、踊ることの楽しさ(というとなんだか体育の時間の「この授業の目標」みたいな感じになってしまう気がするけど)と、言語を学ぶという以前の異文化交流を魅せてくれた。  演出・振付・出演は2010年から

          アフリカから茶の都・静岡へ

          小説のちから

          川端康成の『女であること』読んだ。 女の美しさ さかえの男の子みたいな美しさ、死刑囚の父を持つ妙子の陰のある美しさ、さかえと光一のダンスホールでの描写の美しさ、妙子と有田の恋愛の美しさ、妙子と千代子の友情の美しさ、市子と佐山、市子と清野の関係、さかえの母・音子の中年を過ぎた女性の美しさ… 前半は特に、女の多様な美しさが、巧みな文章と物語展開でとてもこまやかに表現されていて、ひとつひとつじっくり読んだ…。読むの時間がかかった。 映像では表現しにくい繊細な美しさが描写されて

          小説のちから

          わたしはまだプラスティック・ラヴ から卒業できそうにない

          ~令和の20代女のPlastic Loveに関する個人的思い出~  アルバム「VARIETY」40周年おめでとうございます。  このなかの、「プラスティック・ラヴ」は、少なくとも40回以上は聴いていると思う。  私が最初にこの曲を知ったのは、Wechatでだった。大学生だった2018年の冬、北海道で一か月アルバイトしたときに、中国の南寧出身の、日本語を勉強していた同い年の女の子と仲良くなり、休日は洞爺湖などに遊びに行った。その子が中国に帰るときにWechatで連絡先を交換

          わたしはまだプラスティック・ラヴ から卒業できそうにない

          言葉の裏、制度と制度とのはざまで

           映画版の「ある男」観た。音楽がけっこうゾクっとして怖さがあった。  『マチネの終わりに』を読んだときは"過去は変えられる"という平野啓一郎の書いていることがなんとなくわかった気で実際よくわかっていなかったと気づいた(まあ難しいことは置いといて、この小説は結構好きです!)。  「ある男」では、なるほどそういうことか?と自分流に理解した。窪田正孝が演じる"谷口大祐"が実は過去に2度名前を変えていて、なぜ変えたのかは自分の育ちという過去を変えたかったから、かもと思ったから。

          言葉の裏、制度と制度とのはざまで

          記録と記憶

          「ジャワ舞踊からジャワ舞踊へ」3月10日@名古屋西念寺 の感想 ジャワ舞踊を初めて踊ってみました。 わたしは昔から物事が長続きしない人で、 今回もなぜ突然ジャワ舞踊なのか、そして、長く続ける気はあるのか というのは自分でもよくわからないのですが、 ひとまず、とにかく、というかいま現在、わたしはコンテンポラリー・ダンスに伝統舞踊(とくにガムランをはじめとする南洋音楽)に福祉という領域に興味を持っていて(基本的にいろんなジャンルを分けたくはないのですが…。あと、わたしの昔か

          記録と記憶

          最近読んだ小説 ・『月と六ペンス』   生まれた場所ではない世界のどこかに、自分の居場所があるのかもしれないと思って旅をしてみたいと思った。 ・『変身』 ドキュメンタリー映画の「へんしんっ!」を観た後、そういえば小説の方読んだことなかったので読んでみた。

          最近読んだ小説 ・『月と六ペンス』   生まれた場所ではない世界のどこかに、自分の居場所があるのかもしれないと思って旅をしてみたいと思った。 ・『変身』 ドキュメンタリー映画の「へんしんっ!」を観た後、そういえば小説の方読んだことなかったので読んでみた。

          「Story of My Wife」 ヤバい… 映像綺麗✨ レア・セドゥやっぱりステキ! ヤコブ、リジーに翻弄されすぎな気がした。 夫婦って不思議だ…

          「Story of My Wife」 ヤバい… 映像綺麗✨ レア・セドゥやっぱりステキ! ヤコブ、リジーに翻弄されすぎな気がした。 夫婦って不思議だ…

          YPAM2023フリンジ参加企画『かきあげざれば、時。』

          12/3(日)13:30~ @横浜・黄金町 八番館   初めて観るタイプの作品だった。  公演前に戯曲を購入して読んだ。たけしまちという架空の街を舞台に群像劇のようにいろいろな人が日々の生活を送る一部分を描いている。    2名の出演者のうちの飯塚大周さんは、柿の木とその柿の木が生えた土地(資産)、そして柿の実は誰のものかという言い争いを書いたという。  また、作品そのものの創作プロセスと権利について文章で説明してもらった。  戯曲を俳優が書くことで、作品を俳優が「資産

          YPAM2023フリンジ参加企画『かきあげざれば、時。』

          「ねじまき鳥クロニクル」でもう一つ思ったこと! 「鳥」なのに上に上がらず井戸の底(下)にもぐってる!

          「ねじまき鳥クロニクル」でもう一つ思ったこと! 「鳥」なのに上に上がらず井戸の底(下)にもぐってる!

          世界のねじを巻きに来た・・・・・・・ねじまき鳥クロニクル

          綿谷ノボルと岡田クミコの血縁のつながりと、 岡田トオルとクミコ、そしてあらゆる時代の水のつながり 原作を読んだとき(2,3回は読んでる)には、加納姉妹の姉の加納マルタが水で有名なマルタ島で修行をし、”水”に関する超能力的な力を持っているという小説の中の事実のみ考えていた。 物語が展開するキーパーソンが何人かいる。その一人加納マルタは、 赤い服に赤いビニールの帽子をかぶっていながら、 水の超能力者である。 今回舞台で実際の加納マルタを観たことで、水(青)と血縁(赤)の対比が見

          世界のねじを巻きに来た・・・・・・・ねじまき鳥クロニクル