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#エッセイ

#116『己を知る』

ボイストレーニングなるものに初めて行った そこで僕は自分を知ることの大切さを学んだ 自分の骨格や声のタイプ 発声の癖 それを知って初めて本当の練習が始まる もしかしたら努力が報われないのは 自分を知らないことが原因なのかもしれない

助産師さんに「久々に楽しいお産だったー!」と言われた安産第二子無痛分娩レポ 2022/10/29

第一子無痛分娩レポはこちら 10/29 7:00 前駆陣痛が結構きてる。ギュってなるけど等間隔な感じはない。 13:00 なんとなく前駆陣痛?ちくちくあり。30分くらいの間隔。夫と息子とみんなでお昼寝。私はしっかり眠れはせずうとうと。 15:00 10分間隔くらいになって、息子も昼寝から起きたし夫を起こす。入院最終チェック。お風呂入っとこ!と思ってお風呂洗って湯船浸かる。夫に息子のおやつあげてもらう。 16:00 このままお産に入ったらお腹空きそうだな!と思って、餃子

良い風の吹き回し

同じ楽団のクラリネットのJさんは、ちょっと前まで随分後ろ向きで、なかなか暗い人という印象だった。 コンクール直前には、みんなにとてもついて行けないから、もう少しレベルの低い楽団に入りなおそうと思っている、などと言っていたし、臨時徴収があれば金が要るなあ、とブツブツ言い、私語をしている人間には直接注意は出来ないが気になってしょうがない、と文句だけをタラタラいう。上手い人が入団してくれば拗ねる。一緒にいてなかなか「しんどい」人であった。 自分のことを強烈にダメな奴、と思い込んで

別れの曲

昨日の朝、僕のピアノを知る人は誰もいなくなった。手は思うように動かなくなり、昔のような音は出せない。元々人前には見せない趣味だったからそれで困るようなこともないけれど。ピアノの鍵盤を撫でても、それはいつも通りゴツゴツして手が痛む。久しぶりの友人に話しかける時と同じ緊張感がある。言いかけたことを思い出すように置いた、定位置の手。ピアノの先生が言っていたように少してのひらを浮かせて、これから踊るダンサーのような緊張感を持って。ピアノは若干調律が外れていて、不安げな和音を鳴らした。

四半世紀。四半世紀。

子供の頃、何故か半世紀という言葉が好きだった。世紀という言葉にはそこまでの魅力を感じなかったけれど、半世紀とか四半世紀とか。何かよく分からないけど好きだった。 多分、世紀という言葉の色合いが藻というか、明るい抹茶色のイメージだからか。まあ、これも私の世界から見た色彩なのだけれど。 半世紀という言葉はオフホワイトのような。歴史の書かれた書物が綺麗に保たれて白を遺しているような。あの初秋に図書館の隅で見つけた古びた書物の、少しだけ黄ばんだ紙の色に似ている。 人生が百年時代に

誰しも、誰かの大事な子供だということ

こんなにちは。ろばです。 2年ぶりのnoteです。もっと息を吸うように記事を書きたいのに、なんでできないんだろう?(自分もまた、継続ができない人の1人) この内容もまた、Twitterで呟こうと思ったのですが、140文字に収まりきらなそうなのでnoteにしてみました。 今回もまたチラ裏的な話なので、ヤマもオチもありません。 (※チラ裏=チラシの裏にでも書いておけ、っていう私的な内容の文) また、今回は結構センシティブな内容になってしまったので、 あくまで、私一個人の意見と

初恋の人が結婚した。今度、君に会えた時、僕は素直になれるだろうか。

 初恋の人が結婚した。お相手は、僕でした。  そんなセリフを言えたら、どんなに嬉しかったことだろうか。ネット記事に初恋の人と結婚した人の割合が書いてあった、たったの『0.2%』らしい。そして、どうやら僕は0.2%の人間ではなかったみたいだ。 結婚を知った経緯   突然だが、僕は記憶を断片的に失っている。少しずつ戻ってきてはいるが、今までの人生の中でどのくらいの記憶が戻っているのかは定かではない。記憶喪失した出来事は↓の記事にて。  記憶を飛ばしてからは、必要最低限の連

最近、夜が涼しくない。

私の家には、エアコンがありません。 とすると、冬は石油ストーブがあるので、寒い分には平気なのですが、 夏は部屋の気温を下げる方法が扇風機しかない、ということになります。 移住してきた当初は、エアコンがない、となって、 これは大丈夫なのか…?!と心配したのですが、 実際に夏を迎えてみると、その心配はまったくの杞憂で。 というのも、私の住むところが、いわゆる中山間地域にあり、 高原型の気候とでもいうのでしょうか、 確かに昼間はカーっと暑くなって、平地並みの気温になるのですが、

君に伝えたい歌がある。

最近、ずっと気になっていたあいみょんの新曲「双葉」を聴いた。 あいみょんらしい軽快で少し切ないメロディーに、まっすぐ胸にグッとくる歌詞がマッチして、すごく素敵な曲だった。 この曲は、NHK「あいみょん18祭」のテーマソングだそうで、今の18歳の子たちに向けた応援ソングになっている。 君も大人になったら 恋をするんだよ 運命の人に出会うまでは 傷が絶えないかもだけど なんだか懐かしくて、きゅーっと心が切なくなる歌詞だった。 ティーンの子たちにはもちろんだけれど、この曲

思いがけないところから出てきたもの

今日息子の衣類の整理をしていたら小さな巾着袋に入れた箱が出てきた。 使用頻度の低い引き出しから出てきたそれは最初みたときなんだったか思い出せなくて首を傾げた。 一瞬考えて思いあたるものがひとつだけ。 恐る恐る小さなプラスチックのケースを開けるとそこにはさらにもやがかかったような蓋がしてあり、黒っぽい小さな物がカラカラと音を立てて転がる。 息子のへその緒だ。 なくしてはいけないと思い、なんとなく開ける気にはならずそのまま蓋を閉めて小さな巾着袋にしまう。 夫と息子が不思

育児のモチベーションに関わる機能は性差がない…だと?『赤ちゃんを科学する 愛情とスキンシップ』

やあ、僕だよ。 泣き疲れては眠るのを今日の夕方まで繰り返したら、まともに情報を体に入れられるまで回復した。 それでも難しいコンテンツはまだ取っつきづらい。 読みたかった本や観たかった映画はあれど、もう少し回復してからでないと自分自身が後悔する。 今回選んだのは妊娠7ヶ月目も中盤となった今、一番関心の高い事柄(関心が高い方が知識習得もしやすいのだ)、赤ちゃんについて科学的に検証したシリーズ第一話。 観始めた当初は全シリーズ視聴後に取り上げようと思ったが、出産後に見返したいも

アンマー

沖縄の言葉で、アンマーとは、お母さんという意味だという。実は我が家で、この、アンマーが、今、ちょっとしたブームになっている。 次女が、いい歌だと、クラブの仲間で一緒に聴いていたらしい。それを、長男にまず、教えて。長男は、まあ、いい歌だなと言ったらしい。 そして、つい先日、次女は、長女に家に泊まりに行った。翌日、長女が休みだという日の前の日の夜に。 そこで、一緒に聞いたという。 そうしたら、その、アンマーを聴きながら長女が号泣しているといって、写真を送ってきた。 先日

「存在する」って不思議な動詞

「存在」とか「存在する」というテーマは、ずっと哲学を魅了し続けてきたわけだけれど。これは言葉自体がかなり固くて、もっと単純に「いる」「ある」と言い換えてもいい。それってどういうことなんだろう。すごく普通に「あれがある」「あの人がいる」と言う、そういうときに考えていること。あるいは見過ごしていること。 「ある/いる」は、他の動詞と何が違うんだろう。何がそんなに特別なんだろう。 例えば「食べる」「買う」みたいな身近な動詞は目的語を取る。パンを食べる、本を買う。それはパンとか本

「すごい」と「憧れる」が違うもんだと知る

少し野暮な話だと思います。お付き合いください。 僕はどこか「すごい」と「憧れる」が近い位置にあるものだと思っていました。すごいなぁと思う人に対して僕自身が憧れの気持ちを持つことが多いからです。それは別に一人ではなく、多くいます。 そんな気持ちで暮らしてきているわけですが、どこか自分も生意気ながら、「憧れになりたい」と思うようになりました。 僕が憧れを抱いた人は近くにいたわけではありません。 遠くに、遠い世界にいる人たちです。ぶっちゃけ約15年前。東京で暮らすことになる