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君に伝えたい百の言葉

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あなたに伝えたい言葉が残っている。見失っても、百個積んだ先に何かがあるかもしれない。光を追う者のエッセイ集
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2020年6月の記事一覧

痛い、と身体が教えてくれたこと

先日、「手荒れが3週間くらい治らない」という話をさせてもらった。 右肩上がりに進んでいくわけではないよな〜と思いながら もともと、肌は弱かった。 でも近年は、ゴム手袋を使わないで暮らせる自分にアップデートしたはずなのに またゴム手袋を使わなくちゃいけない日々に逆戻り。なんだか悔しかった。 結果、ゴム手袋をして洗い物をするようになってから、数日で治った。 自分で文字を打ちながら笑ってしまう。 なんだ、そういうこと? そういうことなの? そうだったのね。 自分のなんだかわ

よるべない女

「よるべない」という言葉を教えてくれたのは、夏木マリさんだった。 正確には、当時付き合っていた恋人に勧められた、夏木マリさんのCDだった。 13シャンソンズ 衝撃的なCDだった。 彼が、「夏には夏木マリを聞く」と言っていたので、夏になると今でも思い出したりする。 このCDの1曲目は「私のすべて」という曲で、 「私は、でたらめで気まぐれで生意気で」と散々どうしようもない部分を挙げたあとに 「だけど私は許されるの、それは私が綺麗だから」と言ってのける。 いまだって、自分自身

もう、方言をしゃべれない

最近、「方言でnoteを書く」という記事を、いくつか読ませてもらった。 そしていま現在、Twitterで「#何県民かバレるツイートしろ」というハッシュタグが、トレンドに入っていた。 わたしは、静岡県静岡市の出身で、 静岡市が政令指定都市になったときに、旧清水市が清水区となり、一部地域が駿河区となり、 残り全部が葵区とくくられた。 わたしは、葵区の出身になる。 静岡市が政令指定都市になったのは、わたしが実家を出る、少し前のことだった。 わたしは、故郷の言葉をしゃべれない。

「おまえ、本当に彼氏の好きなものに流されるよな」

「おまえ、本当に彼氏の好きなものに流されるよな」 そんな風に言われたことがある。 6年ほど付き合っていた人と別れた半年後、恋人と呼べるか微妙な男と、同居していたときのことだ。 何を話したときに言われたか覚えてないけれど、同居人の趣味を、わたしが新しく吸収していたときのことだと思う。 昔の恋人は、軽音楽部の先輩だった。 バンドに憧れて軽音楽部に入った、わたしは一般的に言う「クラシックのピアノ弾き」だった。 取り立てて「バンド」というのもが好きなわけではなかったし、詳しくも

「ダンメモ」と過ごした1年間

1年間、がんばってきたと断言できることがある。 それが、スマートフォン向けゲーム ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか~メモリア・フレーゼ~ 通称、「ダンメモ」である。 ダンメモとは 大森藤ノ先生の小説「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」、通称「ダンまち」から派生したスマートフォンゲームで、 「ダンまち」のメインストーリーはもちろん、 アプリ内限定のストーリーをフルボイスで楽しめるという 「ダンまち」ファンとしては、大変にありがたいアプリで

君が、僕を強くする

昨日、【まとめ】5月のピアノ日記(総集編)という記事と、 1ヶ月分のピアノ日記をまとめた動画を公開した。 春先に「ピアノ日記やるなら、YouTubeに載せてみれば?」と言われた。 わたしにはムリだと思ったけど、とりあえずやってみようと思ってYouTubeデビューを果たした。 4月のリモートワークのときは、作業用BGMに大変お世話になり、 「まーわたしにはむりだろうなあ」と思っていた。 1時間とか、3時間とか そんなのできるわけないだろ、と。 だから、ピアノ日記を動画化し

右肩上がらない世界

手荒れがひどい。 確認してみたら、もう3週間くらい引きずっていた。 不調は、右手と口に出る。 ここ何年か、ずっとそう。 自分で激しく思い当たることがあるわけでもなく それでも、何かあると訴えかけてくるのは、右手と口だ。 右手の不調は、一進一退を繰り返している。 昔は、決まったシャンプー以外使えない 他のシャンプーを使うとすぐに手が荒れる、という体質だった。 もちろん、食器を洗うときのゴム手袋は必須。 何年か前からそう言ったことはなくなり、 好きなシャンプーを使うし、

百年後には、誰もいない

百年後。誰もいなくなるかもしれない、ということを 最近、よく考えている。 先日、鷺沢萠さんの「ハング・ルース」の話をした。 わたしのアカウント名に使わせてもらっている、たいせつな 本当に大切な小説。 鷺沢さんは、わたしが高校生のときに亡くなった。 そのわたしはもう三十代となり もうすぐ、鷺沢さんの年齢に追いつく。 この記事を書いたとき、「推しの宣伝」と思い、Amazonのリンクを貼った。 気づいていた。 気づいていたよ。 価格は、1円から それは、「新品の商品がなく

自分の価値を、信じた人

毎朝、Voicyで税理士の大河内先生と、キングコングの西野さんのお話を聞いている。 これが、わたしの目覚めになる。 このあいだ大河内先生が、「クリエイターの値付け」の話をしていた。 詳細についてはこの記事をご確認ください。 そして、わたし自身の値付けについての思いや感覚についての話は後日 大河内先生は「基本的に、値下げはするべきではない」とお話していたけれど (誤解がないように、詳細について気になる方は大河内先生の記事やVoicy、覗いてみてくださいね) 今日は「値下げ

ピアノ日記と、わたし

すごく久々に”お出掛け”してきた。 友達にはたまに会っていたけど、だいたい家まで来てもらっていた。 4月に入ってから電車に乗った数は、片手で数えられるくらい。 友達と”お出掛け”したのは、本当に久し振りだ。 家の外に出て、たくさんのものを見て 10年来の友人と、あまり気を遣わずたくさん話して すごくほっとした。 久々の外出で、すごく疲れたはずなのに なんだかとても、満ち足りた充足感。 そう、帰ってきたら疲れる。 そんなことは最初からわかっていた。 どれだけ充実して、満ち

ひとつが、積み重なってゆくこと

何日か前、あまのさんから追加の写真が届いた。 撮影に出掛けた合間に撮った、風景の写真が数枚。 わたしのnoteの更新が続いているのは、半分くらいあまのさんのおかげだ。 自分で写真を撮るのはうまくないし、 ときには、記事を描くより写真を選ぶのに時間がかかってしまうこともある。 最近、記事の更新本数を少しあげていたので、日に3本投稿すれば、10日で30枚も写真を選ばなくてはいけなくなる… ああ、数にすると気が遠くなってしまう… LINEのアルバムから、あまのさんの写真を選ぶの

「とんちんかん」

「とんちんかんなことだったら、ごめんね」 時折、母にそんなふうに言われる。 母とは、たまに電話をするし 東京に出てくるたびに、休みをとって会うようにしている。 最近は会えていないけど、Facebookのコメント欄で話をしたりする。 わたしのnoteを、たのしみに読んでくれているようだ。 母にはきっと、多大なる影響を受けた。 たぶん、すごく似ている人なんだろうけど、あんまり自覚はない。 わたしがわたしであることも、母のあの性格も存在も、わたしには当たり前過ぎた。 「とん

今日は、サボろう

起きたときに、そう決めた。 よし、今日はサボろう。 どうしても、というほどではないけれど 朝のルーチンに入る気が起きなかった。 日頃のもやもやはまだ爆発していないけれど、導火線が短くなっているような気がする。 今日は、ソファーを居城に過ごす。 ごはんを食べたり(普段は日中そんなに食べない。面倒だし、眠くなるから) アニメを見たり、漫画を読んだりする。 ソファーにいるだけでも、わたしの欲はだいたい満たされる。 そうだ、今日は逃げ回ろう。 ごろごろするのは好きだけど、 気づ

すべての音は、"音楽"になる

本日、新しいコラボ動画を公開しました。 サンプリングをしてくれたのは、親愛なる友人の法水氏! この記事で「ともだち」と言っていたのは、法水さんのことです。 最近、法水さんとゆっくり話す機会があった。 本当に、定期的にうちに寄って、話す機会を設けてくれるので、本当に嬉しい… 出不精だし、おうち大好きだし、来てもらえるの本当に助かる… 法水さんとのコラボ動画は、YouTubeに何本かあげているんだけど 最近、わたしの元に新作が届いていなくて でも、この期間もいろいろな音をサ