茨城県の猿島地区が、地元の「おいしい」をお届けするポップアップ
2022年11月6日(水)~11月20日(日)の5日間、豊かな自然と利根川の流れとともに発展してきた茨城県猿島地区の魅力をご紹介するイベント『SASHIMA PICNIC』を八芳園が運営するポップアップ型ショールーム MuSuBu にて開催中。
茨城県の猿島台地に広がる農耕地は、先人たちが沼地や低湿地を開拓し、今では県内有数の野菜の生産地となるまでに発展しました。
猿島地区ポップアップショールームとして開催2回目となる今年は『SASHIMA PICNIC』をテーマに、伝統と新しい取り組みの両輪で猿島を盛り上げる生産者・事業者の皆様こだわりの商品をご紹介します。
SASHIMAピクニックBOX&
猿島名産品の風味を生かしたオリジナルメニュー
今回のイベントに出展されている企業・生産者の食材を取り入れ、猿島地区の素材を使用した八芳園MuSuBuシェフが手掛けるイベント限定メニューをお届けいたします。
秋といえば行楽シーズン!ピクニック気分でぜひ猿島地区の"食"の魅力をご堪能ください。
SASHIMAピクニックBOX
今回のイベントの出展企業でもある、猿島地区の事業者の皆様の食材を使用した、ピクニックに持っていきたくなるBOXです。
MuSuBu 吉田シェフ:
今回は猿島の食材を使用させていただき、それらを引き立てるようなレシピを考案いたしました。
「厚焼き玉子サンド」に使用している有限会社玉木さんの「厚焼き玉子」はお寿司屋さんを中心に販売してきた玉子焼き。
甘めの味わいを引き立てるために、海苔の佃煮を合わせたマヨネーズや、紫蘇と茗荷などを香り付けに使用し、和風の味わいに仕上げております
「チキンと青パパイヤサンド」は Hola Sol Haciendaさんの「青パパイヤのザーサイ風」を使用。
青パパイヤの食感を生かし、唐辛子とごま油の風味を加えた中華風のサンドイッチです。
ポテトフライには、Hola Sol Haciendaさんの「ビーツケチャップ」を付けてご用意しております。
「SASHIMAピクニックBOX」に使用している商品は、イベントでもお買い求めいただけますので、ぜひおうちでもお楽しみくださいませ。
SASHIMA茶パフェ
猿島地区のスイーツを使用してMuSuBuのシェフがアレンジしたデザート。さしま茶独特の茶葉が醸し出す深いコクを生かしたお茶や栗などで秋を感じるパフェに仕上げました。
なめらかプリン 紅はるかのスイートポテト添え
なめらかなプリンの上に、国内でも有数のさつまいもの産地である茨城県産の紅はるかを使用したスイートポテトを添えたスイーツ。
さつまいものコクのある甘みが口に広がり、プリンとベストマッチなデザートです。
猿島地域の名産品「さしま茶」と
お茶請けにオススメの和洋菓子をご用意
店内には、猿島地域の名産品でもある"さしま茶"とともに味わうにもぴったりな、猿島地区で製造・販売されている洋菓子・和菓子を中心とした、地元で親しまれる商品を豊富なラインナップでお届けいたします。
他にも、昔ながらの伝統を受け継ぐ一品や、持続可能な未来を目指す多様性農業から生まれた野菜や6次加工品など。
猿島地区を盛り上げる様々な商品を、生産者の皆様の想いやこだわりとともにご紹介します。
sinamonn
《sinamonn》赤澤 真広さん:
シナモンのシフォンケーキは、卵や小麦粉など誰がみても分かるシンプルな食材のみで、安心してお召し上がりいただけるようにという想いを込めて作っております。
実家が農家のため、そこで作られたお米を米粉にして小麦粉に混ぜて焼きあげました。
卵も近くの養鶏場のものを使用し、アールグレイやほうじ茶シフォンには地元のお茶屋さんのお茶を使用しております。
地元の素材を中心に、こだわって作りあげたシフォンケーキです。
《sinamonn》赤澤 真広さん:
甘さは控えめでしっとりとりとした味わいに仕上げており、小さなお子様でもおいしくお召し上がりいただけます。
「プレーン」が一番人気のスタンダードな商品ですので、ぜひこの機会に一度お召し上がりいただければと思います。
シンゲツ
《シンゲツ》飯田 佳久さん:
今回のおすすめ商品は「シュトーレン」です。
茨城県境町産の小麦粉「ゆめかおり」を使用しており、じっくりとラム酒に漬け込んだ3種のレーズン、クランベリー、アーモンド、クルミを加えて焼き上げました。
マジパンが入っているので、甘さもちょうどよく食べやすい味わいに仕上がっております。
《シンゲツ》飯田 佳久さん:
シナモン、クローブ、ナツメグがほどよく香るため、しつこくなく美味しくお召し上がりいただけると思います。
イベントにはぜひお気軽にお越しいただき、猿島地区にこんなお店があるんだなということを知っていただくきっかけになればと思っております。
間中製麺所
《間中製麺所》間中健一郎さん:
昭和25年創業、古くから製麺業を営んでおります。
米も扱っておりますが、今回は「麺」にフォーカスを当ててご用意いたしました。
地元のいいものに拘って作った麺。
良い材料を使えば、食感も味わいも格段に美味しいものが出来上がります。
「長洲」という古くからの地名を商品名としておりますが、新たに「常陸雲」という新商品を出したので、こちらもお持ちいたしました。
《間中製麺所》間中健一郎さん:
うどんには「金斗雲」という小麦粉を使用し、茹でたてでは黄金色の艶やかな色に仕上がります。
ご試食もご用意しておりますので、つるっとした食感の際立ちをぜひお試しいただければと思います。
家内と私ふたりで運営しており、地元とネットのみで販売を行っておりますが日本各地からのご注文もいただいているリピーターの多いこだわりの商品です。
この機会にぜひお召し上がりいただければと思います。
和菓子工房きくや
《和菓子工房きくや》木村健一さん:
今回のいちおし商品は、地元の茨城県坂東産のコシヒカリを使用した人気商品「玄米だんご」でございます。
大粒のお団子のなかにこしあんを入れ、周りには醤油のたれをつけました。
あんの甘さと醤油のしょっぱさのマッチングをお楽しみいただく贅沢なお団子となっております。
通常お団子を作るときは、米を粉にしてから使用するのですが、「玄米だんご」はお米を五部付きくらいに炊いてからすりつぶして餅生地にしております。
五部付きのため、もちもちとふわふわの間のような独特な食感に仕上がり、日本中どこを探してもないオリジナル商品となっております。
《和菓子工房きくや》木村健一さん:
他には「練り切り」もご用意しております。
「練り切り」は今年の10月に「登録無形文化財」に登録された和菓子。
ご用意している「練り切り」は、日本に約150人ほどしかいない「優秀和菓子職」に認定された和菓子工房きくやの三代目の職人が手作りしたもの。
今回は秋のイメージでお作りしたものをご用意しております。
四季折々で楽しめる和菓子。
人気の高い茨城産の栗をたっぷりと使用した商品もご用意しております。
今回チョイスした秋らしい和菓子を、ぜひお楽しみいただければと思います。
Hola Sol Hacienda(オラソル農園)
《Hola Sol Hacienda》阿部直人さん:
今回のおすすめの商品は「青パパイヤのピクルス」です。
ピクルスには数種類のハーブが入っており、日本橋の八百善さんの漬物工房に漬けていただきました。
もう一種類「青パパイヤのピクルス ザーサイ風味」もご用意しております。
青パパイヤの風味がザーサイに似ているということで、ザーサイ風味のピクルスも開発いたしました。
どちらの商品も日本では初めて販売されたものとなり、ご試食もご用意しておりますのでお味見だけでもお立ち寄りいただければと思います。
《Hola Sol Hacienda》阿部直人さん:
「青パパイヤのピクルス」は、このままワインのお供としてお召し上がりいただいても良いですし、残ったピクルスの漬けダレも味がしっかりとしていて美味しいため、鶏肉のソテーなどにかけていただくと美味しくお召し上がりいただけます。
「青パパイヤのピクルス ザーサイ風味」はビールやごはんに会う味わいで、残った漬けダレは豚肉のソテーにしていただくと中華風味で食欲をそそる味わいになります。
残さず全部使い切っていただける商品です。
「ビーツケチャップ」もトマトを一切使用せず、ビーツ3個分をぎゅっと絞った、ここにしかない味わいの商品です。
「SASHIMAピクニックBOX」のポテトにも添えてご用意しておりますので、ぜひお召し上がりください。
すべての商品を化学調味料無添加でご用意しております。
普段なかなか見かけることはない珍しい商品ですので、この機会にぜひご賞味いただければと思います。
さかなや
《さかなや》関敏之さん:
今回は「バナナのジャム」をご用意いたしました。
特定非営利活動法人 APLAが立ち上げたフードロス削減アクション「ぽこぽこバナナプロジェクト」。
廃棄となってしまう規格外のバナナを使用して何か作ろうということで、お声がけいただき生まれたのが「バナナのジャム」です。
フィリピンの黒糖「マスコバド糖」でキャラメルを作り、バナナを加えたジャム。
バナナと黒糖のみで、他は何も使用しない自然の甘さを表現しました。
練り上げたココアを加えて作ったココア味はチョコバナナのような味わい。
パンに塗っても、バナナにつけてもおいしくお召し上がりいただけます。
《さかなや》関敏之さん:
茨城県産の和紙「西ノ内和紙」を使用した、特別パッケージもご用意しておりますのでぜひお買い求めください。
普段の生活のなかで、商品の裏側はなかなか見えてこないもの。
このようなプロジェクトに参加した商品ですので、食品廃棄を少しでも減らすという商品の背景にある取り組みにも目を向けながら、バナナジャムをお楽しみいただければと思っております。
田舎はちみつあかぼっけ
《田舎はちみつあかぼっけ》松沼孝行さん:
田舎はちみつあかぼっけのはちみつは、同じミツバチたちが年間を通して同じ場所で集めるはちみつです。
4月から10月まで月ごとに絞り分けることで、花の香りや味の変化を感じられます。
4月は菜の花や桜の花の香り、5月は蜜柑や柚子、アカシアなど柑橘系のさっぱりとした味わい、秋になるにつれて味わいにコクが出て濃厚になっていきます。
《田舎はちみつあかぼっけ》松沼孝行さん:
まずは、そのままひとさじお召し上がりいただきはちみつの味を味わってみてください。
その後はトーストやヨーグルトにかけても美味しくお召し上がりいただけます。
夏は酸味がある珍しい味わい、10月は濃厚な蕎麦の独特な香りです。
同じ場所のはちみつですが、季節とともに色身も味も変わっていきますので、様々な個性のなかよりお好みの季節を見つけにきていただければと思います。
五感で楽しむ匠の技と味を目の前で実演!
出来立て玉子焼き&目に鮮やかな和菓子練り切り
土日限定!猿島地区の職人による実演イベントを開催。
普段はなかなか見られない職人の技術と出来立ての美味しさを目の前で体験できます。
出来立て玉子焼き実演
昨年も好評をいただきました、創業50年の有限会社玉木様の厚焼き玉子焼きが今年も出展。
オリジナルの素材を配合したこだわりの出汁と冷凍卵を熟練の技で焼き上げた出来立てをお召し上がりください。
和菓子練り切り実演販売
今年は和菓子工房きくや様の練り切りの実演販売も加わり、お土産やご自宅でも職人こだわりの一品を味わえます。
猿島地区のおいしい魅力や取り組みを、地元の方々から直接お伝えいただき味わえるイベント。
ぜひ、白金台・MuSuBuにお越しくださいませ!
▼イベントの詳細は八芳園プレスリリース より
《取材文・写真》八芳園広報チーム 髙橋