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1人では「成功」できない理由

成功法則マニアとして、様々な情報を紹介してきました。

ただ、集めれば集めるほど、「確かに!」とすんなり受け入れられるものと、「マジか!」と理解はしても受け入れがたいものもあります。

本記事では、そんな受け入れがたいよりのものをまとめました。

ちなみに、すんなり紹介できるものは、こちらにまとめていますので、子どもたちに堂々と教えてあげてください。

▼やっぱり一人の力では無理ってこと

かなり前にこんな記事を書きました。

やはり、目的が大きくなればなるほど一人の力で成し遂げることは難しくなります。

そして、歴史に名を残す偉人たちのそばには、必ずと言ってもいいほど、その偉人を輝かせるパートナーの存在があります。

特に、いわゆる「天才」と評価される人は、一般人には理解不能レベルの実力を一般人が素直に受け取ることができるよう調整して発信しなければ、単に「変わり者」という評価で終わってしまったかもしれません。

この記事にも書きましたが、

極端な話、グループやチームを構成するとき、自分と同じ能力に長けた人よりも自分とは違った能力をもった人と組んだ方がいい。

しかし、人間は「自分と同じ」という共通点に惹かれ合う生き物ですから、何と無しに「同じ価値観グループ」をつくってしまいがち。

しかし、役割がかぶったことにより、本来の実力を出し切れないなんて残念な取りこぼしが生まれるのです。

だからこそ、学校では先生が意図的にグループを構成し、その「個」が生きる環境を整えてあげたほうがいい。

大人であれば、グループ構成の権限がある立場の人がいないなんて状況もあるでしょう。そんなときは、自分の実力を見極め「どんな環境であれば自分の実力を発揮して大きな結果を得られるのか」をしっかりと考えてコミットする必要があるのです。

▼人によって力を発揮できる環境は異なる

当然ですが、誰しも向き・不向きがあります。

現在の学校教育が長いこと、「全てのことを平均的に」的な考え方で子どもたちに教育してしまったおかげで、「何でも素早く正確にできることがよし」みたいな価値観があるのですが、この優等生スタイルは、これからの時代にマッチしないでしょう。

それよりも、自分の尖った能力をさらに磨きに磨いて尖らせて、唯一無二の存在になることの方が、自分の理想の人生を歩んでいける確率は上がる。
(もちろん、優等生タイプもその実力を発揮して幸福な人生を送れると実験で確認されていますのであしからず)

僕は尖った人間が大好物なので「もっと尖れ!」、「もっと人と違ったことをしろ!」と教えてしまうのですが、確かに受け入れられずらくなることもありますよね。

だからこそ、「尖った人の実力を解釈して発信する」という能力も大切になってくる。

もっと具体的に言うと、夢を語る「夢想家タイプ」と、その夢を現実的にする「実務家タイプ」が互いの力を出し合った時、現実的な結果を得られるのです。

「2つ1組の魂が絡まり合うところから、社会が生まれ、人生が生まれ、演劇が生まれる」

と、脚本家のトニー・クシュナーさんはオシャレにまとめてくれていますが、人間が活躍する最小単位は2であり、1ではないのです。

もっというと、どんなに素晴らしく価値のあることでも、2人以上になったときに始めてその良さが広く伝わる。ようやく人生という演劇が幕を開けるのです。

▼1人では価値を提供できなかった偉人達

ここまで「1人では何もできないよ。」と主張してきましたが、ちょっと弱気なことを書くと、社会システムが急激に変化している昨今。超絶天才1人とAIペアみたいな組み合わせはチャンスがあるかもしれませんね。

仲間が必要だ!といっても、その仲間が人間じゃないといけない訳ではないので。

そんな夢物語をイメージしつつ、これまでの偉人の話をしましょう。

僕たちが存じ上げている超絶有名人の中にも、「よきパートナーと出会えてよかったね」と声をかけてあげたい人物が星の数ほどいます。

例えば、エジソンさん。

努力の人として紹介され、1日に18時間以上働いたなんて逸話も残っていますが、どうやらエジソンさんも相当な夢想家だったよう。

最初からではないにしろ、新しいアイデアが思いつくと助手たちにあれこれ課題を出して眠り、翌朝しっかりと朝食を食べた後、「私のアイデアは素晴らしいじゃないか!」と満足するみたいな側面もあったらしい。

こつこつ進める実務家であり、壮大なビジョンを語る夢想家でもあったのでしょう。エジソンさんもすごいですが、その夢を現実のものとするために徹夜続きの仕事に耐えた助手たちの働きも讃えてあげたほうがよいでしょう。

続いて登場していただくのはピカソさん。どうやら毎朝の超絶めんどうな儀式があった模様。

ピカソさんは相当なメンヘラで、毎朝ベッドの中で自分の不遇を嘆く時間が小1時間ほどあったらしい。

そんなピカソさんを同居人がひたすらなだめる。

あなたの病気はそれほどひどくないわ…
友達は、みんなあなたのことを愛しているのよ…

そんな献身的なやり取りの結果、最終的に、

「うん。分かった。たぶん、お前の言う通りだろう。」

と、納得して起き上がり、アトリエに向かって昼食後から夜遅くまで仕事をしたのです。
#POWERS OF TWO

とまあこれだけ聞くと、人間って自分の生きる道というか、自分の生かし方を見つけてそこに全振りすることで、人知を超えた成果を残せるんだなぁと思ってしまう。

しかし、忘れてはいけないのは、歴史を変えるような偉人達も一人の人間であり、支えられ適切なサポートを受けたからこそ本来の実力を発揮できたということでしょう。

何も全員が「尖ったアーティスト」にならないといけない訳ではありません。

学校の教室という狭い社会の中にも、どこまで本気か分からないような夢物語を語る夢想家がいるからこそ、おもしろいアイデアが生まれる。

しかし、そのような夢想家は、アイデアを出しても肝心な一歩目を踏み出さないことが往々にしてあるのです。

そこをケアするのが、冷静沈着こつこつタイプの実務家。

実務家の努力によって形になったアイデアから再び刺激を受けた夢想家がビジョンを示す。そんなやりとりの繰り返しにより、夢物語が少しずつ現実になっていくのです。

▼まとめ

本記事では、「人間は違いを発揮するからこそ大きな成果につながるんだよ」という内容をまとめました。

「自分のよさを考え続ける」ことが、自分を生かす道の選択につながります。

ぜひぜひ、自分が生きる環境ってどこかな?と考えると共に、子どもたちにもこの考えをシェアしてあげれてくださいね。



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