【エッセイ】人に愛される才能を持った君だから
このところリサーチに余念がない。
甥っ子2号が就職することになり、お祝いの品を探しているからだ。
今日も行きつけの美容院で聞いてみた。アシスタントの男の子は20歳で2号と歳も近い。
「うーん、スケボーがほしいっすね」
「ごめん、スケボー以外で」
スケボーを馬鹿にしてるわけじゃない。むしろめちゃくちゃカッコいいと思う。ただ甥っ子2号はとんでもなくどんくさい。小学校の運動会で大車輪のように転んだのを私は今も覚えている。
何をするのも遅かった。走れば転ぶ。ゲームをすれば負ける、も