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【本棚16】第四期本棚ストーリーと前期リスト

今回第四期本棚

《楕円風景Ⅳ 石巻1.5 牡鹿とリボーン》

は、前期、後期で本棚入れ替えします!
今回はその《ストーリー》《リスト 前期》をご紹介

《ストーリー》
石巻市街を流れる北上川は「旧北上川」だ。1910年の大洪水後に、北上川は北東、雄勝湾に分水した。

大洪水から2年後

まだ「復興工事」が続いていた石巻に、はるか北上川上流の岩手から、宮沢賢治少年がやってきた。

初めて見る海の感動と恐ろしさを、のちに詩にした。

100年後の東日本大震災。

旧北上川も北上川も大津波に耐えきれなかった。
市街は浸水。雄勝では大川小などの悲劇がもたらされた。

新しいまちづくりのために若者たちの間からIshinomaki2.0などの取り組みが広がった。

そんな若者たちと、サスティナブルな未来を考えるアーティストたちがつながった。

20日から国際芸術祭リボーンアートフェスティバルが開幕する。

19年の同祭に招かれた「日本最高の詩人」は牡鹿半島の南端で「マドモアゼル金華山」に対面しながら、作詩に格闘した。
賢治の詩が端緒となり、詩集も生まれた。

震災から半島の人口は半減した。
芸術祭のテーマは「利他と流動性」
地域の持続性、自然と人間の悠久の営みを、アートは現代に引き揚げる。

本棚では、石巻、牡鹿、リボーンに関わる本を置きます。芸術祭は10月2日まで

《リスト 前期》 

〈特設1 ご要望に応え〉
※ ☆『ゼロエフ』古川日出男、講談社、2021
⭐︎『とても小さな理解のための』向坂くじら、しろねこ社、2022

〈テーマ棚〉
⭐︎『大津波襲来 ー石巻地方の記録』三陸河北新報社、2011
⭐︎『石巻学』vol.1 創刊号、石巻学プロジェクト、2015
⭐︎ 『石巻学』vol.5 特集 石巻と文学、2020
⭐︎『我が詩的自伝 素手で焔をつかみとれ! 』吉増剛造、講談社、2016
⭐︎『Voix』吉増剛造、思潮社、2021
⭐︎きことわ』朝吹真理子、新潮社、2011
⭐︎ 『貝に続く場所にて』石沢 麻依、講談社、2021
⭐︎『「利他」とは何か』伊藤 亜紗・中島 岳志・若松 英輔・國分 功一郎・磯崎 憲一郎、集英社、2021
⭐︎『リボーンアート・フェスティバル2017 公式ガイドブック』2017
⭐︎『リボーンアート・フェスティバル公式記録集』アートダイバー、2019
⭐︎『リボーンアート・フェスティバル2019 公式記録集』アートダイバー、 2021
⭐︎『目 [me] : 非常にはっきりとわからない』川島拓人, 安齋瑠納, ヴィクター・ルクレア編、千葉市美術館、2019
⭐︎『牡鹿半島は今 被災の浜、再興へ鈴木孝也、河北新報出版センター、2013
⭐︎『政宗の夢 常長の現 慶長使節四百年』濱田直嗣、河北新報出版センター、 2012

〈特設2 cocoonさいたま公演9/3〜記念〉
⭐︎ 『MUM & GYPSY 10th ANNIVERSARY BOOK』マームとジプシー 、2017
⭐︎『cocoon on stage』今日マチ子、藤田貴大、青土社、2014
⭐︎『cocoon』今日マチ子、秋田書店 、2010

[石巻冊子類]
⭐︎MAP
⭐︎観慶丸
⭐︎祈念公園
⭐︎サンファン号
⭐︎大川小学校
⭐︎いろいろ

好音の本棚の過去記事はこちらから


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