フォロワー数=売上ではない
こんにちは。
ハンドメイド作家のnezuです。
ハンドメイド作品の販促のためにSNSを活用されている方も多いと思います。Twitter、Facebook、Instagramなど、新作のお知らせやキャンペーンのお知らせにも便利ですし、特にTwitterでは、誰かがリツイートしてくれれば沢山の方に自分の作品を知ってもらうこともできます。SNSを使っている方の中には、多くの人に情報を伝えるために、フォロワー数を増やそうと思う方も多いと思います。
今日はそんなフォロワー数についてのお話です。
結論:フォロワーは量より質です
ハンドメイド作家さんでTwitterをやっている方なら、もう何となく想像できると思うのですが、フォロワーの中に「実際に作品を買ってくれたお客さま」って何人くらいいますか?
有名なイベント出店をしている方の中には、実際にイベントに来てくれて店頭を見てフォローしてくれた人もたくさんいらっしゃるかもしれませんが、「作家さん同士」でつながっている方が圧倒的に多いですよね。
もし「作家さんと交流すること」が目的であるなら、作家さん同士でフォローし合うことは、決して悪いことではないのですが、もしTwitterをやる目的が「お客さまにお知らせすること」だったり「新規のお客さまを獲得すること」だったら、作家さん同士でフォローし合うことはナンセンスです。
「作家さん同士で買い合ってるからいい」という方もいらっしゃるかもしれませんが、その付き合いはいつまで続けるのでしょうか。よくイベントでも見られる光景ですが、たとえ作品が気に入っていなくても、「○○さんが買ってくれたから、お返しに」と買うんでしょうか。交流するのはいいことです。情報交換もできますから、決して悪いことだとはいいません。
でも、それではいつまで経っても、作家さん同士の交流から抜け出せません。
あなたのフォロワーの中に、お客さまは一体何人でしょう。
作品の販促を目的としているなら、フォロワーは量ではなく質で見なければいけないのです。
プレゼントキャンペーンの目的は?
よく「フォロー&リツイート」でプレゼントキャンペーンに応募というツイートを見かけます。フォロワーを増やしたり、多くの人の目に触れるためには、確かに効果的かもしれません。
あの有名なZOZOタウンの前澤社長も「1億円のお年玉キャンペーン」でフォロワーを何百万人と増やしましたよね。フォロー&リツイートされた方も多かったのではないでしょうか。ええ、私もリツイートしましたから。
でも、あのキャンペーンの結末をご存知でしょうか。
キャンペーンが終わった途端にどんどんフォロワーが離れ、1か月であっという間に100万人のフォロワー減です。
また前澤社長をフォローして、ZOZOタウンのARIGATOメンバーになった方はいらっしゃいますか?たぶん殆どいないんじゃないでしょうか。
でも、1億円の支出で数百万人のフォロワーを獲得したわけですから、フォロワーを増やすという点では成功したのです。この後、前澤社長はフォロワーに向けてアンケートを行ったりしていましたから、フォロワーを増やしたことにはそういう目的もあったのかもしれません。
話は戻って、ハンドメイド作家のプレゼントキャンペーンでどんな方がフォロー&リツイートしているか考えてみましょう。
あなたの作品を買いたい人でしょうか。もしくは、タダで貰いたい人でしょうか。作品には興味がなくただ当選したいだけの人でしょうか。
少なくとも、買いたい人はお金を出せば買えるのですから、たぶんエントリーせずにショップで買っていますよね。ということは、フォローしてくる人がどんな人なのかは、自然とわかってくるはずです。
プレゼントキャンペーンは、どんな目的で行うかをしっかりと考えてから行うことが大前提です。そうでなければ、一時的なフォロワー増にしかなりませんし、買う気のない人にフォローされても売上は増えないのです。
無理やりフォロワーを増やさなくていい
フォロワーが1000人、2000人を超えていても、全然売り上げのない作家さんもいれば、フォロワーが300人か400人くらいしかいないのに超売れっ子の作家さんもいます。
フォロワーは作家さんの戦闘力でもなければ、売上の指標でもありません。数字が増えれば確かに嬉しいですが、キャンペーンや相互フォローなどで無理やりフォロワーを増やす必要はないのです。むしろ、どうやって作品を気に入ってフォローしてくれる人を増やすかがポイントです。
「フォロワー=あなたのファン」になるような、SNS運営をするには、魅力的な写真をいっぱいアップするのもいいでしょうし、頻繁に新作のお知らせをするのもいいでしょう。フォロワーを増やすために、自分のツイートが誰かのツイートのリツイートだらけになっていては魅力半減です。
つまり、いたってシンプルに、いつもやっているようなことを続けていけばいいのです。それを見たくてフォローしてくれる人があなたのファンなのです。
また、せっかくのSNSですから、ちょっとした日常を綴るのもよいでしょう。特に、親近感がわくようなものがいいですよね。正解はありませんから、自分の色が出せるように工夫するのがポイントです。
いかがだったでしょうか。
便利なSNSを使って、お客さまに向けたアピールが効果的にできるといいですね。
今日もご覧くださりありがとうございました。
それではまた次のnoteでお会いしましょう。バイバイ!
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