記事一覧
写真がアートかどうかは何で決まるのか?
写真はアートなのか、そうでないのか、という議論があります。
絵画や彫刻などはゼロから作品を作り上げるからアート。
それに対して、写真というのはあくまでも目の前にあるものを複写するのだからアートではない、という考え方もあります。
ただ、写真芸術ということがあるように、写真はアートなのだという考え方もあります。
ある辞書によると、芸術(アート)とは、特定の材料や様式などによって美を追究、表現しよう
ポートレイトのイロハ・・・その13「モデルさんの決めポーズを撮らされてしまう本当の理由」
あるモデルさんを撮るときに、他の人が撮ったのと同じようなポーズ、表情の写真になってしまうことがありませんか?
SNSなどを見ていると、「ああ、このモデルさんの決めはこのパターンなんだな」と分かるくらい、同じような写真を見つけることができます。
ポートレイト初心者の人は、
「他の人と同じ感じの写真が撮れてなんとなく満足」
「このモデルさんを撮れば、いわゆるポートレイトらしいポートレイトが撮れるか
写真の勉強とは構図を知ったり、カメラの設定を覚えることではありません
写真を学びたいと考えると、構図のことやカメラの設定を知ったりすることだと思う人もいるでしょう。
ですが、それは本当の写真の勉強ではないのです。
写真を学ぶということは、自分の写真と根源的に向き合うということなのです。
分かりやすくいえば、自分はどんな写真を好きだと感じて、どんな写真を撮りたいと思うのかを知ることです。
構図ありき。
カメラの設定、仕上がりありきではないのです。
そんなこと
【無料記事】気の向くままにカメラを向けるだけでもいいじゃないか
写真なんてその人が感じたものを撮ればそれでいいんじゃないかな。
もちろん、写真展で発表したり、SNSを通じて多くの人に写真を見てもらいたいというなら、それは見せることを意識して、被写体を選んだり、構図や色もしっかり考える必要があると思います。
でも、それよりもまずは自分が楽しむことが一番なんだと思っています。
誰に見せるための写真じゃなくて、自分の日々の生活をカメラに収めること。
これってす
ポートレイトのイロハ・・・その12「画面の四隅まで確認しておく」
屋外ポートレイトでも室内でのポートレイトでもアップの写真以外は基本的に背景があります。
この背景についてもしっかりと考えて、撮るときに確認しておきたいものです。
よく、「背景よりも表情重視で撮ってるから」という人がいます。
でも、これって背景か表情かの話ではなく、両立させればよいのです。
背景が悪いけど表情のいい写真。
背景が良いけど表情がいまいちの写真。
この二択ではないのです。
単純に背
見せるを意識する前段階で知っておきたいこと
写真を趣味とする人にとってはSNSなどで写真をアップして他の人に見てもらうということに重きを置いている人も多いでしょう。
せっかく写真を撮るのだから、どうせなら多くの人に見てもらいたい。
そして、いいね!やコメントなどももらいたいと思う気持ちも分かります。
そのためには、ただ撮るだけでなく、写真を見せるということを意識することが大切になります。
ただ自分が気に入ったものを漠然と撮っても、その
ポートレイトのイロハ・・・その11「自分が撮りたいものの方向性を見つける」
ポートレイトってとりあえず人が写っていればジャンルとしては成立します。
モデルさんがにっこりしている顔のアップ。
楽しそうに遊んでいるような全身写真。
独特のポーズを撮った写真。
都会でのポートレイト。
海や山など自然をバックにしたポートレイト。
スタジオでがっつりライティングしたポートレイト。
水着や下着などのグラビアっぽいポートレイト。
どれも人が写っていればポートレイトと呼ばれます。
そ
写真を撮ることを一番の目的としないことの意味
「写真を撮りにいく」
これって写真を趣味としている人にとっては当たり前のことかもしれません。
「カメラを持って●●に写真を撮りに行こう」
「●●が見頃だから写真を撮りに出掛けよう」
というのはごくごく自然なことです。
ですが、ここで注意したいのが、「写真を撮ることを第一目的としない」ということです。
写真を撮りに出掛けたのだから、写真を撮ることを第一目的としないのは矛盾していると思われるかもし
ポートレイトのイロハ・・・その10「コミュニケーションとはイメージを共有すること」
ポートレイト撮影においては「コミュニケーションが大切」と言われます。
では、コミュニケーションとはそもそも何なんでしょう。
コミュニケーションを調べてみると、ラテン語のコミュニスという単語が語源で、これは「共同の、共有の」という意味だそうです。
つまり、コミュニケーションとは、お互いの意思や気持ち、情報を共同、共有することということになるのでしょう。
決しておしゃべりが上手とか、面白い話をし
撮る時に仕上がりを詰めておいた方が良いと思う理由
今どきのカメラはほとんどがRAWデータの記録が可能となっていますし、RAWデータであれば、撮った後からパソコンやカメラ内で色や明るさを変えることができます。
ですので、撮影時にこれからを厳密にしなくても、後からRAWデータを調整することで、思い思いの写真に仕上げることもできます。
ですが、私はあえて撮影時に明るさや色を決めるようにしています。
具体的には、露出、ホワイトバランス、フィルムモードな
ポートレイトのイロハ・・・その9「ポートレイトで連写をしない理由」
ポートレイトを撮るときに連写をする人も結構いるようです。
連写をする意味というのは、決定的瞬間が肉眼では見えない、予測できないような状況でとりあえずいっぱい撮っておけば、当たりが撮れるかもしれない、というものです。
スポーツ写真や鳥写真などでは、連写が一般的なのはこういう理由でしょう。(動きが速すぎて、ベストなタイミングを一発で撮るのは難しすぎる)。
もちろん、ポートレートでも連写が活きる場面
自分の写真を客観視すること
自分が撮る写真がどういう特徴、魅力があるのかということは意外と自分自身では分かりにくいものです。
人の性格とかクセとかと同じで、他人から見ると一目瞭然のことでも、自分自身のことだと気が付きにくかったりしますね。
ですが、自分の写真はどんなものなのか、どんな作風なのか、どんなところが他人から見て良くて、どんな写真は評価されにくいのかということを把握することも大切なのです。
それが分かれば、良い
フレーミング(構図)についてどう考えたらいいのか?
今回はフレーミングについて私なりの考えをお話ししたいと思います。
フレーミングとは、どこからどこまでを写真に収めるかということですね。
日本語では構図と言います。
構図というと、いろいろなセオリーが語られることも多いですね。
三分割構図、黄金分割構図、日の丸構図、S字構図などなど数え上げればキリがないほどいっぱいあります。
では、よいフレーミングというのはこれらの●●構図のセオリーに当てはめる
ポートレイトのイロハ・・・その7「モデルさんの得意な角度から撮り始める」
ポートレイト撮影において、ポーズや表情をカメラマンが指示をするという話をよく聞きます。
もちろん、撮りたいイメージがあって、それに近づけるようにするときや、カメラマン側から見て、素敵に見える(素敵に写る)ポーズ、表情になるように指示をするというのはとても大切なことです。
私自身の話でいえば、身体の角度、顔の向き、表情などについて、「あと1cm、こっち向きで」とか、「目線をあと5度くらい下げめに」
自分の写真が変化するためには何が必要なのか?
写真を撮っていると、「いつも同じような写真で変わり映えしないなあ」などと思うことがあるかもしれません。
写真を撮り始めたすごく初期の頃というのは、撮りたいものも、撮り方も一定せず、結果的に非常に多岐にわたる写真が撮れるものです。
ですので、このような悩みを持つということは、自分の撮る写真に安定感が生まれた証拠と言ってもいいでしょう。
初心者から中級者にステップアップしたということかもしれません