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【読書】フラクタルとかフィボナッチとか

こんな本を読みました。
いきもののカタチ──続・波紋と螺旋とフィボナッチ
多彩なデザインを創り出すシンプルな法則

フィボナッチとあったので思わず手にしたのですが、よく見たら「続」と書いてあり、この本にはフィボナッチは出てきませんでした。が、面白かったです。

何が面白いかというと、蛹になる時に突然出現するカブトムシの角の仕組みだとか、だったらもっと複雑な角のツノゼミはどうなの?とか、単純なパーツを組み立てる”深海のスカイツリー”だとか、魚の模様が変えられる話だとか。

私が特に気に入ったのは、深海のミステリーサークルです。
作った犯人(?)はすぐ見つかったようですが、それを作る過程の仮説と検証が興味深く、そして一度作ったら二度と使わないという潔さ(凄い労力なのに!)が男前でした。

満を持して、続でない方の最初の本を読みます。
波紋と螺旋とフィボナッチ

続編でもっと解明されたことを先に読んでしまったわけですが、それを踏まえても面白かったです。そして、いざフィボナッチが出てくる前に釘付けになってしまいました……螺旋に。

鉱物の成長も、この螺旋で説明できるのですね。

こういう尖った結晶です

ちょうど整形外科のリハビリ待ちに熱中して読んでいて、突然イケメン理学療法士に呼ばれて驚きました。あ~、ドキドキしたわ!(本に)

肝心のフィボナッチはというとですね、世間でまことしやかに「フィボナッチ数列が」とか「黄金比が」とか言っているものにはちょっと気を付けないとね、と思いました。
特にヒマワリを引き合いに出されたら「数えた?フィボナッチ数だった?」と聞いてみましょう。

それにしても植物は凄いですね。確かに、生えてくる葉が重ならないように広げて、光合成を効率良くしたいですものね。それを数式で検証すると全く意味はわからないものの、法則があったとは……。

ダイアモンドで有名な58面のラウンドブリリアントカットは別名トルコウスキーカットと言い、数学者かつ宝石職人のMarcel Tolkowskyが発明しました。
どこから光が入っても中で2回屈折して出ていくという、物凄いカットですが、これも緻密な計算があったのでしょう。

では、螺旋を右回りと左回りと両方数えながら、ロマネスコを食べることにしましょう。

いち、に、さん、し……ん?もう一回

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