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物語と詩の本棚

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物語や詩にイラストを使ってくださったnoterさんの作品をこちらの本棚に集めました。フォトギャラリーからイラストを選んでいただき、素敵なストーリーをありがとうございました。
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2024年7月の記事一覧

手を繋ぎたい

頭の中で聞こえる声 私にしか聞こえない声 優しい女性と小さな女の子と性別が分からない人 他…

白黒
3か月前
5

短編小説 「ナニカが欲しい」

ウサギのリリーは、小さな青いリボンを耳に結びながら、庭の草むらを跳ね回っていた。夏の日差…

丘の向こうの診療所

生きているのは自分のためだよ 最初はそうやって産まれてきたのさ そのうち大切なもので溢れ…

茶埜子尋子
3か月前
3

便利屋花業 ⒒戦友との語らい 連載恋愛小説

沢口は、なんでもお見通しだ。 「仕事関係で男作るの、珍しいな」 「沢口くん以外にさとられな…

藤家 秋
3か月前
61

【#シロクマ文芸部】海の日を心待ちにしてたのに

海の日を心待ちにしていた僕と彼女。 しかし、あいにくの悪天で海は中止。 せっかくの水着姿が…

夏本番前の静けさ【和歌】

ちゅるりとな いただきました 初素麺 今年も夏が はじまったなぁ 2024.7.6 自宅にて。 「…

にじ
3か月前
28

余白 _ 詩

君がくれたあの言葉 花瓶に差して飾ってた 最初に少し切り落としたな そこが大事な部分だったかな 二人でいる意味だとか 一人に戻る理由とか 僕にはどれもわからないから ただ綺麗だよと答えたよ 花が散って緑が失せて いつの間にか水も替えなくて ただ腐っていくだけのはずが 僕の胸で小さく咲いて 今も鮮やかなあの言葉 今も消せないあの言葉 了

愛なんか、知らない。 最終章⑯愛を知る家

 それからの1か月は、あっという間に過ぎて行った。  今さらだけど、銀行口座を閉じて、別の…

凪
3か月前
8

創作【詩】 さらってゆけ

波が来るとき 悲しみをもってきて 波が引くとき 悲しみをおいてった なぜ? わたしは すでにた…

Meadow(メドウ)
3か月前
10

【連載小説】透明な彼女 vol.14「成仏する?」

ユイが成仏する―― つまりはユイが……いなくなる…… そういうことだ。 8ヶ月も一緒に暮…

ちびひめ
3か月前
18

こころに緩やかな隙間を残して置きたい。。。

こだわる気持ちを そっと手放そうと思う。。。 自分と人は同じところもあるけど 違うところ…

うさぎこころ
4か月前
66

短編”願いごとなんか、ない”【青ブラ文学部】

願いごとなんか、ない。 どうせ叶わないから何も願いたくない。 そう思いながら、さっき手渡…

ミモザ
4か月前
37

透明感

儚くて 無くなってしまいそうで 手の中におさめたのに 指の隙間からいなくなって でもどこか…

ひいらぎ
4か月前
6

編み物はかどる試験明け。/【和歌4首】

あの日から あなた亡きあと 生きてきて わたしはいつも 支えられてた 笑い声 忘れぬ響き あの笑顔 風とともに かえってくるよ 2024.4.22 電車内にて。 タイトル「あの日」 ミスばかり 思い出しては 結果待ち やるこたやった 腹くくろう 2024.6.30 資格試験を終えて。 タイトル「やりきった」 ソファ座り かぎ針毛糸 はかどるよ クーラーかけて もっとはかどる 2024.7.2 自宅にて。 タイトル「はかどる」 おか