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「女性」として見られること

異性の人と初めて会う時や、会話を交わす時。

そういったふとした瞬間に、私の勘違いの可能性もあるのだが、
「女性」として見られている、と感じることがある。

そんな時、どこかに嬉しい気持ちもある気はするものの、
何だかドギマギしてしまい、居心地の悪さのような感覚を覚えることがある。


私は性別でいうと女性であり、見た目からも女性と認識されると思う。

でも、例えばアンケートに答える際など、
性別欄が「女性」・「男性」・「その他」に分けられていれば、
その日の気分によって「その他」を選択することもある。

服装も、ミニスカートやフリルなど女性性を意識させるものは苦手で、

男性的、あるいは中性的なものと上品な美しさを合わせ持つようなスタイルが好きだ。
(何が女性的で何が男性的かの議論はここでは置いておく。)

私が好きになる相手は異性であるため、

異性から「女性」として見られていると感じ、
もしそれがその通りであったとしても、
別に喜ばしいことではないか、と思われるかもしれない。

確かに、喜ばしくないことはない、と感じる。

それに、私は私で、男性のことを「男性」として無意識に認識していると思う。

でも、それではなぜ「女性」として見られることに、
多少の居心地の悪さを覚えるのか。

それは、
まず「人間としてお互いを知りたい」という欲求が
私の中にあるからだと予想している。

同性だの異性だのは置いておいて、
同じだけれど全然違う一人の人間として、あなたに興味を持ちたい。

そして、交流を重ねていくうちに、
恋愛的な感情が生まれる場合もある、というのが

私の傾向として存在している感じがするのだ。

人と接する時、
外見から、どうしたって性別を意識してしまうものだとは思うけれど、

私はできるだけその人自身を見たいと思う。

だから、少しでも一人の人間として相手と接せられるよう、
どういう工夫ができるか、考えていってみたい。


お読みいただき、ありがとうございました。