miki| チェコで日本語教師

チェコ在住、日本語教師をしているmikiです。 大学とオンラインで日本語を教えています。 note では、日本語レッスンのこと、チェコでのくらし、 趣味の旅行のことなど、気ままに書いていきます。

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最近の記事

kindleでポチったままの本って何ていうん?積読の『たなおろし』をやってみた

チェコで日本語教師をしている。 こんな私にとって欠かせないのは、何と言ってもKindleと、一時帰国の時にAmazonで紙媒体の本を仕入れること。もちろん本屋めぐりは当たり前だ。 日本語教師をしている人からは共感してもらえると思うけど、日本語教育関連の本はKindle版がすくない! なので日本に帰った時は幸いと、1年で読めそうもない量の本を購入し、荷物の重量オーバーにおびえながらチェコに持ち帰っている。 そしてKindle版があれば、「これは貴重だ!買わないと!」ってなり、

    • アートを楽しむウィーン旅②「表現者」について考えた日

      芸術の都、ウィーン! 建築の野外博物館とよばれるプラハから電車で約4時間半。 チェコの田園風景を楽しんでいると、あっという間に到着! 人生4回目のウィーン。 でも、アートをめぐる旅は今回がはじめて。 いつもは、クリスマスマーケットめぐりだったり、仕事関係だったりで、なかなか美術館を訪れる機会を作れなかった。 日本からはるばる来てくれた母といっしょに、美術館めぐりの旅へ。 2日目は、アルベルティーナ美術館へ。 1日目に訪れた美術史美術館とはちがい、印象派や近代アートを展

      • アートを楽しむウィーン旅① 美術史美術館は皮肉のきいたオーディオガイド必須

        芸術の都、ウィーン! 建築の野外博物館とよばれるプラハから電車で約4時間半。 チェコの田園風景を楽しんでいると、あっという間に到着! 人生4回目のウィーン。 でも、アートをめぐる旅は今回がはじめて。 いつもは、クリスマスマーケットめぐりだったり、仕事関係だったりで、なかなか美術館を訪れる機会を作れなかった。 日本からはるばる来てくれた母といっしょに、美術館めぐりの旅へ。 初日は、美術史美術館へ。 マリア・テレジア広場の真ん中に堂々とたつのは、マリア・テレジアの像。そ

        • チェコの菓子パン、コラーチ アメリカから里帰りしたコラーチも楽しめるお店

          甘い朝ごはんとして、小腹がすいた時に食べるおやつとして、また結婚式やホームパーティーでゲストにもてなすお菓子として、チェコ人にとって身近な菓子パン、『コラーチ(Koláč)』。 コラーチは、丸く成形した生地にフィリングをつめて焼いた菓子パンのこと。 フィリングの種類は多いけれど、どの店でも売っている定番は、トヴァロフというチェコ人が愛してやまないチーズにラズベリーやアプリコットなどの果物を入れたものや、ケシの実を入れたものなど。 パン生地もほんのり甘く、チーズやフルーツの旨

          4月30日は『魔女焼きの日』チェコの春の風物詩

          4月30日の晩、チェコでは『魔女焼き(Pálení čarodějnic)』と呼ばれる行事が行われる。 4月最後の夜に、魔女の人形を火あぶりにする風習で、各自治体によって準備がすすめられる。 もちろんプラハなどの都市でも色々な公園で開催され、多くの人でにぎわう。 今年は、夫の家族が住むプラハ郊外の村の『魔女焼き』に参加。 日が高いうちから村人たちが集まり、ビールを飲みながら歓談を楽しむ。 子どもたちも可愛く魔女・魔法使いのコスチュームを着て、準備万端。 自治体で作っ

          4月30日は『魔女焼きの日』チェコの春の風物詩

          説明できそうでできない『世間』 ~日本語レッスンLOG~

          今日は、上級レベルのアメリカ人女性とのオンラインレッスン。 何十年も前に日本で茶道を学んだという、上品でユーモラスもあるマダム。 今日のレッスンで出た話が「世間」。 「「世間」という概念は、日本ではとても重要でしょう? でも、この「世間」は、英語には翻訳できないんですよ。」 と言われ、はた、と考えた。確かに。 辞書で調べると、「society(社会)」や「world (世界)」という英単語が出てくるけれど、ちょっとちがう。 その学習者さんも、それらの英単語はふさわし

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          チェコ・プラハでHANAMI

          4月22日、土曜日。 ずっと続いていた寒い日々から一転、20℃を超える快晴の日がやってきた。 この日行われたのは、『HANAMI』。 チェコ日本友好協会主催のイベント。 日本食レストランが販売するおにぎりやお弁当。 抹茶ドリンクや抹茶スイーツ。 チェコではなかなか食べられない貴重な和菓子にたこ焼き。 いろいろな屋台が出ていたけれど、どこも大行列! お気に入りのパン屋さん、NIPPAN BAKERYさんのブースに行って、抹茶メロンパンとチーズケーキをゲット。 久しぶり

          チェコ・プラハでHANAMI

          「ここで肉に塩をぬりこんであげんねん」って、だれのために?

          ここ1~2年、ちょっと気になっていることがある。 料理系YouTuberが食材に 「さっくりとまぜてあげる」とか 「フライパンを軽くふってあげる」とか 「~てあげる」を使っていること。 考えれば考えるほどに面白い。 「~てあげる(もらう・くれる)」は立派な文型で、日本語の初級教科書にはかならず出てくる。 教える側の教師も、学ぶ側の学生さんも、頭を悩ませてしまう文型のひとつじゃないかなっと思う。(個人的にですが…) 使いすぎると恩着せがましいので、「してあげるね」は

          「ここで肉に塩をぬりこんであげんねん」って、だれのために?

          リレー作文で物語を書こう!<日本語アクティビティ>

          みなさんは、「作文」ではどんなアクティビティをしていますか? 私はチェコの大学で2年生の作文の授業も担当しているのですが、意見文や感想文などが続くと学生は疲れてしまうようです。 そこで、学生が気軽に「書く」を楽しめるよう、1学期に3回ほど創作文のリレー作文も取り入れています。 リレー作文とは 数人のグループを作って、順番に文章を書きたし、リレー形式でひとつの作文を作るアクティビティのこと。 話がどのように展開されるのか、そして話がどう終わっていくのか最後までわからない

          リレー作文で物語を書こう!<日本語アクティビティ>

          『伝えたい!』があふれるチェコの日本語弁論大会

          2023年4月15日。 今年も無事に日本語弁論大会が開催されました。 チェコの弁論大会は、なんと47年も続くヨーロッパでも長い歴史をもつ。 つまり社会主義時代の時からも日本語弁論大会は開催され、脈々と受け継がれてきたということ。 コロナで2年間オンライン開催にもなったけれど、去年に引き続き会場開催。 オンライン開催も利点がいくつもあるのは言わずもがな。 でも、出場者の緊張感と高揚感、会場にいる観客との一体感などは、やっぱり会場開催じゃないと味わえない。 出場者は、小学

          『伝えたい!』があふれるチェコの日本語弁論大会

          「共感で終わっちゃだめなのよ」来学期までに考えたい『質問力』のこと

          週末に日本語弁論大会を控えているチェコ。 今日は教師仲間が集まり、お互いの授業のことなどを話しながら準備をすすめていた。 ひょんなことから、学習者の『質問力』の話になった。 学習者の『質問力』が弱く、もっとその力を伸ばしたいけど、どうしたもんかねぇという皆さん共通の悩みだった。 私は大学機関で日本語を教えているが、授業ではプレゼンテーションやディスカッションなども行う。 プレゼンテーションやディスカッションのとき、 また対話をテーマに授業をするとき、 「聞き手」の『質問

          「共感で終わっちゃだめなのよ」来学期までに考えたい『質問力』のこと

          【自己紹介】チェコぐらしのあれこれ

          はじめまして。 ご覧いただきありがとうございます。 チェコで日本語教師をしているmikiです。 まだまだチェコは寒さが厳しいけれど一応春だし、何か新しいことを始めてみようと思い、noteを始めました。 中欧チェコで日本語教師 チェコの大学で日本語を教えながら、空いている時間にプライベートレッスンもしています。 チェコの大学では、日本研究科に属し、主に、会話・聴解・作文などのアウトプットのコースを担当。(チェコの大学は基本的に技能別にクラスが分かれています) プライ

          【自己紹介】チェコぐらしのあれこれ