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ミヒァエル・エンデ作のモモが好きです。 昔々、夏になると島暮らしをしていました。 島の…

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ミヒァエル・エンデ作のモモが好きです。 昔々、夏になると島暮らしをしていました。 島の思い出をときどき描きながら、過去と今がつながる感覚を書いていきます。

最近の記事

ブラフマムフルタ。

目覚まし時計をせずに眠り 6時前に目が覚めた。 日はもう 出ていたが、覚醒の満足感。 鳥の声と朝のにおい。 少し急いで外へ出た。 携帯は持たずに いつもと違う道をとおり遊水地の公園へ 向かう。 日曜日 まだしんとしていて 窓の開いていない住宅街をとおる。 どこかでいびきが聞こえる。 鳥の声 ハエの音 電車 ひゅうひゅうという小さな風。 クモの糸から垂れ下がった花びら。 朝露に濡れた葉。 紫 白 茶色 ピンクのグラデーション。 桜はもう散って 葉っぱだけなのに 見上

    • ラサーヤナ。

      質のよいからだと質のよい知力の その先になにが欲しいのか 変わりゆくものを真実だと思っていると 幸せはこない せっかく人間に生まれたのだから。 そんな問いかけに思いをめぐらせながら 過ごした1週間 現実は立ち止まることができなくて いちにち、めいいっぱいの時間をつかって 仕事に励んでいた。 そして休日には眠りすぎるほどに からだが重くて息ができない。 リセットしたい。 夕方にお風呂にはいって 頭から脚までオイルをさらさらと塗って ゆっくりつかって本を読む お風

      • いちにちの終わり。

        家に帰ってまず カットしたオレンジを立ったままかぶりつく。 茶粥を炊き あおのりと明太子を混ぜた卵焼きをつくり きざんだ新玉ねぎと浮島ひじきを混ぜて 塩とオリーブオイルを少々かけて いただきます。 昨日つくった仙草ゼリー。 台湾には行ったことがあるけれど はじめて食べるからどんなものか。 箱には、仙草アイスミルクティーと焼仙草 がおすすめの食べ方 って書いてあるけれど 今日はあたたかいものが食べたくて 仙草ホットミルクティー豆乳編 にしてみました。 とろんととけて

        • 茶粥の話。

          茶粥が食べたくなった。 私の祖父の家は、山口県の周防大島にありました。 毎年、夏休みのほぼ1か月、大島で過ごしました。 朝は家の前でラジオ体操、お墓まいり、般若心経を祖父と一緒に唱え、 そのあと茶粥を食べる。 川の水位で海の高さを判断して 水着に着替えて走って海まで行く。 帰ってきたら外の洗い場で砂を落としみんなでお風呂に入る。 お風呂は薪焚きだった。 そんな暮らしを懐かしく思い、いただいた茶粥のもと(ほうじ茶らしい) で、さつまいもを入れて、炊いてみました。 茶粥は

        ブラフマムフルタ。

          うごきだす。

          今気になっていること ずっと気になっていたこと けれど、辞められないこと。 誰かに問いかけてもらって 気づいて うごきだす。 辞めたいこと のことはいつまでも考えずに 今興味のあることにまっしぐらの方が 失敗したとて幸せで わくわくする。 同じ不安を感じるのであれば 何かを目指して感じる不安のほうが 希望を感じる。 だから 次にやりたいことに向かって 一歩動き出した。 すると ちょっとさがしただけで 情報が入ってきた。 矢印が決まると急速にうごきだす。 小さい一

          うごきだす。

          前向きエネルギー

          つまずきが取れてくると 少しずつ気になっていたことが 進みだす。 興味あるものへ 躊躇なく手をつけはじめて 体験していく自分 知っていく自分を たのしみに待つ。 停滞時間が長かったから そのことに戸惑う。 悩むのは好きではないのに 悩みがなくなってしまうと 次を探してしまう。 物足りない? まだまだ違う? 前向きなエネルギーが いろんな場所へ アンテナを張り始めて 動き出す音とともに 自分をさがしながら しなやかに 流れるように生きていけたら 喜ぶかも知れない。

          前向きエネルギー

          春の不機嫌。

          明日欲しいものが届いても 今日がこんなに晴れていても こころが置き去りになっているようで 元気がない。 新年度の準備 断捨離 毎日の感謝 まだまだし足りないのか おやすみが足りないのか 不機嫌なこころに戻ってしまう。 お花を買ってみようか コーヒー飲んでみようか 友だちとたわむれてみようか。 新しい場所にいくひと達が 輝いてみえて 駅のホームの 「立ち止まらずにお進みください」 という表示に こころがチクッとする。 植物はどんどん水をほしがり ぐんぐん伸びてゆ

          春の不機嫌。

          風邪デトックス。

          かぜひいて 喉が痛くて 鼻水ずるずるずる。 先週の北風に やられた。 アーユルヴェーダを試してみよう。 以前コロナのあと なんともいえない 喉の違和感や鼻水は ターメリックと塩湯うがいで とてもすっきりした。 かぜ は アーマの蓄積。 そういえば最近 仕事の話が忙しかった。 おなかがすいていないのに 食べなきゃと思って 食べていたものは パンとかクッキーとか 覚えていないくらい お粗末でした。 春の人事異動や 辞めたい人のお話聞いて ちょっとやけ食いしてた

          風邪デトックス。

          そこに在る。

          ヒヤシンスが咲いた! 球根のときは 花の色はひみつだったけれど だんだんと 白が見えて 朝起きたら なんとも言えない 品のある香りがした。 真っ白でぷりぷりした 花がたくさん開いている。 うれしいことに もうひとり隣に隠れていた。 私は鉢植えの花を育てるのが苦手で すぐにだめにしてしまう。 お水をあげすぎてしまうのか あげるタイミングを間違えてしまうのか。 その点、水耕栽培は簡単で 去年もきれいに咲いて しばらく楽しむことができた。 小学生の頃 母が学校に持

          そこに在る。

          代わりに得たもの。

          起きたら11時をすぎていて、 美容室の予約時間に間に合わない。 「PERFECT DAYS」を観に行こうと思ったらちょっとしたトラブルで また 間に合わない。 そんな昨日。 なにもせずぶらぶらして家に帰り 先週買った、 「角野栄子 水平線の向こう」 という文藝別冊を手に取った。 「魔女の宅急便」をジブリ映画で何度も観たことはあったけれど 表紙の水色と角野栄子さんの 笑顔に惹かれて なんとなく購入しておいたものだった。 ぱらぱらと見ていたら、 ドキュメンタリー映画

          代わりに得たもの。

          朝のリレー。

          雪の日をすぎて 空気が春っぽくなってきた。 今日は鳥の声が朝から聴こえて 緑色の木々のイメージがわいた。 小学校で音読した 「朝のリレー」を思い出す。 平和であたたかな地球とか 世界のつながりを 願うような詩だ。 小学校の宿題だったか 私は国語の本を音読するのが好きで 良く母に聴いてもらっていた。 くまのこウーフ ごんぎつね がまくんとかえるくんの 「お手紙」 声に出して読むと ことばの優しさが伝わる。 今もときどき音読してみると 作者が何を伝えたいのか 考えられ

          朝のリレー。

          欠けててもいい。

          去年買ったヒヤシンスは赤紫色の花を 咲かせた。 今年は何色になるかまだわからない球根を育ててみることにした。 じっくりじっくり選んだら どうぞよろしくと言ってくれた この方に。 今週は愛用していたお弁当箱のふたの ロックの部分が欠けてしまった。 軽くて色が好みで毎日お世話に なっていた。 代わりに同じものを購入したくて 見に行ったけれど もう売り切れていた。 昔だったらすぐに他を探して 買っていたけれど。 お気に入りが見つかるまで お弁当箱バンドをして 使い続け

          欠けててもいい。

          父と写真。

          なかなか整理しきれていない写真を 父と見ながら 「これって何処だっけ」 「誰だっけ」 ってしばらく楽しんだ。 父が結婚前から大切にしていたスピーカーを私といとこが破壊してしまったこと うちにはレコードプレーヤーがあって 漫画日本昔ばなしのレコードがあった?こと 山登りのときに父が私を肩ぐるまして 頂上まで行くのが とても大変だった話とか 社長がキャンプ好きで 一緒に良く行っていたとか これまで、こんな話は あまりしてこなかった。 当たり前だけど、父は、 私の生ま

          父と写真。

          満月のギー。

          1月26日は、今年3ばんめに小さい満月だったそうだ。 その日は、急にひとりになりたくなって逃げるように職場を出て帰った。 私は満月と新月にギーをつくる。 このタイミングがいちばん良くて、 量もちょうど無くなる頃。 ギーをつくりながら、バターが溶ける においと、くつくつ言う音が 気持ちをやわらげてくれた。 ベランダに出たら空気が冷たくて澄んでいるからか、群青色の空に月がくっきり見えている。 職場が自分にあってないなと感じた。 昔見た丸い月で覚えているのは、 縄文杉の上

          満月のギー。

          雨があがって、青空がみえた。

          雨があがって、青空が見えた。 今週は、感謝のジャーナリングをはじめて2週間目。 自分がみているものさしを変えたら、確かに幸せだと思える。 自分に自信がついてくる。まわりに与えたくなる。 嫌いだと思っていた人も、嫌いなところとありがたいと思えるところがあるんだと気付くことができる。 すごい! これをくりかえしたら、幸せなのかも知れない。 脳で考えていることは、 これまで体験したことや感じた感情が反映される。 辛いことがあったなら、生き残るために言い聞かせたことばがあっ

          雨があがって、青空がみえた。

          お弁当の上の段と下の段を間違える

          パソコンの天気予報「雨が近づいています」と、わざわざ表示してくれる。 寒さのなかに、蝋梅が咲いている。 職場から歩いて帰りたくて、ゆっくりゆっくり歩いていたら、途中で合流した道から、ご老人が私の少し先を歩く。 同じ道なので、しばらくその人のあとをついて行く感じになった。 途中の大きな公園の手前で、親子が冗談を言っている声が聞こえた。 前を歩いていたご老人が微笑んでいた。その、横顔。 なんだか幸せそうだったなあ。 夜勤明けのぼおっとした頭が、 幸福感をもってきてくれたのか

          お弁当の上の段と下の段を間違える