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スピリチュアル嫌ってた私がツインレイ信じるしかなくなった話 05

【2023年6月】霊能者の鑑定

私は物心ついた頃から、占いやスピリチュアルなものが嫌いだった。

幼い頃は、単純に”お化け”が怖かったからだ。スピリチュアル系のテレビ番組や本などを見て、怖い話を聞く度に怯えていた。ホラーは本当に今でも苦手だ。

そして次第にスピリチュアルという存在を詳しく知っていった時、私は既に高校生で、いじめや上下関係、ルールや言い伝えなど、そういった固定概念のような何かを信じていたんだと思う。
当時の私は、スピリチュアルのような、科学的根拠のないことを嫌った。どうしてそうなるの、意味がわからない、といった感じで全てを切り捨てていた。むしろ嘲笑っていたのではないかとさえ思える。

でも、大人になって、病気になって、障害が判明して、どんどん経験を重ねてたくさんの色々な人と関わっていく中で、私は固定概念から抜け出していった。自分が自分を信じないと、何も始まらないと思うようになっていた。
今になって振り返ると、本当に高校生の頃の私は未熟で、人の心をまったく理解してなかったなあと感じる。もちろん今でも、人の心なんて理解できていないが、今よりもさらに未熟であった。

そして、占い師を探しまくる日々を送るようになった私に話は戻る。
もともとスピリチュアルを毛嫌いしていた私だったが、藁にも縋る思いで占いという手段を取った私は、とても驚いた。運が良かったんだと思うが、最初にタロットカード占いを安値でしてくれた知人が、見事にその時の私の状態や状況を言い当てたのだ。
え、そんなことある?と当時の私は思った。でも、たしかにしっかりと当たっていたし、その後、未来の状況まで当たってしまった。

それから、さらに背中を後押ししてくれたのは母の体験談だった。
母は昔、まだ結婚する前に、友人に連れられて本当にたまたまプロの占い師兼霊能者の方と対面したらしい。すると、なんと見事にそのときの状態と状況を言い当てられ、さらには今現在に至るまでの細かい未来も、全部見通されていたのだ。
母も当時は私と同じように、占いやスピリチュアルは信じないタイプだったのだが、現在になって、ふと”あの時の霊能者が言ったことが全て現実に起きている”と気付いて、とてもびっくりしたらしい。
その話を聞いて、私は確信した。本物の霊能者や占い師というのは、実際に存在するんだということだった。

数日後、ついに私は決意を固めて、数名の霊能者の方の元を訪れた。
きちんと文面を印刷した紙を持参して、説明をした。話し始めた時は、私はとても恥ずかしくて、こんなこと言ってる私は頭がおかしいと思われるんじゃないかと不安になった。

しかし、霊能者の方々は皆、少々驚きながら口をそろえて言った。
「あなたとこのお相手は、間違いなくツインレイです」と。

1人目のときは、本当なのか?と疑う気持ちが、正直少しだけあったものの、2人目、3人目となっていくと、次第に確信めいた気持ちが湧いてきた。
「今はまだ信じられないかもしれないが、本物のツインレイです。なかなか出会える人はいないから、本当にすごいことですよ、おめでとう」と非常にレアなケースであることを祝われたりもした。

なんで私が?とか、本当は嘘なのでは?とももちろん思ったが、でも、何のために嘘をつくのかが分からなかったし、なぜプロの方々が全員同じことを言うのか、なぜここまで応援してくれるのかも分からない。信じる気持ちと疑う気持ちが半半だった。

<続く>