見出し画像

昨日の創作物は『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』を読んで浮かびました。まあ、本の内容とは違う話ですけれども。

AIではできない仕事の1位はヨガインストラクターだ、などという話を以前どこかで目にしました。身体の「こんな感じ」がAIにはわからないから、ということでした。

この本にも、AIに代替されるであろう職業、残る職業が載っていて、カウンセラーは残る職業の25位までにランクインしていました。だから安心という本ではありません。

ロボットは東大に入れるか!?というプロジェクトについては何かで知っていました。東大には入れなかったものの、MARCHレベルには達したらしいです。

AIの限界は、自然な日本語が読めないこと。
ただ、東ロボプロジェクトと並行して行った調査では、中学校の教科書の文章が理解できない中高生が多いことがわかったそうです。中学生が中学校の教科書を理解できないならまだしも、高校生が、ですよ。

これでは、AIが得意なことはAIに任せて、AIが苦手な分野を人間が担うどころの話ではありません。読解力がAI並みだったり、サイコロを振った確率よりも(4択なら25%)低かったりでは……。

つまり、テストでは問題文の意味がわからないのだそう(!)です。
例題が載っていましたが、その程度の問題ができないと普通の生活も不便だろうと思います。「学」のつく言葉はとりあえず何でも「がっこう」と読んでおく、という子がいたそうで、もう驚愕です。

ですから、「必ずしもAIが人間の仕事を奪うわけではない」「シンギュラリティは来ない」としつつも、人によってはAIに代替される仕事すらできずに失業しますよ、という非常に怖い話でした。

📚

読解力が落ちていることには気づいています。
何も学生の話だけではないのです。社会人でもそうです。

社内の連絡文書はわかりやすく簡潔に、数人でチェックして発信しているにもかかわらず、書いてあることを聞いてきます。
年末調整の前には、オンラインでの説明会を2回開催しましたが、事前に送った資料をほぼ読んでいるだけですよ?それで「わかりやすかったです」と言われましても、いやいや読んでわかってよと言いたくなります。

チェックを求めて出してきた下書きに「尊守」とあったので
「これ違うんじゃない?ちなみにどうやって変換したの?」
と聞くと、やはり「そんしゅ」と読んでいました。遵守ですね。

調べてるように言ってはじめて調べて
「どうりで変換できないと思いました……」
変換できなかったら、間違っているのかな?と調べないのです。
本は読んでいると言うのですが、テキトーに読んでいると解釈も違ってしまうかもしれませんね。

友人は、その友達が教育実習で行った高校の教科書に全部カナが振ってあった、と聞いて驚いたと言っていました。
「難しい単語に、でしょ?」
「いやそれが、「土」とか「私」とかなんですって!」

当時は「マニュアルがないからできません」というマニュアル族全盛時代。「マニュアルが(カナが振られていなくて)読めないからできません」
という日が近々来るんだね、と苦い顔をしながら話した記憶があります。

「本は読まない」「活字は苦手」という人で賢いなと思う人は、私の周りでは見たことがありません。やはりよくモノを知っているなという人は、本や新聞を読んでいますし、自分の頭で考える力があります。

📚

AIを上手く使いこなせるように、人間が得意なことを鍛えたいものです。
(noteは向いているかも?)
大人になってからでも、読解力は上げられるそうですよ。

#AI #シンギュラリティ #読解力 #読書 #読書記録 #読書感想文 #毎日note #日記 #エッセイ #スキしてみて

スキ、コメント、シェアも大歓迎! いただいたサポートは、カウンセリングルームを開く際の資金にします!