見出し画像

自己内省を発信することのすすめ&私の内省方法

アオイです。2022年2月17日、公開Twitterを始めて早半年が経ちました。いつも見てくださっている皆様、ありがとうございます。初めましての方は、初めまして。このnoteでは、私の自己内省の発信の経緯や、私の内省方法などを書いていきます。それではよろしくお願いいたします。


Twitter編

公開Twitterを始めた理由

私は「常に出来事から学びを得て自分のものにする」という生き方がしたい。この先の人生にて起こる良いことも悪いことも受け止めて、どうにか自分のものにしていきたいと思ったからだ。詳しい経緯は、こちらから見ることができる。


既卒就活時に、日々の気付きを得て言語化することの大切さを知って、備忘録を毎日自分のスマホに書き溜めることにしていた。しかし、忙しくなったり疲れたりすると途切れてしまった。また、最初はやる気があったが日を経るごとにつれて「特にない」「忘れた」など、とりあえず書いただけのものが増えていき、内省の質が落ちた。だから質の高い内省を継続させるための環境を作る。誰かの目があれば続けやすいだろう。日々の内省や気付きをツイートしていきたいと思った。

ところで、私は自己表現をするのが好きだ。朝礼のスピーチで1ヶ月も前から構想を練って少なくとも1人を必ず笑わせるようにしたり、学生時代は部室に置いてあった誰でも書き込めるノートに頻繁に書き込んだりして、自分の存在感を示していた。ただし、それは顔の知っている人が見たり聞いたりしているのが前提である。公開Twitterは顔が見えないどころか、会ったことすらない人達だらけだ。正直なところ怖かった。知らない人からいきなり心無いコメントをもらうかもしれないし、何気ないつぶやきで炎上するかもしれない。何より自分の正体を知られたくない。いわゆる身バレを恐れていた。

でも、怖がったり恐れていたりしていては何も始まらないし、私は変われない。身バレといっても、私が生まれてから今までの行動全てを知っている人は、私しかいない。そう自分に言い聞かせ、勇気を出して初めてのツイートをした。

今見たら、気恥しさを感じられる文章だ。ここから毎日内省ツイートをする日々が始まったのだった。


書く時に気をつけていること

まずは、毎日何かしらのツイートを1つでもすることを目標にした。気付きの言語化の習慣をつけていくためだ。内容は何でもいい。仕事の事、転職活動の事、今日あったポジティブな出来事、ふと思い出された過去の事、どこかへ出かけた時の事……、あらゆる出来事に対して何を思ったのかを書いていった。

上のツイートのように、最初のうちは簡単なものでいい。とにかく思ったことを書き出して言語化させていた。ちなみに、文字数にはこだわらなかった。多くても少なくても発信できればそれでいい。

慣れてきたら、出来事を受けてどう思ったのか、どう感じたのかを書いてみる。続けていくと、出来事と感情の関係性が見えてくる。上記ツイートの場合、疲労が溜まるとネガティブになりやすいことが分かった。ではネガティブにならないようにするために、疲れを溜めすぎないようにする、などの対処法を考えることができる。


読む人に伝わる文章で書く。難しすぎる文章にならないように、分かりやすく書く。他の人がいいねやリツイートしやすそうな、1つのツイートで完結する文章を心掛ける。しかし、私はいいねやリツイートの数にはこだわっていない(でも反応をもらえると嬉しい)。以前書いていた備忘録を後に振り返ってみると、何を思ってこんな事を書いたのかが分からない、なんて事がよくあった。だから、他の人でも理解できる文章で書くと、振り返る時に役に立つ。自分のためでもあるのだ。また、140字以内で言いたいことを端的に書く練習にもなり、文章力が鍛えられる。


嬉しいことや悲しいことがあった時に「嬉しい!」「悲しかった……」だけでなく、具体的にどう感じたのか、感情を受けてどういう行動を取ったのかを書くようにした。書くことによって、自分の感情の感じ方が分かるようになる。


ポジティブなだけでなく、ネガティブも書いていく。しかし、愚痴を書くわけではない。私はネガティブな出来事を受け止め、そして学びを得るようにしている。全ての物事から内省をして、学びにしていくのだ。そして、ネガティブな事も受け止めるための練習にもなる。カッコ悪い自分を受け止める、つまり自己受容にも繋がる。ネガティブな事が起こって落ち込むだけで終わらせず、内省をして次に活かしていきたい。

「全世界に公開しているんだから、良いところだけを見せたい」と思う人もいそうだが、私はポジティブのみで構成されたアカウントより、ネガティブツイートもある方が安心する。あくまで私の意見だが、いつもキラキラしていて良いところだけを見せている人に対して、どうしても胡散臭く感じてしまう。時々陰りを見せている方が「この人も私と同じ人間だ」と思えて、親近感を覚えて人間味を感じられるからだ。
注意すべき点は、ただの愚痴にならないように、出来事から学びを得た内容をしっかり書く。以下の2つの投稿は、「朝に白湯を飲もうとするだけで、寝付けなくなった」「明日から仕事だと思うとモヤモヤする」というネガティブな内容だけでは終わらせないように、学びを入れてツイートしている。

 

内省をして言語化していくことで、日々の生活の振り返りもできる。すると、無意識に自分がよくしがちな失敗も把握できて、また同じ失敗をしないために何ができるかを考える機会にもなる。行動して失敗して振り返って成功して振り返って……仮説検証を記録としてどんどん残していく。そして自分が成長していく様子がTwitterで残されていく。投稿を見返すと「自分は頑張ったな」と思えるようになり、自信もついてくる。Twitterでの内省は非常におすすめだ。


公開にする理由

最初に書いた、誰かの目があれば内省が続けやすいという理由以外にも、公開にするメリットはある。

いいねをもらえると嬉しい。いやもう本当に嬉しい。さっき私はいいねの数にこだわっていないと書いたが、やっぱりもらえると嬉しいものだ。一個人の内省を見てくれて共感してくれた人がいると思うと、「こんな考えを持っているのは、私だけじゃないんだぁ……」と感じられる。心強ささえ感じられる。

引用リツイートをすると、引用元の人に見てもらえる。誰かのツイートに共感したら、そこから自分が何を思ったのかを発信できる。引用リツイートをすれば、引用元のアカウントにも通知が行く。そして、その人が拡散してくれたら、内省を多くの人に見てもらえることになるかもしれない。多くの人に見てもらえると、自分の内省に共感してくれる人も出てくるだろう。共感されると嬉しいものだ。


イベントなどの実況・感想ツイートが盛り上がる。非公開で感想を書いても、見るのは自分だけだ。公開にしていると、参加者や主催者からいいねされたりリツイートされたりして多くの人に拡散される。他の人に自分のツイートを見てもらえる良い機会なので、内省のモチベーションも上がる。見てもらえるとなると、しっかりまとめようという気持ちになり、内省の精度も上がる。まとめるとなれば、イベントへの参加姿勢も前のめりになり、学びを得ようとすべく話もしっかり聴けるようになる。良いことばかりだ。


私がTwitterを始めた当初の方針は、とにかく内省が最優先で、次に情報収集、交流は別にいいかな……という感じだった。Twitterに慣れた今は交流が楽しい。だからといって、最初から「交流しなくちゃ」と思う必要はない。別に交流しなくたっていい。私の言う「交流」というのも、常にTwitterで誰かと会話しているわけではない。本の感想を書いて筆者から返信をもらう、引用リツイートをする、たまに自分から誰かの投稿へ返信を書く、ぐらいである。

人と関わることで内省が更に深まるのは事実だ。直接イベントで集まれなかったり、オンラインでも時間が取れなくて参加できなかったりした時も、Twitterなら時間を気にする必要はない。投稿からかなり時間が経ったものでも、反応をもらえる時がある。自分のツイートに返信が来て、新たな価値観を得ることができるかもしれない。自分の頭の中だけで内省をすると、偏った考え方になってしまいがちだ。他人の価値観を知って、自分の内省に取り入れてアップデートしていこう。


公開では書けないこと

とはいえ、どうしても公開Twitterには書けないこともある。収まらない・どうにもならない思いを吐き出すなど、公開Twitterで書くのがはばかられることだってある。そんな時に私はmuuteというアプリを使っている。

ジャーナリングができるアプリだ。感情の記録も付けられる。詳しい説明は上のmuuteのリンクから見ることができる。muuteでとにかく書き出して、出てきたことを読みやすくしてTwitterに投稿する、という事もしている。状況に応じて適宜使い分けて活用している。


note編

Twitterとの使い分け

noteでは、140字では収まらない内省を書くことにしている。書きたい物事について、Twitterで字数限界のツイートを3件以上投稿するならnoteに投稿しよう、というのが私の内省noteを書く目安である。

あらゆる経験で得たものを学びにしていく。転職活動だったり、趣味の京都巡りだったり、Twitterと同じくテーマは何でもいい。自分の書きたい、伝えたいことをとにかく書いていく。特定のテーマに沿ってじっくり長文を書いていけるのが、noteの良いところだ。テーマが見つからない時には、note公式の募集中のテーマについて書けばいい。

当時「わたしのバレンタイン」が募集中のテーマだったので、ジャーナリングの要領で書いてみた。こんな感じで気軽にも投稿できる。もちろんガッツリ長文1万字超えの大作を書いてもいい。長文をじっくり書くのは苦しい時もあるが、それでも私は楽しい。

上のnoteは約14000字である。コツコツと書き溜めていき、半日使って一気に仕上げした。


何を意識して書いているか?

noteを書く時は、Twitterよりも読み手を意識して書いている。「このnoteで何を伝えたいか」をハッキリさせる。例えば、転職活動体験記は「私の感情の移り変わり・考え方の変化をじっくり書く」「(有料のキャリアコーチングを使ったので)これから申し込む方の参考になるように書く」ということを意識して書いた。
何を伝えたいかを明確にすると、書いた文章が必要か不要かが分かってくる。私は「これも書きたい、あれも書きたい、起こったこと全てを書きたい」と色々書いてしまうので、結果何が言いたいのか分からない文章になってしまう。何を伝えたいかを意識すれば思い切って文章をカットできて、他の人も読みやすいスッキリとした文章になる。


しかし、読み手を意識しすぎると自分の書きたいように書けないという問題も起こる。そして書く手が進まなくなる、ということも起こる。私は書きたいことがいっぱいあるのに、「ちゃんと書かないといけない」と思うと書けない現象に陥った。完璧でなくてもいいから、上記のバレンタインの記事のように軽い気持ちで書いて投稿するタイプのnoteを試しに投稿してみたら、書くことへのハードルが下がった。ジャーナリングのように気軽に書くタイプと、しっかりじっくりガッツリ書くタイプと分けて書くのが、今の私にとってちょうど良さそうだ。

内省noteは、モヤモヤした概念的な考えを言語化するために書いている。自分のモヤモヤを解消させ、noteに昇華させることが目的だ。アウトプットにもなるし、一石二鳥だ。そして誰かがこのnoteを読んで、「私はこういうことに悩んでいたのか」と、漠然としたモヤモヤの正体に気付けるようなnoteになってくれると、とても嬉しい。


まとめ

公開Twitter半年記念ということで、私の内省について書いてみました。内省を続けられているのは、他の人に見せるように書いているから、そしてフォロワーの方々や知らない誰かが反応してくださるからです。ありがとうございます。

Twitterを始める時は、1人でもいいので知り合いがいれば始めやすいと私は思います。その人に向けて書くという目標ができるからです。知り合いが全然いない状態で始めるのであれば、自分の興味のあるジャンルの人をフォローすればいいです。私の場合は、キャリア・人生・内省・京都なので、そのジャンルでツイートをしている人をフォローするようにしています。また、公開にしていれば検索経由でもいいねを押してくれる人もいます。自分のジャンル以外のツイートもたまにしてみると、全然知らない人が反応してくれて、ゆるい繋がりができて面白いです。これぞTwitterの醍醐味だと思っております。フォローする時は、自分の内省モチベーションが上がるツイートをしている人がおすすめです。内省を続けるには環境が大事です。Twitterを開くのが楽しみになるようなタイムラインを作ると、他人から情報や学びも得られて楽しいです。


noteも最初は記事を書くだけでしたが、最近では他の人のnoteにスキを押したりやフォローをしたり、少しずつアクティブになってきております。他の人の書いたnoteは面白いです。「この人はどんな価値観を持っているんだろう?」の視点で読んでおります。自分には無い価値観や、自分では言語化できなかったモヤモヤの正体が分かることもあります。勉強になります。有難いです。他の人の違う価値観も「自分とは違う」と即拒絶せずに取り入れて、内省を豊かなものにしていきたいです。

内省は自分のためにしておりますが、顔も知らない誰かの心に響けば私は嬉しい限りです。これからも毎日続けていきます。また、このnoteを読んで「内省を始めてみようかな」という気持ちになってくだされば、この上なく嬉しいことです。喜びます。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。


アオイ

この記事が参加している募集

#noteのつづけ方

38,345件

#noteの書き方

29,114件

サポートは京都で生きる私の血となり肉となります🍚🍖📖🖊