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【社長インタビュー 06】 来期にはホールディングス化し、グループとして「事業承継」をより強く打ち出す。そして、やり続けることで唯一無二な自分たちのビジネススタイルを構築していきたい。

インタビュー取材という手法を用いて思考の《 OUT PUT 》をお手伝いするというこの企画。当時はどんな悩みがあり、どのような解決策を用いたか、社長としての履歴をカジュアルなやりとりでまとめていく。

インタビュー前の談笑中、高橋社長がハンドリングする主たる3社それぞれを<色>にイメージしてもらった。
八戸東和薬品・・・<生成り>どんどん新しい絵(ビジョン)を描いていきたいという連想からキャンバスの色が思い浮かんだ。ちなみに薬をイメージする白も浮かび、同系統ながらも迷った末に生成りを選ぶ。
きちみ製麺・・・<群青>製造から販売まで業務が多岐に渡る部分から、単色ではなく入り混じっている色を想像し、なかでも群青をチョイス。磨けば磨くほどより鮮やかな色に仕上がりそうなのも理由のひとつ。ボクとしても青系統がイメージさせるトラディショナルさが創業120年以上のきちみ製麺にマッチしている気がします。
テルメディ(米寿温泉)・・・<うすだいだい>人と人との触れ合い、人を思いやる、人のために、が真っ先に浮かびペールオレンジ、うすだいだい色に。3社の中でも一番直感的に決まった感じでしたね。

ボクはよく、取材対象者に色で例えてもらうことをお願いする。デザイナーやアーティストの抽象的な事案、制作物、思案も、色の例えなら絞り込んで具体的にしてくれる。それがお互いの共通認識になり、インタビューにズレが生まれず、本当に伝えたいこと、言いたいことが見えてくることがある。しかも、取材対象者が例えた色が自身のアルバムジャケットのキーカラーに使われたり、コレクションのテーマカラーになることも。
もしかすると、高橋社長が上記で例えた色が、今後、各社HPのメインカラーや名刺の一部、ユニホームなどに使われていたら、この取材きっかけかもしれません 笑 なんじゃそりゃ!! っっっっというわけで本題に。

八戸東和薬品株式会社  代表取締役 高橋 巧さん
八戸東和薬品株式会社ホームページ → hachinohe-towa.com

ーーー高橋社長とのインタビューもスタートしてから約半年が経ちましたが、その間、取材後に新たに動き出した案件などありましたらこの機会にフォローアップしておきたいと思うのですが。。。

八戸東和薬品、きちみ製麺、テルメディ(米寿温泉)それぞれが直近のゴールに向かってコツコツと進んでいます。作業的に地味なことが多いのですが、「当たり前のことを当たり前にやる」(一回目のインタビュー)というイズムがグループ全体に浸透し、小さな課題ですがひとつひとつクリアにしていますね。
そのひとつ、きちみ製麺のこれまでをまとめておく必要があると思っていたので、note.を活用した社内発信がスタートしました。

100年以上続くきちみ製麺は自社HPにも載せきれていないヒストリーや製造・味へのこだわりがたくさんあります。それで、八戸東和薬品を継いだときに業務の改善、事業の整理整頓(インタビューの二回目、三回目)からはじめたように、きちみ製麺でもその歴史と残すべき情報の整理整頓をはじめました。お客様に知ってもらうことはもちろんですが、この事業を継承する未来の仲間にとって良き資料になればと思っています。

そして現在、ホールディングス化に向けて動いていて、来期中(2024-25年)には設立するつもりです。

ーーー各社の小ネタ? を拾おうと思って質問したつもりだったのでちょっとビックリ!ですね。

先々のことを考え、ホールディングカンパニーを作ったほうがいいと思いましたね。グループファイナンスはじめ経営効率が図れるので、それぞれが事業に専念できる環境にもなりますし。
現状は、八戸東和薬品が基幹になっているのですが、簡単に言うと、薬屋さんなのに何でいろんな事業を展開しているの? というわかりにくさが、多々生じていて、何か事をはじめるにしてもその違和感の解消・説明をしないといけない。なので、シンプルにわかりやすくするためにもホールディングス化が必要だなと。

ーーーそうすると、グループとしての動きも合わせて必要になってきますよね? 具体的に何かはじまっていることがあったら教えてください。

僕たちが何を目的にしている団体か明確にする作業が主となっています。そしてこのプロジェクトで一番大切にしているのは「事業承継」なので、困っている人に寄り添う、情報を集めるためにどういうスタンス、アプローチが必要かを考え、現在のメイン3社からどうすれば5社、6社にしていけるのか、戦略を細かい部分から組み立てている状況です。

正直、自分の考えていることは、周りになかなか伝わらないなと自己分析もしています。世の中の(今の)前提、ビジネスの(今の)前提に対しても覆したい、疑問があってもいいという気持ちがあるし、例えばギターを持ったら何を弾いたっていいという感覚を持っています。だから「事業承継」の軸さえあれば、ジャンルレスで情報を収集したいし、未経験分野でも興味が沸く職種であれば挑戦していきたい。

現在も薬、食、介護と振り幅は広いですが、その一見するとわかりにくい多色感も、やり続けた足跡が唯一無二なスタイルになるんじゃないかと思っています。その自分たちがやり続けることで生まれたスタイル・形こそ「新しいジャンル」になり、それこそ未来に「継ぐもの」になるといいな、と。
既存ビジネスの焼き直し、アレンジなら対外的にわかやすいですが、現状で自分たちを判断されると、何者なんだ?と疑問符がつくのかもしれません。今後、あと2~3社が集まり、ひとひとつ正確に事業承継をつないでいけば、自分たちが本心でやろうとしていることがより理解してもらえるんじゃないかと思っています。そういう社会貢献をしていきたい、です。

ーーー事業内容が「継ぐ」ことがメインなせいか、つい二代、三代と後継に気を取られますが、高橋さんたちがやろうとしていることは初代、先駆者、パイオニアだってことが十分に理解できエネルギーを感じました。
それと同時に歯痒さみたいなのも感じたのですが、、、。

プロジェクトを進めていく中で、対外的な部分につまずくこともありますし、土地柄というところに多少のブレーキを感じることも。東北、青森エリアでは、事業承継の案件自体が思ったより少ない。これが、食品ジャンルで北関東や西日本なら、手掛けられる案件が圧倒的に多いので、自分たちがやろうとしていることがもっとスピーディに形に出来たんじゃないかと、正直思うこともありました。
なので、今は、そういう経験と反省から、より全国で困っている人たちを応援できるようプロジェクトをアップデートしながら、多くの案件とミートポイントが作れるよう取り組んでいます。エリア問わず情報を集めていますので、是非宜しくお願いいたします。

ーーー最後の最後になりますが、今回、社長インタビューに協力して下さってありがとうございます! こんなロングスパンは経験が無かったと思いますが、ご感想を、率直にどうぞ。

一番に思ったのは安心感です。周りの人たちと一緒に頑張り、自分が社長に就任したときより前に進んでいることを実感できたことです。いつでも今が大事と思って仕事をしてきたので、気づけていないことが多く、このインタビューを通して振り返ることができました。そう、付加価値に魅力を感じる人間だと改めてわかりましたし。
10年後にまた読み返すと面白そう。その頃には自分たちのスタイルが確立されていると思いますので、またインタビューお願いします!

6回に渡ってインタビューしてきた中に「八戸の薬屋に何ができるの?」と、言われたことを何度か聞いた。その言葉が多少なり高橋社長にとって原動力になっている気がします。
ひとつひとつの事業承継案件では、異業種感を強く感じてしまうのも理解できるが、高橋社長はその先にある新しいサービスがイメージにある。
そして新しいサービス・スタイルにこそ、薬屋ならではのキメ細かさが必要で、高橋さんの経験が大切なんだと理解しました。
何事も「はじめの人」は誤解だらけで大変だろうけど、将来的にスタンダードなビジネスモデルになるかもしれないと思うとワクワクする。事業承継という言葉が惑わすが、まさにゼロ→イチの挑戦。今後も応援し続けます!

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