芸能人の心技体
よく芸能人が自殺する。
芸能の仕事なんて皆が憧れるだろう。
好きなことで大金が稼げて、なおかつ万人から賞賛されるなんて夢のようだと我々は思うが…。
なぜ自殺するのか
技術はあっても心が弱っていると肉体が思うように動かない。そしておかしな行動をとるようになる。
自傷行為や依存。そして命に関わる最悪の行為。
三浦春馬さんは技術があった。ダンスも歌も演技もできる。健康な肉体もあった。
しかし自殺をした。
心が壊れていたのだ。
ひとつの要素が弱ると残りの要素まで弱る。
心が強かろうと、肉体が屈強であろうと、当然技術が無いとダメになる。
技術や精神力があっても年老いて肉体が衰えると、やはり肉体が屈強な技術者には勝てない。ブラジリアン柔術にも体重による階級があるのだから、肉体の質も大事だ。
向いている向いていないというのは、心技体を含めたものなのだ。
いくら技術的に優れていても、こなせる肉体があっても、本人にやる気がないのなら、それは向いていないということになる。
腕の一振で人体をへし折れるくらい屈強な体を持っていても、本人が暴力を嫌うなら格闘技などは向いていないだろう。
なので全てが揃っている人間はとても強いのだ。
カミーユ・ビダンというガンダムのパイロットがいる。
カミーユはガンダムの操作には長けていたが、戦争が嫌いで、人を殺す度に心を痛めていた。
なので、Zガンダムの性能は限界まで引き出すことは出来なかった。
しかし自分の意思でシロッコを殺そうとした際は、Zガンダムの性能を限界まで引き出した。
(意思=心 操作=技 Zガンダム=体)
まあどのみち諸行無常で、いつかは無くなる。
意思は飽きなどで移り変わり、肉体も老いによって衰え、技術もブランクなどで鈍る。
カミーユはシロッコと戦った直後、精神崩壊を起こした。
全盛期というのは主に肉体を指す言葉だが、技術や心を指す言葉でもある。
カミーユの全盛期は、シロッコと戦った時だが、三浦春馬くんの全盛期はどこだったのだろうか。