質より量と妥協

練習において《質》を重視してきた人生だった。

時間の無駄だった

マジで時間の無駄。

ひと言で言うと要領が悪かった

勉強、イラスト、ゲーム、恋愛を練習してきたが、過去に戻って自分を指導したい。

勉強はテストの点数さえ取れていればいい。
だから暗記してしまえばそれでいいのだ。
しかし僕は、ノートへの板書写しに力を入れた。
結果テストオワタ\(^o^)/。

本末転倒ザムライである

見返りを求めた姿勢であったため、傲慢にもその後の努力は放棄。元から完璧主義な心理だったのだ。
点数も完璧、態度も完璧、ノートも完璧に。

労力に成果がついてこないと、人は絶望する。
僕も例外じゃない。
燃え尽きてしまったのだ。

でも世の中そんな事例はザラだ。
自分にとって満点でも、他人から見たらそうでもない。
成果がでないなら、本人がどれだけ努力していても0点としてしかみられない。

イラストに関しては他者にあまり見せていなかったので、自分評価だが、完璧主義な僕はやはり厳しかった。
1枚のイラストに100点を求めるがゆえ、数時間かける。

ショックなのが、それでも自分の追い求める100点にはならないところだ。
やはり頻繁に燃え尽きる。

「まず顔を100点にしなきゃ!」
顔をひたすら描いた。

数年経った。

体も建物も全く描けない。


俺がタイムスリップして当時の自分にアドバイスするとしたら。

「全部60点でいいよ!」

かな。

妥協をたくさんする。
欲しいものは捨てる前にそもそも《得ない》ようにする。
そしてまんべんなく。
色々な経験をし、様々な価値観に触れよう。
イラストならば色々な物を描き、様々な構図で描く。

60点を量産するのだ。そっちの方が効率がいいし、失敗を引きずらない。

無理をしないこと。

完璧主義にならないこと。

他人の期待に応えるためなら尚更やめた方がいい。 

他人は幻想みたいなもの。
意見なんてすぐ変わるんだもん。

戦時中、戦争を全肯定していた国民は、日本が負けた直後に手のひらを返したんだ。
国の誇りとされた兵隊は、終戦後冷遇された。
もう分かるだろ。歴史が証明している。

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