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幼稚園受験を考える 〈子育つ日記#3〉
来春には息子が年少クラスに上がります。
私も夫も幼稚園に通っていたので、やっぱり行事ごとなど活動の充実度を考えると、保育園ではなく「幼稚園」に通わせたいということで、昨年から少しずつ情報収集をしてきました。
(↓こんな本があるんです)
幼稚園を考えていると話すと「仕事やめるの?」と聞かれることもありますが、今は給食もあれば夕方まで預かり保育がある幼稚園もあって、受験は必須ですが共働きでも子供に幼稚園の環境を用意することができます(地域差はあると思いますが)。
調べる中で「ここだ!!」と思う幼稚園と出会い、園庭開放や説明会を待ちながら、幼児教室をはじめたりと準備を進めていたのですが、ふと私自身があまり気乗りしていないことに気づきました。
ぱっと思いつく限りの理由は、
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・トイトレを頑張らないといけない
無理なく少しずつ移行したかったけど、受験の条件がおむつ卒業。「早生まれは不利」というやつ。
・保育園を卒業しなければいけない
生後2ヶ月から預けているので息子にとっても私にとっても当たり前の日常の一部で、感情的にはとても後ろ髪引かれる思いなのは事実。
・徒歩数分から25分の送迎へ
遠いので自転車必須。私はもう7年以上乗っていないのでとにかく苦痛。
・仕事時間が純粋に減る
距離も遠くなり預かり時間も早まるので、仕事時間が減り、なんで私だけ?という気持ちになる。
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こんな感じでした。
自分でもあまりしっくり来なくて、もう少し深掘ってみたところ、これらは全部ダミー。本当のところは、
今は夫と分担してスムーズな日常から、
常にお迎えも夕食準備も私が請け負うことへの
精神的、体力的苦痛
でした。
慣れたら「普通」になるのだと思いますが、今とてつもなくスムーズにいっていることを敢えて壊しに行く覚悟って、日常のことだからこそ、そう簡単にはできないなと感じます。
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そんな心境のなか、純粋に息子にとって幼稚園の転園はどうなのだろうということが気になり、腹を決める一助にと立卦しました。
それまではこの問いを立てる気がしなかったのですが、ふいに中庸な気分(=どちらでも良い)になり、純粋に知りたくなりました。
結果は「凶」。
案の定、夫が全く戦力にならず、送迎や行事の負荷が私にかかり、この不安はいつまでも明けない。ただし、決断すれば道は拓ける可能性があるとのことでした。決断の時期は8月、トイトレが完了したり、説明会等に参加して私の心が決まる流れになるのかもしれません。また、一番把握できてよかったことは、この転園が私の独りよがりな価値観の押し付けではなく、純粋に息子のことを思って、そしてそれが息子の幸せにもつながっているいうことでした。
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この一連の葛藤、少し抽象度を上げると、
『子供のためにやりたいと思ったことが、私たち親の負荷や制約につながることもある。そしてこれは今後も幾度となくやってきて、そのたびに私たちは問われることになる。』
ということなんじゃないかと。
この件も然り、「決める」という点では何を拠り所にするのが良いか?なのですが、易(卍易)の哲学にある教えがあり、私はこれを最終的には採用したいと思っています。
悩める時は純粋に自分のエネルギーが上がる選択をする。自分のために徳を積む生き方は喜びが大きく、結果として「望む未来」が確実に実現する。
子供のために親がそのキャパシティを超えて何かを引き受けると、その余波はかならず周りに伝播して、結局は叶えたかったことも叶わずに終わるということなんだと思います。
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