お伽噺に哲学を。
小説『ダンス・ダンス・ダンス』でヤギのメイが、
ほ・ん・ら・い・なら"普通"に生きられるはずだったのに、
官能的雪かきになったのはお伽噺を信じていたからかもしれないという。
ロマンス?
その、「お伽噺」が中心だったクラシック・バレエに哲学を持ち込んだという(漫画『舞姫 テレプシコーラ』で知った)、
モーリス・ベジャールの『ボレロ』を
(ラヴェルの音楽「ボレロ」で踊る作品)
私が本格的に観たのは、2015年12月31日の大晦日カウントダウンで、
テレビ越しにシルヴィ・ギエムが踊っているのを観たことでした。
さっきYouTubeで観返したけど、やっぱかっこいい~~!
え?バレエ?と思っている、バレエというとお伽噺のイメージしかないと思っている人が見たらどう思うのか気になる。
とか言いながら生の舞台で『ボレロ』を未だ見てないので、観なくちゃ!と思っています。
フィクションの話だけど、メイが官能的雪かきになったことで、
変な男に殺されて死んでいったのが、惜しい。
ダンスはお伽噺にとどまらないよ!
ロマンスのあともダンスは続けられるよ!
と俄かダンスにはまっている私は伝えたい。少なくともギエムのボレロは観てほしかったです。
映画『ボレロ 永遠の旋律』を観ました。
映画『ボレロ 永遠の旋律』公式サイト (gaga.ne.jp)
ピアノの音がほんとにきれいだった!ピアノのコンサートに行きたくなった。あとモガのファッション好き。劇場もきれいだった。舞台装飾に絵画があって、ヨーロッパ!って感じだった。
私がこの映画に興味を持ったのは、もちろんボレロの曲が好きだから劇場で上質な音で聴きたかったというのもあるけど、
上に書いたように、ヨーロッパで生まれたクラシック・バレエのお伽噺に
哲学を持ち込んだのは、またもやヨーロッパ人のベジャールという感じで、「すべてはなぜ、ヨーロッパで起こるのか」というような文化的土壌が気になったことがありました。でもこれは、この映画を観ただけではわかりようがない…と思いました、まあそうだよね~
そういえば大学1年のとき、哲学の授業あったけど、確かにハンナ・アーレントの主張みたいなの聞いた気がする(頭には入ってません!)。
もろ、ヨーロッパ。
日本やアジアにも、「哲学」とは呼んでいなくてもそういう言葉にできない何か「哲学のようなもの」があるのかもしれない。言葉にしない何かというようなの、日本にはたくさんありそう。なんだろう、あわい?
知識が追い付かない!あたまよくなりたい!
9/21のジャワ舞踊とコンタクト・インプロヴィゼーションWSとパフォーマンスと哲学トーク、楽しみになってきました!!
映画の感想とはずいぶんかけ離れてしまった(笑)。
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