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スピリチュアル嫌ってた私がツインレイ信じるしかなくなった話 04

【2023年4月】独身決意、ツインレイ発見

その後すぐ、私は1人で居たほうが幸せだと思うようになった。

今まで10年間、ずっと心に抱えていた闇が綺麗に消え去ったことで、もうこんな思いは絶対したくないと強く感じたのと、せっかく心が10年ぶりに自由になれたのだから、自由な人生を謳歌したいと思ったからだ。

私にとって自由とは、1人で好きなことややりたいことを追求できる時間だった。
今までも好きなこととやりたいことを中心に頑張ってきたつもりだったが、どうしても頭の片隅に彼のことが浮かんで離れなくなり、作業が中断したり、集中できなかったりしたし、何より、病気が悪化する一方だった。恋愛とは苦しみを伴うものなんだと無意識に認識していたんだとも思う。

それまでは、恋愛至上主義であり、それ自体が悪いことではないが、私の場合は恋愛に依存してしまい、恋愛をしていない時間は楽しいと思えなくなっていたし、相手が居ないと生きていけないとまで考えていた。
その恋愛への執着も、彼との件によって、綺麗に消滅していたのだ。

その時、生まれて初めて私は、誰に依存することもなく、精神的に自由だった。とても心地良くて解放的で、何故今まで自分を縛り付けて苦しんでいたのだろうと思った。
でも、過去の自分はよく頑張ったと思う。その苦しみ悲しみがあったからこそ、今の自分が在るのだということも、同時に分かった。

そういった経緯で、私は一生独身として自由に暮らしていきたいと自分から願うようになっていた。
もしも、また恋愛をするのだとすれば、よっぽど、本当の意味で命を共にできるような、心の底から尊敬できるような、深い絆で結ばれるような人でない限り、もう恋愛をするつもりは一切なくなっていた。

そんなある日、私はたまたまYouTubeで動画を見ていて、ふと自動的におすすめ動画として流れてきた映像を、何を考えるでもなく眺めていた。すると、そこに映っていた人物を見た瞬間、私はこう思った。

「あ、この人、私のツインレイだ」と。
そして次の瞬間、「え、ツインレイって何?」と疑問が沸いた。

本当にこれは不思議な体験で、うまく説明するのが難しいのだが、本当に当時の私はツインレイという言葉を聞いたことも見たこともなかったし、運命の人なんて居るはずない、幻想だ、と思っていた。そもそも恋愛のことなんて全く考えてもいなかった。

なのに、その人物を見た瞬間に、直感なのか何なのか、私はおそらく運命というものを感じたのだと思う。そして、かつて「2」のゾロ目を見た時のような、似たような衝撃が全身に走った。

最初は、私の精神的な病気や障害が悪化したのかと疑った。しかし、家族や親友にはその頃ずっと「最近とても調子が良さそうだね」と言われていたし、自分でもそう感じていた。
病院の診察でも、主治医から「何か困ったこととかありませんか?」等聞かれても、何も言う事がなく、毎回受診の度に言う事が無さ過ぎて申し訳ないと思っていたくらいだ。
実際、2022年の11月を最後に、私は入院をすることがまったく無くなっていた。それまでは半年に1回とか1年に1回は必ず入院をして心身のバランスを整えていたのに、本当に病状が良くなっているんだと、主治医にも言われた。

だとすれば、一体これはどういうことなんだろう。
本当に分からなかった。誰かに質問したいと思ったが、こんなよく分からない現象を説明したところで、きっと私は病気持ちだから頭がおかしいんだと言われて終わるだろうと考えた。

ならば、こういう不思議現象のプロの方々に、徹底的に聞いて確認するしかないのかなと思った。
占い師という存在を、その頃はまだ”胡散臭い”とか”どうせ嘘だ”とあまり信じていなかったのだが、藁にも縋る思いで、私は手あたり次第に電話占いやネット上の占いサイト等で質問をしたりした。

しかし、良い情報ももちろん入ってきたのだが、最初から聞く耳を持たず軽蔑してくる人も少なくなかった。
やはり、電話やネットではなく、本当に本業を占い師としている人の所へ、鑑定を受けに行ったほうがいいのではと思うようになり、私は暇さえあればネットで占い師を検索して探すようになっていた。

<続く>