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京都巡り#40 キンモクセイ香る秋の大原と植物園

アオイです。10月2日、大原へ行きました。この京都巡りnoteでは、私は京都の何が好きなのかを言語化することと、私の見た景色を他の人と分かち合うことが主な目的となっております。それではよろしくお願いいたします🐍

大原・三千院までの道のり

京都駅から大原行きのバスに乗った。朝から結構な人が並んでいたが、無事に座れた。京都駅から終点の大原まで1時間は乗る。

今日は朝早い時間に乗るから大丈夫だが、休日の昼間に京都駅から乗ると、たまにバスターミナルからバスが出るまでに時間がかかる。混雑を避けたい人は地下鉄に乗って、終点の国際会館駅からバスに乗ると良い。

バスに揺られている1時間、こんなnoteを約35分で執筆していた。

31日間連続投稿の意思表明である。途切れることはなく無事に終わることができた。興味のある方は、下のマガジンから読むことができる。




1時間かけて、大原に着いた。のどかで最高。初秋の大原に来るのは初めて。

大原と言えばきゅうりだ。そして、紫蘇。


数年前の7月の紫蘇畑


まず最初に、三千院へ向かった。道中も楽しすぎるので、写真が多い。

ここの食べ物屋などには入ったことがないが、見ていて楽しい。



川沿いには花が咲いていた。この花は……?「秋明菊(シュウメイギク)かなぁ?」と思ったら秋海棠(シュウカイドウ)だった。名前が似ている。


朝陽が射し込む川。写り込んでしまった光の五角形(?)が良い。ちなみに、この川は呂川というらしい。初めて知った。

「呂律」の語源を発見した。勉強になる。早押しクイズで出そう。覚えておこう。


見晴台があるそうだ。寄り道しよう。


紫蘇畑がある。今は季節ではないので植わってない。


大原からは、東山も西山も見える。ここが最高スポットか?

東山と西山の見える大原。見晴らしが良くて最高だ。最高なものを見たとき、「最高」の一言しか出ない。語彙力……。
  


見晴台を降りて、元の道に戻る。呂川と輝く青もみじ。あと1ヶ月もすれば紅葉だ。早い。


三千院

寄り道しつつ、ようやく着いた、三千院。


入る前に、壁面秋海棠が見られた。


燦然と輝く、三千院へ……。

入口すぐには、「そうだ、京都行こう」の特大ポスターが貼ってあった。紅葉の三千院の写真だった。写真は光が入ってしまい、上手く撮れなかった。


お茶席!!飲むしかないな。

庭園を眺めながら、お茶をいただく。とても落ち着く……。この庭園は、聚碧園(しゅうへきえん)という名前だ。
周りにいる人の年齢層は高めだった。ファミリーもいた。

そんじょそこらに咲く秋海棠。こんなに咲くものなのか?


三千院といえばここ。庭園だ。有清園(ゆうせいえん)という。何回も来ているのに、今回初めて知った。

重文・往生極楽院。そういえば参拝したことなかったなぁ。入ってみるか。
入ってみて何となく眺めてみたら、三千院の方がひっそりといて、びっくりしてしまった。緊張する……。 


 

しっかしまぁ、良い景色ですよ…………。何度見ても良いと思えてしまう。同じアングルの写真がどんどん増えていく。


あじさい苑。三千院には紫陽花も咲く。以前撮りに行った。

夏のあじさい苑


10月を過ぎているのに尚も咲く紫陽花を発見。



「生きてごらんなさい」

一瞬、「生きててごめんなさい」に見えてしまった。昔、そういうことをよく考えていた時期があったからだろうか。今は全然考えなくなった。むしろ図太いくらいだ。京都巡りもまだ全然制覇できてないのに、死ねるわけがない。「生きてごらんなさい」、良い言葉だ。


これが秋明菊!秋海棠と色も同じだ。


どこかアンニュイな仏像。あなたの名前は?


もしかして、これは萩だろうか?まさか、三千院で萩が見られるとは。


咲き誇る秋明菊。秋!!!


赤い橋の掛かる緑生い茂るこの場所が、三千院の中で1番好き。静寂で、人もおらず、水の流れる音と、木々のざわめき……。それは落ち着きの極み……。


大量に石が積んである。一気に崩したら呪われそう。そんなことはしないけど。


頭の上に何か乗ってるタイプの地蔵。鳥……?


水辺のピンクが美しい。

大原菊というのがあるらしい。へぇ。どんな感じなんだろう?


ここにもフジバカマが!!三千院は植物いっぱいだ。


お香の匂いがする。この香りは山桜。どことなくそんな感じな匂いがした。


三千院を出たら、人もそこそこに増えていた。秋晴れの今日、絶好の観光日和だからだ。

お昼ご飯をどこで食べようか……?近くのお土産屋にお食事処があったので、入ることにした。



よく分からないまま、「生ゆば」を頼むことにした。恥ずかしながら私は、「湯葉」と「湯豆腐」の違いが分かっていなかった。実は湯豆腐かと思いながら注文していた。食に疎すぎる。



実光院

次の目的地は、実光院。そこに行くまでの道中も好きだ。

律川にかかる橋。先程の「呂川・律川」の律川である。この橋も好きなんだよなぁ。

大原には看板がいっぱい立っていて、それを読むのも学べて面白い。


実光院に到着した。見頃の植物も貼り出されていた。有難い。

ここでも抹茶が飲めるが、さっき湯葉そばを食べたのでやめておいた。


人がほとんどいない。ここでも秋海棠が咲いている。

契心園(けいしんえん)を眺めていると、実光院の説明が流れてきた。最後に、お経のような歌のようなものが流れてくる(名前が何かを聴き逃した)。お経って不思議な波長だよなぁ。


旧理覚院(りかくいん)庭園を見て回る。向かいに見える西山が最高すぎ。


紫式部!!どういうわけか私はこれを「花」だと思っていたが、調べたら「実」だった。


キンモクセイだ!!匂いを嗅いだ。いい匂い……。この匂いを嗅がなければ秋が始まらないくらいだ。


赤い実。ウメモドキというそうだ。赤い実はじけた……。


旧理覚院庭園は、そこまで広くはないと思うのに、見応えがある。植物がいっぱい咲いていて、入り組んでいて、楽しい。最高。


勝林院

次は宝泉院に行くつもりだったが、その手前にある勝林院には、一度も入ったことがなかった。いつも素通りして、宝泉院に行っていた。せっかくだから入ってみよう。


大原女の小径。勝林院の手前にあった。大原では度々見かけるこの石像。


本堂でもちょうどお経が流れてきた。不安定な音に聞こえるのに、どこか安心すら覚えるのはどうして。

お経ではなく声明(しょうみょう)というそうだ。説明書きがあった。さっきの実光院で流れていたものも声明だったのか?

五色の糸を持つことができた。糸は阿弥陀如来の指に繋がっている。ソーシャルディスタンス握手みたいだ。確か、大原の寂光院で、平徳子が五色の糸を握って最期を迎えたんだっけ?アニメで得た知識である。


本堂以外にも見所があった。それでは、宝泉院へ向かおう。


宝泉院


紅葉が少し色づいている……。


私はこの場所が好きだ。京都屈指の落ち着きの極みスポットだと思う。雪の日は最高だった。

冬の宝泉院
額縁庭園。本当に絵みたいで……、うっとり。



本日2度目の抹茶。美味しい。血天井を見ながら飲んでいた。そう、ここは血天井スポットでもある。

慶長五年関ヶ原合戦前、徳川の忠臣・鳥居元忠以下数百名が豊臣の大軍と戦い伏見城 中で自刃した。
その武将達の霊をなぐさめ、自刃した床板を天井にして祀り、供養としている。

宝泉院「血天井」


よく見たら足跡や髪の毛の跡があるらしい。どこだろう?
京都には他にも血天井スポットがあり、鷹峯にある源光庵もそうである。実は、今年の秋行くつもりだ。


ここにも秋海棠が!


秋を感じさせる……。


囲炉裏の部屋。いつもここで撮影してしまう。


コスモスが飾られていた。


宝楽園に来た。ここも好きな場所で、写真を撮りまくるスポットだ。


蛇がいる。近くの子供に「もうすぐヘビがうごくってしってる?」と何度か声をかけられた。周りには家族がおらず、私しかいない。どうやら私に声をかけているようだ。とりあえず相槌をうってみた。知らない子供と話すのは始めてだ。子供相手でも緊張する。大人と話すより緊張するかもしれない。

宝楽園を見終わったので出ようとしたら、変な鳴き声が聞こえた。鳥の鳴き声?


カエルだ。結構大きい。


…………!?!?カエル、蛇に捕食されてる!?!?!?!?あれは死に際の鳴き声だったのか…………。ヘビーな自然の摂理に釘付けになって、ひたすら捕食写真を撮った。

というか、京都に蛇がいるんだ。さっきも見たけど。子供が興奮して見知らぬ私に話しかけてくるのも、そりゃ確かだ。誰かに言いたくなってくる。「見て!!!蛇がいる!!!!!」って。



のどかな大原。ツクツクボウシが鳴いていた。10月とは。


「表参道」という文字を見ると、いつも思い出すのは東京の表参道。

写真は撮っていないが、道中に蛇の亡骸があって、そこにハエがむちゃくちゃたかってた。蛇がいすぎじゃない?まあ山だから、いるのか。


大原のバス停に戻ってきた。キンモクセイの良い香りがする。それもそのはず、もっさりと生い茂っているのだ。


バスが来るまでの間、寂光院方面を少し見に行った。オシャレな古民家カフェが何軒かあった。三千院の参道とはまた違う良さ。次はこちらで休憩しようかなぁ。

そして、私はこれからどこへ行く?

京都府立植物園

植物園へ来た。キンモクセイが見頃だということを知り、急遽ここへ。


コスモスは咲き始めだなぁ。


彼岸花。暑さ寒さも彼岸まで。本当か?


この花は、ダリア?



黄色い彼岸花?いや、スイセンか?それともユリ?

ヒガンバナ科だった。

桜が咲いている……?桜には秋咲きのものもある。


カラタチ。聞いたことあるけど、こんな植物なんだ。


レモン。緑だ。


この花、何か好きだ。酔芙蓉(スイフヨウ)というそうだ。アオイ科。私は大きく咲く花が好きなのか?


巨大な稲みたい。イネ科だった。

シオンの花。シオンも初めて見た。


アキギリ。波のような花だ。


生い茂ってたヒョウタンももういない。なぜかヘチマのみ。 


ヒメフヨウ。アオイ科。アオイを名乗っているので、つい撮ってしまう。


カンナ。今回、初めて見る花ばかりだなぁ。


ヒョウタン置き場があった(?)

白い彼岸花もあった。日が当たって、黄色くも見える。綺麗だ……。


紅白曼珠沙華。


秋の七草、フジバカマ。昨日今日と立て続けに見たので、覚えてしまった。


巨大紫陽花の木!?

 

本日のお目当て、キンモクセイ。遠くからでも良い匂いがした。金木犀は低木のイメージだったが、植物園では木だった。匂いを浴びながら撮影した。最高。


近くにギンモクセイもあった。匂いは……あまりしない。ギンモクセイは初めて見た。


こちらにもコスモス。まだまだ見頃でない。


彼岸花に蝶が乗っている。しかし羽をパタパタさせていない。開きっぱなしだ。……もしかして、ここで息絶えている?


ここにもキンモクセイの木。匂いが立ち込めていて、幸せ。今シーズン分の匂いを嗅いだ気がする。


植物園を出て、賀茂川を見る。賀茂川も、どことなく秋の色に染まっていた。

大文字山。比叡山。今年の五山送り火は、雷雨だったなぁ。TV中継で楽しんでいた。



まとめ

大原は私にとって京都最高スポットなので、「最高」というワードが出っぱなしだった。


青もみじが生い茂っていた。秋になると綺麗なんだろうな。

数年前に撮影したものだが、本当に色鮮やかで美しい。


所々置かれている、大原女の小径。今回初めて見つけた。何回も来たことがあるのに。でも春の大原には来たことがない。来年春に行こう。


植物園、これでも写真をかなりカットした。好きな場所であるため、編集にも時間がかかった。本来予定していた投稿日では、間に合わなかった。

年パスの有効期限は、投稿日時点ではもう切れている。来年も買うか、迷いどころだ。


最後に、この日に撮った秋の植物たちを集合させてみた。1日で秋の植物を満喫できた。山と植物園は良い……。




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