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国際人材育成に対する想い

こんにちは。

私は今までの職業で、国際人材育成に関わる分野で仕事を続けています。

国際人材育成と聞くと、少し堅苦しい言葉のようにも聞こえますが、簡単に言えば世界に目を向けられる人を増やすことです。

自分の国だけでなく世界の物事に興味を持つことは、自分の人生で何かしらの選択をしていく中でとても有効性があります。               言い換えれば、自分の人生の幅を広げていくことに繋がります。

現在ではコロナ規制も緩和されつつあり、どの国も海外からの渡航者を受け入れる体制が整ってきており、コロナ渦以前の日常に徐々に戻りつつあります。

むしろ今回のコロナのパンデミックが起きたことによって、多くの人々は世界により関心を寄せたかもしれません。

そんな人の行き来が再開した今の世の中で、今後は世界を舞台にしていく人たちがますます増えていくと思っています。

国際人材育成に興味を持ったきっかけ

全ての始まりは大学卒業前のイギリス一人旅。

当時、興味はあったが、まともに海外へ行ったことが無いまま大学生活を終えることに後悔をしそうだと思い、気づいた時には仲介業者を通して申し込みをしていました。

今思えば、これから社会人生活が始まり、今後の人生で定年まで海外に行く事は無いだろうと本気で思っていたため、本能的に動けたんだろうなと思います。
ちなみにイギリスを選んだのはハリーポッターが好きだからという安直な理由。

そんなこんなで一か月ほどイギリスのチェルトナムという小さな田舎町でホームステイをしながら旅をしていました。
ちなみに、何故ロンドンやオックスフォードといった大都市ではないかと言うと、何となく大都会は苦手で、田舎町でのんびりとしながら旅を楽しみたい考えがありました。

そして紆余曲折あって早くも一か月が過ぎた帰国日当日。
空港へと向かうバスの中で感じていたことは自身の無力さや後悔。

英語がまともに話せなければ、旅行の計画性もコミュニケーション力も無し。

たったこんな事と思われがちだが、当時の自分の人生にとってはこれほど衝撃的な思い出は無かった。

ただ、日頃からいわゆる弱虫タイプな自分には珍しく、海外へ出て経験を得ることに対して異常な強い思いを持てた。
それは、やってみて辛くて悲しいで終わるものではなく、また挑戦をしたいと思える自分が普段持ちえない感情でした。

そして、自分がこんな風に感情的に強い思いを持てる事は人生でそうそう無いと直感的に思い、もっと世界でいろいろな経験をしたいと思えるようになりました。

フィリピン留学→カナダワーホリ

社会人として2年間小売業界で勤務をした後、前述のイギリス旅から得たインスピレーションを信じて退職してまずはフィリピンのセブ島へ語学留学に行きました。

目的は中学レベルにも満たない英語レベルのブラッシュアップ。

全体的な英語力の底上げのために、セブ島で話題の格安で英語が学べる短期集中型のカリキュラムを受講しました。

一か月半という短い期間ではありましたが、平日はマンツーマンレッスンを含む朝7時~17時の授業、土日は学外で実践的に英語を使っていたため、帰国時には基本的な英会話や文法を理解できるようになりました。

そして、身につけた英語力を持ってカナダのトロントへ渡航。

ちなみにトロントを選んだ理由は、寒い地域でそれなりの大都市。
寒い地域に限定したのは、どうせ行くなら地元の福岡と真逆の気候の場所に滞在してみたかったからと、これまた安直な理由。

カナダへの渡航目的は①様々な経験値を積む事②帰国後に海外へ踏み出す若者を育成する仕事に就く事でした。

イギリスでの経験から、異国の地でもっと様々な経験をして後悔の無い達成感のようなものを求めていたのだろうと思います。

同時に、それほど感情が揺さぶられない自分が唯一また挑戦したいと思わせてくれるような海外への挑戦を、これから様々な人生の選択をしていく若者にも選択肢の1つとして考えてもらえるような仕事をしてみたいと思うようになりました。

そんな思いがあり、トロント滞在中は英語勉強、日本語ティーチング、アルバイト、ボランティア、インターンシップ、旅など様々な事に挑戦出来ました。

今思えばもっと出来たなと思えたことや、こうしとけば良かったと少なからず反省する部分もありますが、自分がやりたいことを1年間を通して愚直に出来たことは人生にとって大きな価値ある経験でした。

その後のキャリア

帰国後は留学カウンセラー、英語教育の法人営業、日本語学校の海外営業と、どれも海外へ挑戦する人たちへの後押しやサポートを行っています。

国際人材育成という大きな枠組みの中で、多種多様な人たちの成長に関わる事が出来ているのは大きな財産です。

今後は人材育成だけでなく、コミュニティの運営や社会課題の解決、そして何より人と人の関りの中でより人生の幸福度が上がるような事業を行っていきたいと考えています。

今までにも複数の起業プログラムに参加してはいましたが、構想が固まらずを繰り返しており、現時点では具体的に何をしたいか、何が出来るかが決まっていません。

ですが、何かしらの場で自分が培ってきた経験を活かせる、または役立てるような行動を続けていきたいと思っています。

走り出したら止まらない、そんな慣性の法則に従うような行動を継続していければと考えています。

最後に

今でもそうですが、私は何事にも器用に取り組めないタイプの人間です。

ただ強いて長所を言うならば、好きな事への行動力は高いかもしれません。

そんな不器用な自分を、ある意味で支えてくれて挑戦を促してくれる”国際人材育成”という分野は、自分がこれから進んで行く道できっと役に立っていくと思っています。

漠然とどこに進んでいるのか分からなくなる日もありますが、勇気を振り絞って1歩を踏み出しきた今までの挑戦を尊重して前へ進んで行きたいと思います。



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